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パッチギ!

[パッチギ]
2004年上映時間:119分
平均点:6.76 / 10(Review 201人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-01-22)
ドラマシリーズもの青春もの音楽ものロマンス
新規登録(2004-11-03)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2022-03-31)【イニシャルK】さん
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監督井筒和幸
助監督武正晴
小林聖太郎(監督助手)
吉田康弘[監督](監督助手)
滝本憲吾(監督助手)
演出秋永政之(擬斗)
キャスト塩谷瞬(男優)松山康介
高岡蒼佑(男優)リ・アンソン
沢尻エリカ(女優)リ・キョンジャ
楊原京子(女優)桃子
尾上寛之(男優)チェドキ
真木よう子(女優)チョン・ガンジャ
小出恵介(男優)吉田紀男
波岡一喜(男優)モトキ・バンホー
オダギリジョー(男優)坂崎
光石研(男優)布川先生
加瀬亮(男優)野口ヒデト
ニキータ(女優)ナターシャ
木下ほうか(男優)ボンファ
徳井優(男優)大西の父
笑福亭松之助(男優)団子屋
笹野高史(男優)チェドキの伯父
余貴美子(女優)康介の母・さなえ
大友康平(男優)ラジオのディレクター・大友
前田吟(男優)モトキの父
江口のりこ(女優)ヘヨン(キョンジャの友達)
ちすん(女優)シルサ(キョンジャの友達)
キムラ緑子(女優)アンソンとキョンジャの母
ケンドーコバヤシ(男優)東高空手部・大西
桐谷健太(男優)近藤(大西の子分)
出口哲也(男優)安部(大西の子分)
平松豊(男優)滝本くん
趙民和(男優)キム・イル(金・太郎)
坂口拓(男優)大阪ホープ会のリーダー
長原成樹(男優)アル中のおじさん
ぼんちおさむ(男優)ボーリング場の支配人
松澤一之(男優)ラジオのプロデューサー・椿
小市慢太郎(男優)楽器屋の店主
林英世(女優)チェドキオモニ
岩崎敦子(女優)アンソンの叔母さん
加藤小夜子(女優)チェドキの叔母さん
土平ドンペイ(男優)ホープ会2
奥道志音(女優)カヤ(ガンジャの妹)
及川以造(男優)救急隊の隊長
北島義明(男優)救急隊員
日向丈(男優)全学連の男
谷口高史(男優)
原作松山猛原案「少年Mのイムジン河」(木楽舎刊)
脚本井筒和幸
羽原大介
木田紀生(脚本協力)
音楽加藤和彦
作詞星野哲郎「アンコ椿は恋の花」
サトウ・ハチロー「悲しくてやりきれない」
北山修「あの素晴らしい愛をもう一度」
松山猛「イムジン河」(日本語訳詞)
橋本淳(作詞家)「ダンシングセブンティーン」/「スワンの涙」
作曲加藤和彦「あの素晴らしい愛をもう一度」/「悲しくてやりきれない」/「イムジン河」(補作曲)
市川昭介「アンコ椿は恋の花」
編曲加藤和彦「あの素晴らしい愛をもう一度」
服部克久「あの素晴らしい愛をもう一度」(弦編曲)
主題歌ザ・フォーク・クルセダーズ「イムジン河」/エンディング・テーマ「あの素晴らしい愛をもう一度」
挿入曲ザ・フォーク・クルセダーズ「悲しくてやりきれない」
オダギリジョー「悲しくてやりきれない」(歌)
オックス「ダンシングセブンティーン」/「スワンの涙」
都はるみ「アンコ椿は恋の花」
加藤和彦「悲しくてやりきれない」(ギター演奏)
撮影山本英夫〔撮影〕
木村信也(撮影助手)
製作李鳳宇
川崎代治
細野義朗
石川富康
川島晴男
ハピネット・ピクチャーズ
S・D・P(スターダストピクチャーズ)
シネカノン
企画シネカノン
プロデューサー李鳳宇(エグゼクティブ・プロデューサー)
祷映(ラインプロデューサー)
石原仁美
制作杉原奈実(制作担当)
シネカノン
配給シネカノン
特撮ビル横山(ガンエフェクト)
岸浦秀一(特殊効果/操演)
美術金田克美
松井祐一(特殊造形)
ヘアメイク下田かおり
編集冨田伸子
録音白取貢
北田雅也(音響効果)
照明高村智
字幕翻訳根本理恵(字幕)
その他坂崎幸之助(協力)
金田敬(協力)
都はるみ(協力)
東京現像所(協力会社)
角川映画(資料協力「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」(1968年)/「悪名十八番」(1968年))
読売テレビ(映像協力)
あらすじ
1968年、京都。東高校の二年生、康介はある日出会った朝鮮高校の女子キョンジャに一目惚れしてしまう。しかし東高と朝鮮高校の生徒は常日頃対立・衝突を繰り返し、キョンジャは朝鮮高校の番長アンソンの妹だったのだ。康介は彼女の気を引く為朝鮮語を学び、また彼女が学校で演奏していた曲が「イムジン河」であることを知り、ギターを手にして練習に没頭する。ある日意を決してキョンジャをコンサートに誘った所「私たちのコンサートに来る?」と逆に誘われるのだが・・・。
ネタバレは禁止していませんので
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101.オックスの失神騒動で始まって、ひょうひょうと変身していくオダギリジョーなど、当時の風俗回顧的楽しみがあった。「かわいそうな被害者」としてマイノリティを描くまい、という意志が感じられ、彼らは“なんじゃこらっ”と踏ん張っている。しかしこれも別の「型」になってしまってはいなかったか。キムラ緑子の、特別な見せ場を与えられていない存在感のほうが印象深かった。鴨川がイムジン河となり、争う二派がなにやら祭りをやっているようなニギワイを見せる乱闘の場。看護婦・真木よう子の跳び蹴りがよい。あとギャグとして好きなのは、ラジオ局でディレクターが上司をつまみ出し、血を流しながら戻ってきて「話はついた」とニコニコ笑ってるとこ。
なんのかんのさん [DVD(邦画)] 6点(2013-09-23 09:51:03)
100.テーマはわかるけど、内容がそこまで踏み込めてない。それぞれのエピソードに加えエネルギー溢れる映像でラストまでいく力は良い。
nojiさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-08-23 23:29:31)
99.《ネタバレ》 個人的に(自分が生まれた頃にあたる)昭和40年代の粗野でありながら活気あふれる日本の雰囲気が好きなのだが、本作は画面全体からこの昭和のエネルギーがしっかり伝わってきた。話自体は「壁」を乗り越えて恋が成就するという、よくある青春ラブストーリーなのだが、本作の場合「民族」という邦画ではあまり取り上げられなかった「壁」を題材にした点がユニークといえる。「パッチギ」とは朝鮮語で「突き抜ける、乗り越える」という意味もあるそうだが、まさしく本作は主人公がその民族の壁を突き抜け、乗り越えていく心の葛藤と変遷を「イムジン河」といった往時のフォークソングに乗せて印象的に描く構成がなかなか秀逸。全編を通しバイオレンスシーンが多いわりには、誰も憎めないユーモラスなキャラクター設定と基本的にハッピーエンドなので、不思議と明るく爽やかな余韻を残す。本作で語られる「歴史」そのものに違和感を感じる人もいると思うが、誤解や曲解そのものを糾弾することよりも、その影響を受けた人間の心情に思いを馳せることができれば、人と人の間に立ちふさがる様々な「壁」を「パッチギ」ることができるのではないか、というメッセージが鑑賞後の爽快感に繋がっているのだろう。加えて本作はキャスティングの良さも光っており、その意味でも見応えのある作品となっている。
田吾作さん [インターネット(字幕)] 7点(2013-07-22 00:00:05)
98.葬儀、喧嘩(弔い合戦)、出産、音楽コンクール(ラジオ番組)、
といった縦糸を平行に描きつつ、
ラストの誕生と恋愛の成就にまでもってゆく、盛り上げ方が
オーソドックスな映画的手法として完全に嵌まっていて
爽快だった。イムジン河という楽曲に相当にたよっている
局面が多数あったが、自分はこの曲むかしから好きだったので
大丈夫だったけど、設定含め深く拒絶する向きにはNGなのかも
と…
かれくさん [DVD(邦画)] 7点(2013-06-30 11:08:22)
97.基本的には面白い映画。
暴力表現も別に殺し合いするわけでも無し、リアリティがあったので皆引いたんで監督の狙い通りだろう。
出演者もみんな生き生きと演技していて、パワーを感じた。
ただしやっぱり歪曲してる部分はあって、しかも感動的な場面でやられると涙も引くってもんだ。
しょうもない映画なら大幅減点だけど、これだけのもんなんで-1にとどめておく。
たんたかたんさん [DVD(邦画)] 7点(2013-02-27 21:08:58)
96.塩谷瞬、高岡蒼佑、沢尻エリカ…どうなってるんよ、パッチギ。内容はやや思想的に不快な感じもありつつだが、ストーリーはまあまあ。
なこちんさん [DVD(邦画)] 5点(2012-05-26 23:56:32)
95.《ネタバレ》 握りこぶしであちこちゴツゴツ叩く。素朴で愚直で、後ろ向きでなく、幸福であるための覚悟がわかりやすく、魅力的でした。だいいち登場人物が生き生きと、変に屈折してないのがいいよね。映画でなければならない理由が確かにここにはあるのだが、ただ楽曲「イムジン河」へのこだわりは、シンボリックではあるが少々説得力を欠き、ストーリー展開の小道具としての印象に終わった。
ねこひばちさん [DVD(邦画)] 8点(2011-05-20 18:41:34)
94.《ネタバレ》 出演者が皆パワーがあって、熱い映画。

色々考えさせられるテーマですが、サクッと観れて面白かったです。

仲良くなれたチェドキのお通夜で伯父にどやされた時は、本当に『悲しくてやりきれない』想いにさせられた。

そして『イムジン河』を唄う時には、南も北もない・・・朝鮮人や日本人という隔たりもないという想いになり、ジーンとさせられました。

アンソンが、新しい生命を抱きかかえた時には、涙・涙・涙。

笑いどころの『あなたの犬が食べたいです』とラストの『二人で一緒にヤリたいです』もツボでしたし、涙あり笑いありの傑作でした。


ぐうたらパパさん [DVD(邦画)] 8点(2011-01-17 13:58:39)
93.《ネタバレ》 ザ・青春。「私はあなたの犬を食べたい」このくだり、傑作です。久々に思いだし笑いするくらいいいシーン。朝鮮との関係とか、すっごく複雑な気持ちにもなったけれど、チェドキと康介がツレになろうと言ってるところは、なんだか単純に嬉しかった。出演者の表情とか、ずっとすっごいよかった。あと、ズボンおろすシーンももう一回見よう。楽しくなっちゃうな。
鉄男さん [地上波(邦画)] 8点(2010-06-16 22:55:02)
92.エネルギッシュだ。誇張されたようにも見えるかも知れない乱闘などのシーンは、実は結構抑えられた表現だと思う。(身近に良く似た環境があった人には良くわかると思う。)それはさておき、歴史的問題・恋愛・音楽・若者の暴走・・・等を上手くブレンドして一つにまとめた点はすばらしい。先入観で好き嫌いが別れそうな作品でもあるだろうが、逆に先入観が取り除かれた人も多いはず。なんにせよ、このようなテーマにチャレンジした作品がもっと出ても良いのではないだろうか。
円軌道の幅さん [DVD(邦画)] 7点(2010-03-23 22:58:02)
91.けっこうおもしろかったです。さくっと見てしまいました。
シトロエンさん [地上波(邦画)] 7点(2010-01-31 17:32:28)
90.このタイプ(所謂、ロミオとジュリエット系)の作品としては非常にオーソドックスです。それゆえに非常に理解し易い作品です。分かり合えない象徴としてアンソン達と東高校のチンピラ、分かり合える象徴として康介とキョンジャがいる。最も良かった点は、対立したグループを和解させるスイッチとして康介の唄うイムジン河を持ってこなかった事。彼が唄おうが何をしようが戦争は止まりません。人種問題は決して簡単に解決出来ないからです。でも分かり合える人がいる事も事実、戦争が無くなる事を望んでいる人がいる事も事実、互いを必要としている人がいる事も事実です。和解する事など不可能(それはどんなコミュニティーでも無理)だけれど、それでも互いに歩み寄る必要がある。それを井筒監督は分り易く描いてくれた。良作だと思います。
民朗さん [地上波(邦画)] 8点(2010-01-27 11:13:23)
89.《ネタバレ》 ◇たとえばアメリカ人監督が撮った「日本人が原爆・アメリカを非難する映画」を、日本人が見たら”ホントに分かってんの?”と言いそうな気がする・・・、というようなことを思いながら鑑賞しました。
◇映画自体は結構楽しめました。真木ようこさんがキレイでしたね。
ハクリキコさん [DVD(邦画)] 6点(2009-11-29 22:00:25)
88.《ネタバレ》  井筒さんの言動がどうかと思われることが多いんで、ちょっと引き気味に見たんですけど、案外と正統派のラブストーリーに一応は出来上がっていて、それなりに楽しめたし、
後味も悪くなかったです。やっぱり純情なエリカ様の魅力は最高ですw。
敵対する二つの側に属する恋人同士ってテーマは古典的で、なおかつ魅力的ですよね。

ただ、商業映画で露骨な政治的メッセージを詰め込むってのは、ある意味監督として自殺行為だと思うし、なおかつそのメッセージを映像ではなくて登場人物に語らせること自体、映画監督の能力疑います。

あと、誰でもどんな中立的な立場から見てもはっきり嘘だとわかる嘘をついちゃまずいって。
「日本が植民地化したせいで、朝鮮は二つの国に分かれた」って、どこからそんな言いがかりが出てくるやら。
 日本が降伏した時点で韓国は分裂してませんでした。分裂したのは、ソ連が一方的に中立条約をやぶり韓国まで攻めてきて北半分を占領し、そこに傀儡政権を立てたから。
これが、単純なる歴史的事実。もし、ソ連と金日成一派が攻めてこなければ、韓国全土はアメリカに占領され、そのまま平和裏に統一した独立国家になっていたはずです。

悪くない題材なんだけど、作った監督がわるかったんかな。
モンタギュー家だけを悪者に描いたら、ロミオとジュリエットは名作にならなかったと思われ。
平成22年8月23日追記 
廉価版でDVDを購入したので、監督達のオーディオコメンタリーを聞きながら鑑賞しました。
邦画でありながら、日本でない、あるアジアの一国の人々の視点や受けのみを重視する監督って、どうなんでしょう。この人がこれからも邦画の映画監督として生きていくつもりなら、もう少し、自分は何者であり、どういう人たちを対象に映画を作ってるか意識したほうがいいんじゃないかな

2024年10/29 久々にって、10年以上か、ほとんど捨てる前のラスト一回ぐらいの気持ちで鑑賞。
やっぱり若い頃に頭が固まって、それに反する情報を一切受け付けなくなった人間は、どうしようもないねえ、この監督。
上記に付け加えるならば、冒頭近くで前世紀最大の殺戮者の一人(自分的は、ヒトラーやスターリンより上)の毛沢東を、崇め奉る高校教師を無批判で登場させ、その思想を代弁させる。
もう、この時点でこの映画 くそなんだが。(別に監督がその思想を代弁してるわけではないと言われそうだが、同じことをヒトラーとナチズムで許されるか考えてみればわかると思う)
というわけで、予定通り廃棄できればいいんだが・・・・
おぼこい感じの沢尻エリカが実にいい・・・・・ あんな娘がいたら自分だって国籍を超えてと思わせる説得力はある。
ということで、何回も捨てようと思ったDVDをまた保持するはめに。
rhforeverさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-11-23 10:54:06)
87.●朝鮮人と日本人にも友情が芽生えて、でも、やっぱり過去の両国の歴史でわだかまりがあって、それでも、友情も愛情も芽生えて、というまあいいお話。
●強制連行なんかなかった!とかそういうことは考えて見ない方がいい。
●イムジン河はいい歌だと思うけど、日本朝鮮の友情物語に、南北分断の歌がテーマ曲になるというのにちと違和感を感じなくもなかった。
●ケンカシーンが多いんだけど、学校同士の抗争とか、そういうのってこの話に必要?
椎名みかんさん [DVD(邦画)] 6点(2009-09-06 22:04:21)
86.《ネタバレ》 私は朝鮮半島と日本の歴史にうとく、作中のあのおじいさんの言葉のどれが事実で、どれが誤った歴史認識になるのか分かりません。ただそれが事実なのかどうかは、私はそれ程大事な事だとは思いません。事実と異なっているからといって、あのおじいさんの悲しみが癒えることはないからです。むしろそれを是認してしまったら、日本に原爆が落とされたから、太平洋戦争を終わらせることができた、というアメリカの主張を受け入れざるを得なくはなりませんか?
ポイントは亡くなったチェドキの友人として、キョンジャが好きだという男の子として、彼らの仲間と兄弟杯を交わした者として、それでもおまえらにいてほしゅうない、出て行って下さい、と言われてしまい、葬式の席から立ち去る康介、彼に何を思うかそれだけです。このあと康介は鴨川の欄干で泣きながらギターを叩きつけ、投げ捨て、それが自分と彼らにとってある意味では何の助けにもならないという事を私達に訴えます。
朝鮮半島では他人がひいた線の為に、イムジン河の北と南で同じ民族が争わねばならない。ベトナムでは愚かな戦争が行われ、現代になっても国を変え戦争は続いている。黒人たちは人種差別に苦しみ、核や科学兵器にさらされた人たちは死と病の恐怖に直面しています。
でも結局康介にできたのはギターを叩き壊すという暴力でした。たとえそれが誰に向けられたものでもないにせよ、暴力には暴力での呪わしい鎖を断ち切れたわけではない。そう思うとやりきれません。
 康介はこの暴力まみれの映画の中で一貫して暴力とは無縁の存在です。それは多分この映画を見る人たちに近いものとして設定されているからでしょう。その康介が初めてふるった暴力が、だからこそ私たちの心を揺さぶる、とも考えられます。戦争には戦争を、暴力には暴力をは、ある意味では真実だと思います。鴨川の決戦は両者痛み分けとして決着がつきました。暴力といっても、中性子爆弾を落とすだけが暴力ではない。人の心を揺さぶり動かす力、それもまた暴力の一つの側面だからです。
 しかしここまで書いといて何ですがこの映画そのものには賛成しかねるんです私。特にラスト。子産まれたらそれでいいんかーいと思う。子が生まれて始まるぢごくもあります、よねえ。みんな多かれ少なかれ、生まれてきたことに悩み傷付き生きているわけですから。
towaさん [地上波(邦画)] 3点(2009-07-19 17:35:18)
85.《ネタバレ》 全体を通してはかなり良かったんやけど、監督の色というか関西のしょうもないノリが強すぎて評価が下がりました。ただ、おさえてる所はきっちりおさえてるのでお葬式のシーンでは思わず号泣してしまいました。
アフロさん [DVD(邦画)] 8点(2009-06-20 03:56:10)
84.いい映画でした。沢尻エリカの純真さは素晴らしかったです。暴力シーンは監督の趣味なんで仕方ないかもしれないけど、そこまでやる必要があるか疑問でした。
朝鮮やら何やら関係なく素晴らしいラブストーリーです。
Balrogさん [DVD(邦画)] 6点(2009-06-03 00:50:22)
83.《ネタバレ》 パワー溢れて活気のある映画。俳優が活き活きと演技しているのがいい。監督が上手に乗せるのだろう。監督の美徳である。一方で暴力シーンの連続には辟易。冒頭オックスがヘタな演奏を聞かせるが、これは実在のバンド。何か恨みがあるのだろうか。映画の原作は松山猛で「イムジン河」の訳詞者。「誰が祖国をふたつに分けてしまったの」など原詞には無い勝手(過激)な訳をつけたために発売中止に。そこをフォローするためか原詞で削られた「共同農場の稲、波の上で踊る」の部分が語られている。朝鮮人が松山猛訳をどう思っているのか知りたいところ。危惧するところでもあります。例えば朝鮮人が広島の原爆の悲劇を歌にするようなものか。沢尻は日本人と仏人のハーフ。在日朝鮮人を演じていいのだろうか。いがみあう日本人と在日の間に風穴をあけたのが歌。主人公は歌で仲間に入れたし、ラジオで熱唱して恋人の親族に気持ちが伝わった。ラストは河での喧嘩と出産とフォークコンテストが三つ巴の同時進行。感動するシーンだ。特に主人公がギターを叩き割るところがよい。普段感情を露わにしないキャラなので驚いた。注文もある。ラジオのディレクターに暴力を使わせたこと。ここは誠意で上司の心を動かすのでなければならない。暴力では解決にならない。当時「イムジン河」は放送自粛で歌えないので、本来は別の歌を予定していたが、急遽「イムジン河」を歌わせてくれとお願いするような展開なら無理がなかった。出産も父親がそのことをどう思っていたのか全く触れられていなかった。父親としての自覚を持つにしては唐突すぎるのだ。ところで在日と日本人がどうして喧嘩するのか描かれていない。兄や親の代からの惰性でそうなっているのだろう。在日への差別もあまりなく、ただ在日の貧しさが描かれていた。棺を前にして老人が主人公に怒鳴り、虐げられてきた経験と怒りを吐露する。監督の最も言いたい部分でしょう。素直に拝聴しておきます。
よしのぶさん [DVD(邦画)] 7点(2009-05-07 10:52:42)
82.《ネタバレ》 映画自体は大変楽しかったと思う。フォーククルセダーズのヒット曲は好きだからずる賢い使い方には「なんて汚いやり口だ、最低な野郎だ。良くやった」と妙に素直に感心してしまった。
内容自体が楽しめて色々な思いがあるんだな、とちょっと良い気分にさせてくれるのは良い。

でも終始違和感を感じてしまうのは、住んでいる、というだけでここまでやって良いという境界線を軽く超えているような気がするのだけれど、余所の国の人から見たら主張の意味がよく分からないけどなんか感動した、という評価になるのだろうか。

主張に関してはどうしても受け入れることができないというか、なんかおかしい様な気がする。普段この手の話題のことはどうでも良いので特に考えないが、そのせいで何がおかしいかというような具体的なことは何ともいえない。

どういう理由があって、どういう権利があるとよその国でこんなに意味不明な主張がまかり通るのだろうか。日本以外でこういうことすると逮捕されたり下手すると撃たれないか?映画の技法で鑑賞中全然そういうことに気が行かない。そういう意味だとすごい技量だ。でも物語としては毒だと思う。

結局良い気分は長く続かない。
黒猫クックさん [ビデオ(邦画)] 4点(2009-05-01 13:32:46)
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【点数情報】

Review人数 201人
平均点数 6.76点
083.98%
121.00%
241.99%
383.98%
494.48%
52110.45%
62612.94%
73115.42%
84019.90%
93014.93%
102210.95%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.82点 Review23人
2 ストーリー評価 6.25点 Review32人
3 鑑賞後の後味 6.22点 Review31人
4 音楽評価 7.73点 Review30人
5 感泣評価 6.44点 Review27人
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