60.《ネタバレ》 見ていて胸が痛くなった。日本で平和に暮らす自分にはこのような事実を本質的には理解できないであろう。でもいろんな人に見て欲しい作品。 【フッと猿死体】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-09-17 08:07:05) |
59.《ネタバレ》 映画の出来については最高です。無駄なシーンもなく、終わりの歌もとてもよかったと思います。ただ、多くの方が指摘している通り、この話は「実話を基にした社会派映画」からではなく、「現実に起きている事件」として報道されるべきだと感じました。でも、毎日消費されて忘れられて行くニュースの中より、映画の方がより強く訴えられるのなら少しはましなのかもしれない、と思いました。 【HOPUKO】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-09-10 17:10:27) |
58.難しい話は抜きにしても、 実際に起きたジェノサイド、そこで生きた人たちを映画を通して見れると同時に、 ポール・ルセサバギナという人を知る事が出来た事は、 個人として、今まで映画を見てきていて良かったと思いました。 誰かを本当に愛する強さが、どれほど人を強くし、 世界すら手の届かない「人」が行う最悪な虐殺行為の中でも正しい事を見極め、 実行する勇気を持つのも、また「人」なのだと教えてくれる素晴らしい映画です。 【sirou92】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-08-28 17:37:42) |
57.この真実を伝えたいという想いが、一瞬も途切れることなく画面から伝わってくる作品。演出・脚本その他のどんなことよりも、メッセージが、胸に突き刺さるくらいストレートに伝わっくる作品。起こってしまった事に対して時計の針を戻す事は出来ない。けれども、せめて、大切な人を大事に思う、そんな当たり前の事から始める事が出来ればと思う。「(ルワンダの映像を観て)みんな、『怖いね』と言ってディナーを続ける」・・・頭を殴られたような、重い重い衝撃を受ける一言だった。 【wood】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-08-05 10:19:07) |
56.部族の争いがもとで隣人が死んで行く、八方塞がりの絶望的な状況。端から見れば遠い国での出来事ですが、画面を通して伝わってくる「何か」が勉強になりました。主人公の支配人は劇中のやり取りを察するに、決してヒーローではないのだろうけど、それもまた人間臭いです。 【ライヒマン】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-07-08 22:26:29) |
55.主人公のポールは英雄ではない。ホテルの支配人としては、こういう支配人のいるホテルは居心地がいいだろうな、と思うけど特別ではない。人々を救うために立ち上がったわけでもないし、正義感にかられたわけでもない。大切なのは家族と、あとは、家族が大切に思う人たち。目の前で、殺されたり痛めつけられる人を見ても、目をふさいでいたことも多い。だけど、目の前で鉈をふりかざされたとき、折り重なる死体を見たとき、襲ってくる民兵を見たとき、ポールのようにふるまえる人がどれだけいるのだろうか。自分は、逃げ出さずにいられるだろうか。 【mogu】さん [DVD(吹替)] 8点(2007-06-26 00:44:45) |
【miso】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-06-06 20:41:54) |
【k】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-15 08:16:53) |
52.《ネタバレ》 以前、ルワンダへの旅行を予定していて、行かないままに内紛が起きました。当時、色々なニュースで取り上げられていたので、色々と調べましたがフツ族とツチ族の歴史と欧米人のかかわりが、分かり切っていたことでしたが衝撃的でした。映画は物語に過ぎないと思いましたが、お金で命が左右されるストーリーは興味深かったです。ドン・チードルは他の映画のイメージが強いので、ややマイナスでした。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-05-14 23:41:03) |
51.内戦を引き起こし、隣人同士が殺し合うようなことをするのは、理由がどうあれ人間としての出来の悪さ故。ルワンダの内戦も、白人による影響が下敷きにあるとは言え、アフリカの人間の人間としての出来の悪さからで、ツチだのフツだのが何人死んだところで、そんなものはアフリカ人の自作自演。内戦は狂気ではなく、馬鹿だからやること。同情する気はさらさらない。ただ単純に、映画としての役者たちの演技の上手さに点を捧げたい。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-05-13 02:12:09) |
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50.ルワンダ内戦のことを知らなかったわけではなかった。教科書にも載っていたし、当時ニュースでも新聞でも見ていたはずだ。しかしそれだけだった。自分にとって全てはブラウン管の向こう、紙面の片隅の中にしか存在していなかった。学校では入試の出題範囲外として「ないもの」扱いさえされた。「ないもの」扱いしていたのは僕も同じだった。日常生活は何も変わらなかったし、ルワンダについて考えようともしなかった。9.11の時は連日夜通し食い入るようにテレビを見続けていたというのに…。世界情勢を見つめる自分の見識の狭さを容赦なく突き付けられる別の意味で「地獄」の二時間でした。国中で殺し合いが続き、目の前で隣人が殺され、いつ自分も殺されるか分からないという状況に立たされた時、世界中がただ傍観している。これほど怖いことがあろうか。あれから12年、ルワンダを描いたこの映画は諸事情から日本での公開が危ぶまれていたという。この国はまたしてもルワンダから目を反らそうとしていたのだ。観賞後、僕は何に対してというわけではなく、久しぶりに猛烈な不快感に襲われることとなった(ちなみに1点減点の理由は全編英語だったこと。内容に関しては文句ナシです)。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-04-29 23:11:42) |
49.わざとらしいところがないので素直に観れた。こういう事が現実に起っていることに憤りを感じた。またエンドクレジットの曲がとてもいい。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-04-20 16:08:53) |
48.ジャーナリストや主人公の台詞に何もしてくれない当時の国連や世界の国々を描写しているが、それがこの映画のすべて。どこかで戦争していてもまたやってるわぐらいでテレビを見ていた自分が恥ずかしくなった。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-04-10 20:14:01) |
47.このルワンダの大虐殺は世界史の授業でもあまり触れない。資料集や用語集に載っていても、最近の出来事すぎてそこまで授業が進まない。僕も事件については知っていたつもりだったが、ツチとフツを混同してしまっていたりとその知識はあまりに曖昧であり、この映画はとても勉強になった。この映画を見て思ったこと。それは第一に軍事についてであり、第二にアメリカを初めとした世界の有力諸国についてである。第一についてだが、この94年の大量虐殺はもちろん植民地支配化で根付いた民族対立を背景に起こっているが、集団ヒステリーの如く民兵の武装によりなされている。そして国軍もそれをバックアップしている。これは武力がなければ起こらないことなのである。では世界から軍事力をなくせばよいのか。しかし、全ての武器を世界からなくすなど不可能であり、もしこのような虐殺が起こった場合、必然としてそれに対抗する圧力は必要なのである。(国連軍や平和維持軍は無力だったけど)そのジレンマをまず考えさせられた。第二にこの事件当時、諸外国もマスコミも非常に冷淡だった。国連の職員が世界はルワンダを見捨てたと言っていた。ルワンダを仲裁しなかったアメリカは民主主義の拡散を口実にアフガン・イラクに侵攻したが、ようは金になるかならないかであるということがよく分かった。人道的な介入とはこういうときこそ必要ではないの?結局、有力国の思惑で国際社会が左右される。この事件がそれを象徴している。まあ、そういうことを考えさせられた映画ということで、お薦めの映画である。(自分も友人に勧められたんだけどね) 【こまごま】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-30 22:39:36) |
46.世界中で何が起こっているか、日々私たちは忘れがちですし、分からないことが殆どです。もし、身近なところでこのようなことが起こったときに果たして自分はどのように行動することができるのか… スクリーンを通して感動することはできても自分自身に置き換えると自信がなくなります。 【TINTIN】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-03-17 19:12:31) |
45.安易に暴力的な描写を用いず、それでもルワンダの内戦を確と伝えた部分が映画としてよくできていると思いました。何が憎くて殺すのか、何の罪があって殺されるのか、殺される人々は生きていたところで何をしでかすというのか。内戦を含め戦争というのはいつも理不尽です。ドン・チードルがホテルの屋上で奥さんに「敵がやってきたら何も考えず子供を抱えて飛び降りろ」と言っていたのが、女を愛する男の気持ちを何より表しているような気がしました。 【Thankyou】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-02-02 12:16:49) |
44.《ネタバレ》 ある程度予習して見ないと細かい所が分かりにくいかも。それにしても、介入しなかった外国軍もどうかと思うが、こういう事実が当時、日本でほとんど報道さえされていなかったというのは考えものだ。私がこのジェノサイドを知ったのも、数年後だった。ただ、こういう映画って“海外に脱出”でエンドマークになりがちだけど、それってどーなの? 『この人はこんな英雄的な行動をしました。そしてその後、海外に脱出しました』って・・・。多くの人に問題提起した、という意義は大きいと思うけれど、なんだか違和感ありまくり。というわけで、高評価が多い中で5点。ひねくれ者ですみません。 【すねこすり】さん [DVD(吹替)] 5点(2007-01-24 21:59:48) |
43.《ネタバレ》 最後に主人公がベルギーで暮らしていると出てましたが、私にはよくわかりません。1家族が今平和に暮らしてるってことで終わりってことで良いのでしょうか? 【さら】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-01-22 13:06:01) |
42.日本人である以上、どれだけこの映画を見ても理解できない事の方がはるかに多いと思う。草食動物を襲うライオンをテレビで見ているように単一民族の平和を感受している我々が何を言えばよいのだろう・・理解できなくても感じることができればよいのだろうか。 【東京ロッキー】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-17 16:21:00) |
41.“事実”はさておき、あくまでも“映画評”としてコメントします。ボチボチ面白かったんだけど、やや惜しい感じかな。「キリングフィールド」や「サルバドル」のような、キリキリと胸を締めつけられるような緊張感からはほど遠い。ついでにいうと、中盤のクライマックスでの“天気雨”(ご覧になった方ならわかると思いますが)に、ちょっと萎えてしまいました。本降りまで待てなかったのでしょうか。ただ、やはり「『怖い』と言ってディナーを続ける」は至言ですね。自分も間違いなくその1人でしょうから。 【眉山】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-01-17 08:29:31) |