44.非常に実験的な映画であると感じた。誰もやったことのないことをやろう、ということは充分感じられる。それを承知した上で言うが、これは感性に訴えかける映画ではないか。感性というものは、やはり理解できる、できないがあるわけで、松っちゃんに近い感性を持っていれば、本作を楽しむことが出来るし、逆の場合もまたしかりなのだ。当の私といえば、半分半分といったかんじで、途中までのドキュメンタリー・タッチの展開はリアリティとフィクションが入り混じった内容で、非常に好感が持てた。要所要所の笑いどころも笑えたし、獣との戦いも楽しめた。だがしかし、途中からの「ここからは実写でお楽しみください」からはあまりの唐突さに唖然としてしまった。あれ、単体のコントとしては楽しめるけど、映画としては意味不明。前半の展開さえも吹き飛ばしてしまうほどの破壊力がある。結局そのせいで、この作品で松っちゃんが伝えたいことが、私にはよくわからなかった。まぁ、もしかすると「そんなものはない」というのが答えなのかもしれないけどね。要するに後半からの展開を受け入れられるかどうかで、その人の本作の評価は決まる。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-01-02 01:29:52) |
43.《ネタバレ》 一言でいうと失笑ですね。この作品で一番面白いのが、CGで出来てる一連のシーンです。そんでもってインタビュー形式で延々続くカンバセーションがめっちゃつまらない。とにかく長いしかったるい。でも確かに松本さんが言うように、「誰も見た事の無い映画」であることは間違いない。コピーものが氾濫する世の中で、自分だけを信じて作ったこの映画。勿論それは彼自身のキャリア故になせる事なのですけど、でもその点は一番重要なところですからね。もし次があるのなら、今度はまた全く違うものを作ってほしい。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-12-24 20:55:01) |
42.「無口の人が考え出すようなネタだよね。拡散しないような芸なんだ。おいらたちのころは幅の広い本流があって、もっと荒っぽかったんだけど、今の時代は、それがなくなって支流だけになってしまっているのだろう。その支流のひとつを完全に自分の世界にしたところがすごいんだね。毛細血管になってしまったところのスターだと思う。」10年前のたけしの松本評。さすが。マニアックな芸風で全国上映を舞台にするところに無理がある。闘うリングを間違えていないか。 【michell】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-12-24 19:37:24) |
41.ただただ退屈。言いたいことはわかるが、とにかくダラダラして間が悪すぎる。民放のバラエティ番組ならちょうどいいかもしれないが、「映画」のレベルには達していないと思います。それより恐ろしいのは、お笑い界で人気があるというだけで、一人よがりな映画に莫大な制作費と宣伝費が投入され、果ては海外にまで進出して失笑を買ってしまうという日本映画界のシステムです。さすがは既得権大国ですね。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 2点(2007-12-23 15:09:41) |
40.《ネタバレ》 ダウンタウンの笑いが好きじゃない人にはキツイでしょうね。映画と言うよりコントのスペシャル版です。でも一応映画だから「ごっつええ感じ」のような笑いは入れられないし・・・これと言って笑うシーンもあまりないんだけど、ヒーローの日常を淡々と物悲しく描くセンスはやはり面白い。爆笑はないけれどニヤリと笑えるつくりです。んでラストは完全に「ごっつええ感じ」のノリになりましたね~ちょっと懐かしさを覚えました。 【レッドホーク】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-12-21 23:15:30) |
39.《ネタバレ》 前半は満点!切ない。。祖父の世代まではありがたられていた大日本人という家業も、彼の頃にはいつしか煙たがられ、さらには人々に忘れ去られていく・・・。そんな落ちぶれていく大日本人に迫ったドキュメントタッチのシーンは素晴らしかった。しかし、次々と獣が出てきて戦っていく辺りからつまらなくなった。 【kaneko】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-12-16 20:41:04) |
38.ピンやダウンタウンのネタのように好き嫌いがはっきりと分かれる作品ですね。私は思ったより良かったです。一作目でこの出来であれば次回作は期待できます。でも・・映画作る前に松本さんの汚いすきっ「歯」治してほしい・・ 【aloha3956】さん [DVD(吹替)] 4点(2007-12-10 20:07:56) |
37.《ネタバレ》 後半のコントは松本らしくて面白かったけどわざわざ映画でやることなかったんじゃないでしょうか 【osamurai】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-12-10 00:57:20) |
36.《ネタバレ》 これ、「トカゲのおっさん」だよね。でもこの設定の着想は極めて奇抜だと思います。面白い。松尾の場面が一番はまってたし面白かった。 【メロメロ】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-12-06 22:49:15) |
35.まぁ~ 期待はしていなかったが(酷評を聞いていたので)、予想通りの ダメ映画 .. ホント趣味で創っちゃって、、.. 映画評論家みたいなことをやってるので、もっとまともな映画かと思ったのに..残念... 人志! お前の好きな 「ペーパー・ムーン」 が泣いてるぞぉー!... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 1点(2007-12-06 16:59:00) |
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34.《ネタバレ》 最近のタケシがアレなもので、正直この人に期待していた。でもぼくはダウンタウンの番組は「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」ぐらいしか見たことがない。つまりは全くファンでないのだ。だからなのか知らないが、本作は全く面白くなかった。一秒も笑えなかった。ラストの「実写」部分への「警告」は、ギャスパー・ノエへのオマージュかな?と思ったくらい。眠くて眠くて二日に分けて鑑賞しました。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-11-29 16:34:03) |
33.前半に延々と続くインタビューシーン。 これは最高だった。 哀愁漂う中年男を面白く、そしてシュールに演出していて素晴らしいの一言。 しかししかし・・・ 後半にいけばいくほどつまらなくなる。 特にラストの展開は最悪。 あのラスト部分がなければ、かなり面白い映画だったかも。 UAの普通っぽさには正直、驚いた。 普通っぽいことによる意外性。 それを敢えて引き出した松本はやはり天才かも。 【にじばぶ】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-10-06 01:12:22) |
32.アリかナシかと問われるなら、アリだと思います。が、人によって好き嫌いは分かれるでしょうね。ドキュメンタリーっぽく話が進むのですが、松本人志の標準語の喋りは関西人からしても違和感アリアリで駄目でした。いっそ監督に徹して違う役者に演じさせればどんな映画になっていたでしょうか?期待と妄想が広がります。 【ParaP】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-08-26 01:58:45) |
31.《ネタバレ》 色々あるんだろうけど、笑わそうとしてクスリともさせらんない(僕だけじゃなく、公開初日満員の観客全員)んだから、松本監督の負け。後から思いだすと「面白かったかも」って場面が少しあるけど、もう一回見たいとも思わず。こんなんだったら、ごっつみたいなののコント集が見たかったなあ。 【OSM】さん [映画館(邦画)] 1点(2007-08-14 01:24:41) |
30.大体、映画でやる程ではないわな。まっちゃんはTVの方が断然面白い。(けど映画もTVとやってる事変わらないけどね) 金をかけないで製作した方がいいもの(陳腐)ができて面白かったかもね。もっと暴れてくれ、まっちゃん 【突っ込み】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2007-08-11 02:49:50) |
29.期待が大きすぎたからかなあ。ただひたすら寒かった。笑えんし、何のメッセージ性も感じとれなかった。コメディアンとしての松本人志が好きなだけに非常に残念。「はいりました」に1点。 【すたーちゃいるど】さん [映画館(邦画)] 1点(2007-08-05 17:46:13) |
28.《ネタバレ》 「映画の概念を壊したどのジャンルにも属さない映画」まさにその通りだと思います。 途中CGから実写へ変えた監督の意図は、アメリカの北朝鮮に対する攻撃(経済制裁)をリアルなCGでなく実写にする事で笑いたいけど笑えないギャグにしたかったんだと思います。 よって、北朝鮮をイメージさせる赤い獣がアメリカンヒーローにボコボコにされる所で大笑いした観客とドン引きした観客とでは評価が分かれると思います。 もちろん私は後者です。 【ありあ】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-08-03 16:33:17) |
27.《ネタバレ》 純粋に笑えました。ごっつが好きなら楽しめると思います。映画という感じではないです。 また、ごっつやダウンタウンの笑いが好きじゃないなら全く面白くないでしょう。 最初は淡々としたやり取りなんですが、そのなかでも間の取り方などはさすがといった感じです。 大佐藤は代々続く大日本人の仕事に誇りをもっており、昔から続くものを大切にしない、視聴率など気にしすぎる現代のテレビ業界、などへの批判も入っているんでしょうね。大佐藤自身も職業を奪われていく感じなど、笑いのなかにも切なさも含まれていました。 最後のここからは実写でというのはどういう意図かは理解できませんでした。 まさにコントになっており、撮りやすいから変えたわけでもないでしょうから、ただの笑いのためなんでしょうか。 カンヌに出品されていましたが、外国人には絶対わからないでしょう。 異文化としての目新しさ、映像のおもしろさだけで、日本人とは受け取り方が違うと思います。 【コショリン】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-07-25 17:49:40) |
26.あまりノイズが入らないうちに!と思い、公開直後に観に行きました。メディアや世間に対する松本監督の皮肉とも取れる表現が随所に散りばめられていて、前半部分では「プププ」程度に笑える部分がありました。しかし、段々と間延びと言うか、テンポの悪さで私はこの映画から取り残されてしまったんだなぁ~そんな気分に陥りました。それでも最後まで何とか喰らい付きましたが、結局、松本ワールドには入り込めませんでした…。この作品、映画としてはどうなんだろう??鑑賞後1ヶ月以上が経過しましたが、未だに消化不良な感じです。 【うさぎの餅つき】さん [映画館(邦画)] 3点(2007-07-23 16:48:20) |
25.《ネタバレ》 万人向けしないだろうとは思っていたけど・・・ これ映画として成立しているのでしょうか? 松ちゃんが監督、主演でなければ誰も出資しないだろうし、成立しないでしょう。北野監督のデビューは当初監督だった深作監督が降りてしまったた為に、監督もやらざる得なかったと何かの雑誌で読みました。鮮烈なデビュー作だと思いました。 芸人がお笑い一切なしのバイオレンスを撮るのは、過酷な挑戦だと思います。松ちゃんは天才だと思います。でも芸人がコメディを撮るのは安易すぎると感じるのは自分だけでしょうか?松ちゃんはお笑いの天才だとは思います。だからこそ、あえて違う畑に挑んでほしかった。 【キャラハン】さん [映画館(吹替)] 3点(2007-07-06 17:51:54) |