82.《ネタバレ》 これもブリットもサンフランシスコなんだよね。時代も近いし、一緒に働いていたのでは?でもって、この時代ね。ベトナム、サイケ、フラワー、コミューン、ね。で、あの大好きな”こーげこーげよ”のぺろぺろあんちゃんが生まれる。この時代のころに若かった奴らや、学生たちは自由で楽しくて、最高だったであろうとおもう。しかし、大人でしかも刑事のハリー達にしてみりゃ最悪でしょう。詰まらんでしょう。わたしが好きなのは、この映画全体をおおう暗さね。特に、殺された裸の少女が穴から助け出される望遠シーンと、ラストのハイウエイをはずれてから採石場(?)に向かうまでのアメリカの風景ね(ちょっと荒廃している)。そしてバッチを沼池に投げてからのラストの”音楽”ね。暗いんだよ。それがグッとくる。ようするにカッチョエエ!もちろん、かっこいいではすまされない絶望感、不安感、憂鬱に満ちている。大好きなんです。反戦といえば、そうとも言える。完全に社会批判ではある。ブリットにはそういうところはない。(警察批判はしているが、あまり時勢にはあっていないようだ。あまり印象に残らない)何が言いたいかというと、あのラストシーンの採石場と、ハリーがバスに飛び移る橋のロケ現場に行きたいのです!(もうないだろうな)あ、それからこの時代、なんとか牧師のしでかした農園コミューンの集団自殺を思い出すなあ。人民寺院か。それにしてもこれ、名作です。それに面白い! それから面白いといえば、この”ダーティハリー”の作品紹介の欄。スタッフの”音楽のところ。ラロシフリン”の脇に(カッコつき)で(ボートこげこーげよー!の音楽も作曲)といれたらいいねえ!最後に!”山田康雄が忘れられない” 追加ァ!名画座でもTV吹き替えでも飽きるほど観たこの作品だが、やはり康雄といえば、吹き替えでのラストのマグナムの説明とさそりとのやりとり以上に、みんなが大好きだったのが、山田のあの口調での、”あんたクチ臭いゼ!!”とか”立ちションしたら死刑!”とか、(いっぱいあったけど忘れた)あの、山田康雄調、名セリフである。 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-08-09 23:56:05) |
81.《ネタバレ》 犯人のサソリが思ったよりヘタレだったのは意外だったけど、逆にあのヘタレっぷりが不気味です。巨大犯罪組織のボスでもなければ勿論バケモノでもない、実際にいてもおかしくないようなただのサイコ野郎。しかしその「普通さ」が、手厚い法の保護(ミランダ権だったか?)によって無罪放免となってしまうことの恐ろしさにずっしりとした現実味をもたせている。確かにあの大学の先生のいうように加害者であっても人権は守られなければならないが、だったら被害者の人権はどうなる? あれから30年以上たった今でも、残念ながらハリーの苦悩に対する明確な答えは出ないまま。おそらく、犯罪が存在する限り答えは出ないんでしょうね。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-21 23:17:32) |
80.《ネタバレ》 「被害者の人権だけでなく、加害者の人権も重要視すべきだ。」「責任能力の有無が・・・」今の日本で殺人事件が起これば、多かれ少なかれ必ず問題になる。この作品はそのことについて、ハリーという主人公を通して問題提起をしていると思う。 【ちゃりお】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-17 22:10:37) |
79.《ネタバレ》 「暴力刑事(ここではもちろんデカと呼ぶ)物」というジャンルを打ち立てた金字塔。歩道橋に立つイーストウッドが現れる所・夜のスタジアムを俯瞰で捉えたショットに監督ドン・シーゲルのセンスの良さを感じる。山田康雄氏の吹き替えで。 【Nbu2】さん [地上波(吹替)] 9点(2006-04-17 03:48:15) |
78.前半の夜が続くシーンはなんともリアル!この映画のダークさを物語っているようでした。ハリーのたたずまいは本当にかっこいいです。あと決めセリフもね! 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-03 23:15:28) |
77.すごくダークでかっこいい。異常な犯人と暴力刑事は対極だけれども、似通っているということか。 |
|
75.改めて見直そうと思ってDVD版をレンタルしてきたのですが、収録されている字幕が英語、日本語、スペイン語、ポルトガル語、中国語、タイ語、ハングル語と実に多彩で驚かされました。ダーティーハリーは世界中の人々にとっても愛すべきヒーローなんですね。 【ぶらき】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-30 01:12:08) |
74.クリント・イーストウッドと言って真っ先に思いつくのがこの映画です。とにかくクリント・イーストウッドがかっこいい。悪人を叩きのめすやり方も何とも言えない良さがあります。 間違いなくクリント・イーストウッドの代表作です。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-29 08:02:53) |
73.それほど悪くもないのに刑事に殺される映画ってのは多々あるけど、こんなに悪い奴なのに刑事が苦戦に苦戦を強いられて殺した作品は滅多に無い。 【taron】さん 7点(2005-01-31 18:38:37) |
|
72.面白かったんだけど、一点どうしても気になっちゃって。あそこまで犯人を追い詰めといて取り逃がしちゃうのはプロではないでしょ。まぁ、そういう間抜けなところもハリーの魅力ってことなのかな?とにかくこの作品の語るべきところはアンディ・ロビンソン。最初は「なんて大袈裟な演技・・・」と思ってたけど、「やり切る」ってのはこういうことを言うんだね。脱帽です。 【こばやん】さん [地上波(字幕)] 7点(2005-01-23 18:09:06) |
71.《ネタバレ》 よくまとまった刑事物なのだが、犯人を明確に発見していながら出口も封鎖せずにあっさり取り逃がしたりとか、身代金の要求に即座に屈したりなど、捜査機関そのものがまったくオマヌケであるのがどうにも気になった(なので、せっかくの悪役が光っていません)。ただし、今に至るまで語り継がれる主人公のキャラクターに関する創造力については、称賛されるべき。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2004-11-22 02:44:41) |
70.あの悪党と、我らが日本の悪党である石橋蓮司がダブるのは私だけか。 とにかく大好きな一本!! 【KINKIN】さん 9点(2004-10-17 16:45:32) |
69.いやぁ~~傑作ですね!ハリーキャラハン語り継がれる名前です!最後のシーンも渋い!適役のサソリもよくて、かなり面白いです!44マグナム持ってる刑事って(笑)シングルハンドでぶっ放すって!!!またこれがいいねんな~~ |
68.もちろんクリント・イーストウッドは良かったが、犯人役の男の演技も光っていた。あれだけ視聴者に憎しみを抱かせる演技はなかなかないはず。 【ゆきむら】さん 7点(2004-07-28 00:52:23) |
67.《ネタバレ》 事件の内容よりもハリーのキャラクターが印象に残った作品。「オレが今何を考えているか解るか?弾を5発撃ったか6発撃ったかってことだよ」は名文句。型破りの刑事を描いている映画は他にもたくさんあるけど、男の渋さが漂っているのはハリーが一番だと思う。 【新世紀救世主】さん 7点(2004-07-24 21:35:18) |
66.《ネタバレ》 クリント・イーストウッド若くて渋っ。汚れ仕事ばかり任されるから、ダーティハリー。名前の由来を劇中で知りました。ハリーのキャラがまず魅力的ですね。内容を見ても、犯人をグラウンドで問い詰めるとことか、ラストの一騎打ちのシーンなんか緊迫感が出てて見ごたえあります。犯人を撃ち殺した後、川に警察バッチを投げ捨てるあたりにハリーの信念や覚悟が窺えました。かっこ良すぎです。 |
65.《ネタバレ》 「傑作」その言葉がふさわしい映画は、なかなか無い。変な法律に守られるサイコ野郎に本来ならその法律を順守しなければならない警察官(この作品の場合は、刑事のほうが正しいか?)がそれを破りながら孤独な戦いを挑んでいくこのプロットが素晴らしい!もし今の日本のクソ少年法に守られているクソガキ共をハリーキャラハンが見たらどう思うのか?きっとマグナムに弾を込めるでしょう。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 10点(2004-07-10 00:32:46) |
64.改めて見ると、とてもシリアスな作品ですね~ 犯人のキレっぷりも相当だし..脚本も捻ってます..少し残念なのは、銃の扱いが西部劇しているところ.. クリント・イーストウッド、若い時から シブ~イ ... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 6点(2004-07-09 12:33:58) |
63.《ネタバレ》 イーストウッドはこれでスターダムにのし上がったと言っても過言ではないくらいの刑事モノアクション映画の傑作。なんと言ってもイーストウッド扮するハリー・キャラハンのアンチ・ヒーローぶりが魅力的だし、後半のキレぶりがなんとも凄まじいアンディ・ロビンソンもまたはまり役。犯人を殺してサンフランシスコ市警のバッジを川に投げ捨てるという、“ダーティ”の名に恥じないくらいに一筋縄ではいかない終わり方だけれども、それがかえって男臭さを強調して、今のヒーローモノとは違う凄みを生み出している。 |