19.上質で渋いミステリを、いかにもフィンチャーといった演出で楽しませてもらいました。舞台や小道具、人物描写などの切れ味が、流石です。 リスベット役のルーニー・マーラも、佇まいやら立ち振る舞いやらが異様にカッコイイ。パッツンとした前髪とか、白い背中にある数個のホクロとか、パンキッシュなファッションなど、好みすぎて悶絶。あれに眉があれば、間違いなく求婚…否、満点でした。 【aksweet】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-07-27 06:04:43) |
18.《ネタバレ》 猟奇的なファミリーの調査。じいちゃんよくよく調べなくても、当時の息子の振る舞いなら、探偵つければ娼婦を殺害しまくった地下室の存在は分かるだろうに。って考えるとつまらないからやめにして。謎解き具合がとても面白かった。 【トメ吉】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-07-24 19:42:28) |
17.《ネタバレ》 原作、オリジナル未見。一回観ただけでは登場人物の名前と相関関係が解りにくく、そればかりに気が行ってしまい、イマイチ物語に入り込めなかった。あと、もう少し主人公二人の背景をクローズアップして人物像を掘り下げて表現してくれたら、彼らに感情移入しやすかったと思う。ただ、2時間半の長丁場でも観客の気持ちを引っ張っていける内容は素晴らしく、全体的には十分及第点。続編ありと感じさせるラストも良い。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-07-11 23:05:53) |
16.映画として、1シーン1シーンがカッコ良いのはとても良いんだが、丁寧に描いて欲しいところをが端折られてて、つまらないシーンが長かったりするのが難。 【すべから】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-07-03 00:11:50) |
15.《ネタバレ》 出だしは流石のフィンチャークオリティだが、ラストのツンデレに気持ちが萎えた。一気にリスベットがダサく見える。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-06-30 14:42:59) |
14.《ネタバレ》 限定版試写会で観てきました。 原作未読、スウェーデン版は全シリーズ観てます。 ハリウッド版はとにかく派手で画面に華がある。 出演者は『さすがハリウッド俳優!』って感じで、画面にいるだけで華やか。 そして、スタイリッシュだ。 しかし、内容はと言うと、私個人はスウェーデン版に軍配を上げてしまった。 地味だが丁寧に人物の心理描写を描いたスウェーデン版に比べると、ハリウッド版は猟奇的な部分ばかりを強調した印象を受ける。 決定的だったのが、リスの『殺してもいい?』の問いかけに、ミカエルが頷いたシーンだった。 ミカエルは徹底的にクリーンな善人でなくてはならない。 だからこそ、リスは彼に惹かれる反面、彼と反発し、付かず離れずのスリリングな関係を築くのだ。 もしかしたら、ハリウッド版はスェーデン版とは全く違う物語を目指しているのだろうか。 だったら、全く違うタイトルでやれば良いのに。 そうすれば、この作品をオリジナルとして楽しめたのにな~。 今回の点数は、スウェーデン版のリメイクとして採点。 これがオリジナルなら、もっと高得点を付けてました。 【ななのじ】さん [試写会(字幕)] 5点(2012-05-13 14:04:12) |
13.《ネタバレ》 まず、ヴェンネルストレムが会社なのか人名なのか分からなくて開始早々置いてけぼり。ブルムクヴィストやらリスベットやら目で追えない様な名前が多く、着いて行くだけで精一杯。こんな人が次から次へと出て来ては、どっかへ行ったり死んだりするのでもう無理。申し訳ないけどストーリーに集中出来なくて、犯人の目的も意味もさっぱり分かりませんでした。リスベットが時折発する「ユーモア」に両サイドに座っていたご夫人がクスクス笑っていたけどツボも分からず。でも映画としてはしっかり出来ているので見る人が見れば面白いのでしょう。後、モザイクが酷いですね。SODの薄消しシリーズでも見て修行し直して来いバカ野郎って感じです。気が向いたらいつか、原作でも読んでからリベンジしようと思います。 【Kの紅茶】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-03-04 22:26:38) |
12.《ネタバレ》 ○贔屓のデヴィッド・フィンチャー監督作。最近は今一な印象の同監督だが、話題作でもあったので期待して観賞。大満足とまではいかずとも面白かった。あの気持ち悪い感じも久しぶりという印象。○徐々に謎が解けていく小気味良さもあり、158分という時間も全く苦にならない作りはさすが。ただ、登場人物の多さを考えるとだいぶ削ったんだろうなという印象。小説も読んでみたい。○また、リスベットのキャラも素晴らしく良かった。あのキャラだからこそラストシーンが生きてくる。甘酸っぱいというかむしろスカッとするというか変な感覚ではあったが、良いエンディング。○素晴らしいオープニングとともに同監督最高傑作を期待したが、たくさんありすぎる要素をまとめるのに奔走したともとれる。次回作あるなら是非観たい。 【TOSHI】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-03-04 15:03:41) |
11.久しぶりに映画館で映画を観た。 それは何かしらポスターを見てピピっときたのだ。 2時間40分が苦にならなかった。 目を背けたくなるようなアダルトシーンも あったが、人物の置かれた環境を丁寧に描くためにのことで 必要不可欠だと思った。 ミステリー好きで北欧好きの俺には堪らない 作品だった。スエーデン版のオリジナルを 遥かに凌駕していた。 2作目があるならハリウッド版をまた観たい。 デビッドフィンチャー復活ですね 【キャメル】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-02-29 17:00:25) |
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10.スウェーデン版を観ていたので混乱することはなかった。驚くようなものもなかったが、やはり音楽や映像は期待通りでスタイリッシュなOPは興奮した。が反面アッサリしてしまったなとも感じる。 |
9.原作を読んでから観ました。 原作の時間進行具合と、随分違っていましたが、これを観ると、原作はちょっと無用に長い部分があったかのように思えます。連載とかだったのかな・・・。 テンポよく進みますが、しかし、原作を未読の方に、これで伝わるかな?と思うようなところもいくつかありました。 でも、全般的にとても、原作を読んだときのイメージに近く、大変満足です。 リスベットは小説よりも可愛らしかったかな。 フィンチャーなので、もっとグロい感じになるのかと思っていましたが、 今回は結構抑え目な印象。 テンポよく、あぁ映画見たー!という気になります。よいエンタテイメントです。 あ、補足するなら、ちょっと笑っちゃうくらいモザイクが雑。 【しゃっくり】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-02-28 00:46:12) |
8.評判どおり、おもしろかったです。わりと長い上映時間でしたが、そんなことは気にもなりませんでした。とてもテンポがよいストーリー展開なので、次から次へと衝撃的な出来事が起こります。何十年も謎となっていた出来事のわりには、新しい事実が簡単に判明してしまうという、上映時間の都合による事情もありますし、R-15指定の原因となるようなシーンは余計だったなとも思えますが、そういったマイナス面を差し引いても、楽しめました。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-02-26 00:36:34) |
7.リスベットみたいな強い女性、かっこいいです。強い精神を持ち、ピンチでも他人に頼ろうとせず、自ら切り開いていこうとする。群れずに孤高を持する。他人の目を気にせず自分は自分と言える。それでも自分が心を開けると感じた相手に対しては素直な感情を表そうとする。ホントかっこいいです。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-02-25 09:56:05) |
6.音入れの工夫が際立っている。 映画は男女それぞれのシーンが交互に展開していくが、次のシーンからの音を前のシーンの最後に挿入する、いわゆるズリ上げが随所でシーン間の浸透とアクセントの効果を挙げており、長丁場のドラマをスムーズに繋いだ秘訣の一つだろう。 そして心臓の鼓動のような、環境雑音のような微妙な音響の活用。レイプシーンに重なる廊下の掃除機の不協和音、あるいは過剰なまでに悲痛な絶叫が前面に出ることで、画面に不穏の様相が与えられていく。 拷問シーンにかかる挿入曲「オリノコ・フロウ」によって不気味さを増す対位的な効果、静寂の丘に響き渡るライフルの銃声のインパクトなども絶妙だ。 オープニングとは対比的な叙情性に富んだ静かなエンディングのサウンドトラックがヒロインの切ない姿に被り、一際耳に沁みる。 一方では、写真フィルムの流れやルーニー・マーラの手際の良い仕事ぶりを表すハイテンポのカッティングが説話のリズムを創り出し、無機質な邸宅内の廊下を歩くダニエル・クレイグと資料室の書架の間を歩くルーニー・マーラの一体化された構図のクロスカッティングは静かな緊迫感を醸し出す。 サウンドのズリ上げ・ズリ下げだけでなく、構図的連続を擬したシーン転換の技巧も、交互に語られる二人のシーン間のモンタージュを滑らかにし、二人の関係性を映画的に強調する効果まで挙げており秀逸だ。 それら精密に設計された編集による緩急もまた音楽的と云える。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-02-24 18:34:54) |
5.移民の歌がかっこよすぎて、オープニングが終わった時点でクライマックス。 でも、最近本を読んだばっかりで展開がはっきりわかって、 ちょっとタイミングを間違えたかもしれない。 なんにも知らずに観た方が良かった。 とにかく2も3も観るぞ。 |
4.《ネタバレ》 (出張先のフランスにてフランス語吹き替えで鑑賞。ちなみに私はフランス語は全く判りません) 予告編鑑賞時から期待度極大の本作、よりによってフランス語吹替で鑑賞してしまった。 台詞など判る訳が無い、でも、これが予想以上に楽しめてしまったのである。 起承転結が判りやすい構成と俳優人の確かな演技、且つ台詞が判らず字幕も無いので日本人に馴染みの薄い名前に惑わされる事も無く、予備知識無しでも主人公と一緒に謎解きを楽しめてしまった。これは自分でも驚く程に稀有な経験だった。恐らく日本語字幕付きを鑑賞しても私の感想は大きく変わらない筈だ。 ついでに、他レビュアー諸氏が記載されている「ボカシ」は当然の事ながらフランス公開版では全く無し。主人公二人の関係を一気に昇華させる重要なこのシーン、エッチでは有っても猥褻な感じは全くしないので、ボカシなんて要るのか? と言うのが正直な感想。。(「ぼくのエリ、200歳の少女」然り、隠せばいいってもんじゃ無い) いずれにしても映画ってやっぱり面白いと普段とは少々異なる形で再認識した次第。 日本語字幕付きを鑑賞してから再レビューします。 【たくわん】さん [映画館(吹替)] 7点(2012-02-21 16:05:15) |
3.《ネタバレ》 スキャンダルを暴くジャーナリストが、スエーデンの富豪から40年前の姪の失踪事件の捜査を依頼された。ジャーナリストはその助手に自分のことを調べ上げたドラゴン・タトゥーの女を選んだ。協力して真相に迫った。 映画の前半は登場人物が多くて少し混乱したが、中盤からはテンポよく進み、退屈しなかった。 【cas385】さん [映画館(吹替)] 6点(2012-02-20 16:40:21) |
2.《ネタバレ》 予備知識何もなしで鑑賞しました、面白かったです。オープニングのスタイリッシュさはさすがです、こちらの作品はリメイクだったのですね、機会があればそちらも観てみたいと思いました。 女性にとって嫌悪するシーンがありますので、誘って観に行くのは辞めた方が良いかもです。 【追記】その後、小説3部作を読み、スウェーデン版も楽しみました。続編を作ってほしいですね、10部作ぐらいの構想が有りながら原作者さんが既に亡くなっていると知り残念無念。 【再鑑賞】小説版6を読んでる最中です。僕の中では本作はこのシリーズの原点となっていますので、小説を読んでも彼らの顔が思い浮かびます。初期の感想で女性が嫌悪するかも?と言ってますが原作者が盛り込みたかったテーマの様ですね。 ミレニアムシリーズについて ミレニアムとは、ミカエルが出版している社会派雑誌タイトルのことですね。 副題がそのまま、映画タイトルになってます。 原作者は小説1~3部を書き上げて、自身の成功を知ることなく急逝されています。 10部作の構想があったそうです(これを見たかった) 原作原理主義ではないのだけど、未読の方には小説の方も読んでみて欲しいですね。 身近に面白いよね~って共有できる人が居ないんですw 1~3部 スティーグ・ラーソン 亡くなられたシリーズの原作者、本作は第一部ですね。 4~6部 ダヴィド・ラーゲルクランツ 4が映像化されていますね。 【ないとれいん】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-02-20 10:01:09) |
1.《ネタバレ》 久々のフィンチャー・ワールド全開の作品。「セブン」「ファイト・クラブ」の空気を引き継いでいる。「ソーシャル・ネットワーク」「ベンジャミン・バトン」のイメージで見ると期待と違う作品になるかもしれない。 ■彼特有のおどろおどろしい雰囲気、殺伐としつつも美しい画、は健在。ドラゴン・タトゥーの女、リスベットの雰囲気は群を抜いて素晴らしい。あの特異なキャラはそうそうできるものではない。 ■ただ一方、ミステリの展開としては微妙。そしてミステリ部分に時間を割いていて、人物像の掘り下げがあまり出来ていない(私はシリーズものとかそういうことは考慮せずに単体で作品は評価する)。 この作品なら、リスベットに絞って話を展開するか、あるいはミカエルとリスベットの二人を軸としつつ、事件の方は最初から犯人が分かっている、ぐらいのレベルで問題なかったように思う。この作品のメインは謎ときではなくドラゴン・タトゥーの女の心理にあるというのは恐らく正しいであろうから。 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-16 01:49:50) |