83.ようやく鑑賞しました。後年の黒澤映画と比べると割とこじんまりした印象を受けますが、あの羅生門の重厚なセットや三船敏郎の立ち回りなど、見せ方はやっぱり黒澤流。で、嘘が嘘を呼ぶ複雑な展開は良かったんだけど、ひとつだけ納得いかなかったのは武弘の「証言」。嘘か真かって以前にありゃ反則でしょう。それこそ『ユージュアル・サスペクツ』並に反則。 なんかあそこだけ話から浮いてしまっているようで最後まで引っかかってしまいました。残念。 【とかげ12号】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-02-28 23:38:35) |
82.それぞれがもっと大きく異なる話をして、全体が覆るような逆転の連続を期待していたので、意外に大筋においては違いのない内容の語りの繰り返しに拍子抜けしました。ただし、余計な要素を極力削って端的にまとめた作り込みの手法は、現在でも参考になります。 【Olias】さん [映画館(邦画)] 5点(2007-01-11 01:28:22) |
81.《ネタバレ》 モノクロだけに白黒ついた結末でよかったんじゃない。 【michell】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-11-16 23:43:34) |
80.正直あんまりおもしろいと思わなかった。理解に苦しむ。 【十人】さん [DVD(邦画)] 4点(2006-08-31 19:32:22) |
79.《ネタバレ》 3度目の鑑賞。ミフネ先生演じる犯人は、自分が殺したと主張。妻は自分が殺したと主張、志村喬演じる男が真相を最後に語るんですが、中々人間のエゴイズムを感じるというか、人間は皆ワガワガなんだなあと再認識。ミフネ先生は「グワハハハハ!」と、まるでDQN(笑)京マチ子は艶めいてて印象的。あと撮影が上手いなあって思いました。前進移動ってキューブリック以前にもう黒澤先生がガッツリやられてたんだなあって、改めて偉大さを思い知らされました。光と陰のコントラスト(人間の顔へのあて方が絶妙)、音楽の使い方(必要最小限!)、寄りの使い方、全てカンペキですね。 文学性は強いけど、決して娯楽性も失っていない。そこらへんが黒澤の凄い所だと思います。最後に羅生門に捨てられてた赤ちゃんを引き取りたいと志村演じる男が言った時、巻き込まれたくなかった故にウソの証言をしてた彼を疑う僧の台詞が凄く胸に響きました。この映画にハマりすぎると人間不信になりそうで怖いですね・・・。 |
78.昔の作品は良かった。と懐古趣味に走りたくはないんですが、モノクロ時代の方が上質だった。と、どうしても感じてしまう監督の筆頭が黒澤監督ですね。映像綺麗、京マチ子綺麗、したたかに生き残ろうとする男女の念がここまで画面に映し出された作品もなかなかないです。森雅之も名優なんですがどうしても三船さんと京さんに比べると落ちますね。初めて観た時はどうしてここまでみんな大嘘つくのか?と思ったものですが、今の世の中、金さえありゃ犯罪者が大きな顔して大嘘ついて当たり前ですから、思い切り通じますね。やな世の中になったもんだ。それはそうと小説では「藪の中」も「羅生門」も両方あって、しかも別の作品なものですから、最初あれあれ?と混乱してしまったのを覚えてます。で、紛らわしいなあ全く。とちょっとだけ腹立ちました。・・・もっとも最初からオープニングの原作「藪の中」と出てたのをちゃんと見てればよかっただけなんですけどね・・・。 【くなくな】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-05-10 19:33:34) |
77.黒澤映画の中じゃこれが一番好き。黒澤明の楽しませ方とか、映像へのこだわり方とか全部詰まってる。カメラワークも他の黒澤映画に負けないくらい良かったし、あの豪雨の演出はすごかった。音の勢いも水の重苦しさも半端じゃなかった。雨をよけている屋根の下の空間っていうのが切り離されてポツンとした空間として出来上がってた。殺陣ってゆうかタテもあれだけ鬼気迫る動きと表情だと息をのむ。無茶苦茶やけど黒澤らしくて良い。刃物で切りあうんだからあれぐらい必死じゃなきゃな。みんな自分勝手に言いたいように事実曲げんのもアホくさいけど何か真をついてるし。これだけ色んな楽しさが詰まって88分だからね。すごい。 【ハッシーふりかけ】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2006-04-19 02:40:34) |
76.多襄丸って「七人の侍」の菊千代と同じキャラクターに見えませんでした? 「ウハハハハ」とか「ヘンッ」とか、擬音のしゃべりが。でも、こういうキャラクターと三船敏郎がむちゃくちゃ似合うんですよねえ。野生の品格を感じます。羅生門の半壊具合がおどろおどろしくて好き 【ようすけ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-03 00:28:42) |
75.なかなか面白かったが、ストーリーの原作となっている芥川龍之介の「藪の中」を読んでたせいもあるのか、文学性が強いと感じた。まあそれはそれで、いいんだけれども楽しめるかという部分で?がつく。ちょっと難しいしね.俳優の演技は素晴らしかった. 【思込百遍】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-28 16:00:19) |
74.《ネタバレ》 難しい、けど面白い。難しいから面白いのか。誰がほんとのこと言ってんだろと思ったけど、誰も言ってなかったんですね。京マチ子最初ぜんぜんしゃべんなかったのに、しゃべりだしたら怖いことしか言わないんだもんなぁ。坊さんが人を疑ってしまうシーンひとつで、なんだかバシッときませんか。赤ん坊がどうなったのかは見る人によって違うのでしょうね。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-28 05:21:56) |
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73.変わったストーリーでしたが、もう少し展開がほしかった。 【午後のコーヒー】さん [地上波(字幕)] 5点(2005-11-26 08:28:29) |
72.この映画おもしろいんじゃないでしょうか。やっぱり、脚本がいいんでしょうか。短いわりに、深いです。密度が高いというか。最後はじんときました。人は利己的にもなれるし、思いやることもできるもんですね。 【よしふみ】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-11-17 01:24:48) |
71.思ったより難しくなかったですね。時間も短いのでわりと観やすい作品です。しかし「七人の侍」や「椿三十郎」などの作品と違い鑑賞後は人生や人間について考えてしまいます。そして考える内容は恐らく人によって全然違うでしょう。人生で一度は観ておくべき作品です。 【みどりいろ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-02 23:57:22) |
70.本当に恐ろしい映画ですねー。これ見たら人間なんて信じられなくなっちゃいますよ。でもセリフ聞き取りにくーい。DVDでも字幕ないんですよね、これは、、、 【maemae】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2005-10-30 02:14:57) |
69.人間の本質的な部分であるエゴをあのような形で表現していることに驚いた。モノクロが作り出す映像美とカメラワークの斬新さは圧巻素晴らしいの一言に尽きる。ただああいったエゴの表現があまり好きではないんですよね。 【CPA】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-10-27 07:09:55) |
68.たぶん、ストーリーはそれほど複雑じゃないんだろうけど、途中からついていけなくなった。宮川一夫の撮影の素晴らしさにプラス1点。 【イニシャルK】さん [地上波(邦画)] 6点(2005-08-09 10:18:54) 《更新》 |
67.三船敏郎さんがやたらかっこいいです。西部劇でガンマンが決闘する時に砂埃が舞うように、この映画も雨音や風の音などの効果を巧く演出しています。欧米の監督が黒澤監督に影響された事がよく話題に上りますがなんとなく黎明期の西部劇に共通するかっこよさを感じました。 【わーる】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-09 22:52:18) |
66.人間のエゴを徹底的に描き出したこの作品のエネルギー、その力強さ、何とも印象に残る映画だ!京マチコが林の中を走るシーンでのモノクロなのにカラー映画でも見ているようなその映像美と三船敏郎、志村喬に森雅之と日本映画黄金時代の名優達の演技も見所がいっぱいで見応え十分です。 【青観】さん [地上波(字幕)] 8点(2005-07-02 18:37:32) |
65.うおー、徹夜明けの朝5時から見たのでしんどいしんどい。内容もしんどい。けど眠気も吹っ飛ぶ映画でした。雨が止むと同時に赤ん坊が泣き出すのが印象的でした。確かに希望が残るラストだけど、赤ん坊に希望を託したとしても、その赤ん坊にしたって、自分が生きるために必死になって泣きじゃくるエゴの塊なわけで・・・。一歩間違えばまた地獄になってしまう、そんな危ういバランスが上手く描かれていると思いました。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-21 08:06:57) |
64.私には合いませんでした。見ていて気分が悪くなった。もう少し私が成長すれば面白いのかな。とにかく、なにがよいのかわかりませんでした。 【トナカイ】さん 6点(2005-02-17 17:29:57) |