148.《ネタバレ》 ダークシティ」の監督作とわかり今まで避けてたこの作品を観ました。
どうせロボットとかコンピューター映画なんて、
結局は風刺や哲学めいたことを問いながら人間とは機械とは?
とかの世界になるんだろうなぁ・・とあまり好きではないジャンル。
「A.I.」「アンドリューNDR114」は見た目も人間だから感動してしまったんだけど・・
でもよく考えればこの「アイ.ロボット」こそわかりやすいのです。
「マトリックス」のほうが登場人物の名もあってか宗教色が強いと言われていますが、
この作品こそそのまんまじゃあないのかと変に感心。
キリスト教映画として観ると、
博士はイエスで彼サニーが今のキリスト教の言う新しい救世主。
すべてのユダヤ人をあの丘に集め改宗させると死んだはずのイエスが君臨する。
・・らしいお話をこの作品にあてはめてみた(爆)
まあこんな暇なこと考えるのは私ぐらいか(汗)
最近のSF映画ってこういうパターンに当てはまるのが多いんです・・
演出的には「SW2」クローンの攻撃そっくりで大うけしました。
個人的に私はこの監督はパクリの天才と思っていますし、
そこがうまいので結構好きなんです。
「ダークシティ」もだから好き。
テリー・ギリアム監督とも共通する点なんですが、
このアレックス・プロヤス監督・・
なんともいえないミスマッチなセンスの悪さが目立つところがある。
そこが好きなんです。
近未来なのになんですかあのビルのデザインのセンスは・・
そこがいいのですよ。
まるで「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」のセンスだ・・
「未来世紀ブラジル」と「ダークシティ」がよく似た雰囲気だったし、
この作品も「12モンキーズ」真っ青な変な建物やオシャレではないモノ・・
完璧なかっこよさがないにもかかわらずマンガみたいなかっこよさもある。
まさにA級の中のB級っぽさの違和感が好き。
「バビル2世」をハリウッドでリメイクできるのは、
テリー・ギリアムかサム・ライミしかいないと思っていたのですが(苦笑)
もしかしたらアレックス・プロヤスが一番近いかもしれない・・