45.超面白いですよ、これ。早川雪州演じる斉藤の役には、太平洋戦争が終わって10年経ち、日本を見直すという意味でアメリカ側が日本の兵隊に畏敬の念を捧げたという気持ちがこもってるらしいが、僕にはダメダメ日本軍のイメージしか受け取れなかったっす。そこだけが残念。 |
44.《ネタバレ》 強引に力業で橋を建設しようとする斎藤に対しニコルソンは合理的なやり方を主張する。お互い絶対に自分の考えを曲げない人物なので持久戦となってしまうが、結局はニコルソンの粘り勝ちとなる。“主義主張が合わなくても時間が有ればお互い歩み寄ることが出来る”ということをこの作品はメッセージとして伝えているのではないでしょうか。戦争だって同じような理由で始まってしまうのですから、殺し合う前に時間を掛けて分かり合う努力をすることが大切だということが言いたいのだと思います。 一つの目標に向かって日英の敵対する人間が互いに協力しあい、苦労してやっとの思い出完成にこぎつけたものがいとも簡単に破壊されてしまう。最後の「なんと愚かなことか・・・」という台詞が心に響きます。 |
43. 最後の見せ場のシーンは英軍の特殊部隊のゴールと収容所捕虜 のゴールが通信手段がないためすりあわせができず衝突をしてい たために起きた皮肉な結果を描いている。これは戦争の愚かさを あぶりだしたともいえるが、もっと大きなものを暗示しているの ではないかと思う。軍隊の本質は官僚制だということを思い起こ せば、同様な総合調整が効いていないゴールの衝突による非効率、悲劇は今の日本のあちこちで散見されることに気がつく。すなわち、1957年の時点で現在の官僚制の問題点を示唆していたというのがこの映画の現代的解釈だと私は考える。もちろん、橋の納期という弱みを持つ収容所長とプリンシプルしか武器がない英軍大佐とのブラフ合戦、会議で示された英軍側の橋梁建築カウンタープロポーザルの圧倒的な説得力、なぜかひとりだけ現地にいて英軍兵士との態度の違いを際立たせながらユニークな働きをした米軍兵士、戦時国際法の原則で突っ張っていた英軍大佐がなぜか妥協して士官肉体労働どころか傷病兵の投入まで行う心の変化など、何も考えずに観てもみどころがいっぱいの戦争娯楽映画であったことはいうまでもない。 【南浦和で笑う三波】さん 8点(2004-02-03 09:03:12) (良:1票) |
42.デビッド・リーンの作品らしく、見ごたえのある骨太な人間ドラマが、大自然の中でくりひろげられていきます。みなさんと同様に、戦争のむなしさも感じましたが、それ以上に人間の生き方も考えさせられました。主人公は、捕虜として生きていく上で、軍人としての誇りある生き方を、橋を見事に完成させることに求めます。救出をただ待つといった、あるいは、戦争終結まで生き延びるといった受身の姿勢ではなく、敵の仕事でも積極的に協力して、自分たちがこの戦争に関わった証を残そうとします。やがてそこに、敵味方の間を超えて、信頼関係が生まれます。人間は、たとえどんな状況でも、考え方を変えれば、生きがいや目的を見つけられるのかもしれません。しかし、こうして順調に進んだかに思えた仕事も、結局悲劇に終わり、戦争のむなしさを、よけい引き立たたせる結果ともなっています。 【パセリセージ】さん 9点(2004-02-03 00:55:09) (良:2票) |
41.戦争って結局、あの軍医みたいに端から見てたら滑稽なものなんでしょうね。なんだか私には『無意味なことに意味を見出そうとして、命を賭けちゃう男たちの物語』という風に見えました。しかし、そういうことを考えてると、なにも戦争に限ったことではないのかな~とも思うわけで。やっぱ意味を見出さないとやってけないんでしょうか人間って。 【ゆうろう】さん 10点(2004-02-02 23:24:38) |
40.奴隷としてではなく・・という将校の台詞がカッコイイと思った。前半は良かった。でも、物語が進むに連れてちょっと飽きてしまうシーンが多かったかな。何を言いたいのか私にはよく分からない作品だった。戦争の無意味さなんでしょうか。。 【うらわっこ】さん 5点(2004-02-02 18:11:57) |
39.イギリス兵の誇りの象徴、口笛で吹く「クワイ河マーチ」がこの映画で有名になりました。この作品に出演した早川雪舟さんは国際的な映画コンテストでノミネートされた日本人の第一号だそうです。でも、イギリス人将校ニコルソン大佐の協力なしではビルマの辺境地に橋を建設できないことを悟ったときの斎藤大佐の気持ちは男泣きするほどくやしいものなのかな・・・ニコルソン大佐の命令なしではイギリス兵は働かないのが当たり前だと私は思うのですが・・・。武士道の権化のような斎藤大佐がイギリス留学で得た国際性を次第に表わし、さらにニコルソン大佐が「平和になった時にはこの橋を作ったイギリス兵は現地の人に感謝される・・・。」と気持ちを軟化させてイギリス兵たちが追随していくくだりが実にいい。それにしてもアメリカ兵は憎らしい。大岡昇平なんか読む限り、アメリカ軍だけが東南アジア戦線で衣食に困らなかったらしい。なにせパール・ハーバーを別として、本土が全く戦禍にさらされていないわけだから・・・。日本兵ではなくアメリカ兵を残酷で近視眼的な悪役、あるいは「アホ」に描いたこの映画がアメリカのアカデミー賞を7部門で受賞するなんて、アメリカ人は懐が深いのか、それとも戦争が嫌になっていたのか、でなければやはり映画そのもの神通力のせいでしょう。 【かわまり】さん 10点(2004-01-28 06:54:59) (良:2票) |
38.観てるこっちまで暑くなっちゃいました。夏場は観れないですね。全体的になんかスッキリしません。 【ヒューマンガス】さん 5点(2004-01-24 23:12:20) |
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36.《ネタバレ》 映画そのものよりクワイ河マーチが有名。大阪ではサル、エ○公、チンパンジーでした。戦争が如何に残酷で、無意味で、愚かであるかを見事に表現している。イギリス軍と日本軍の橋工事に関する会議を境に、両者は主客転倒するが、そのとき咽び泣く斎藤大佐が哀れである。ニコルソン大佐が、偶然爆破スイッチを押す結果になっているが、彼はあの時迫撃砲の爆風でやられなければ、果たしてスイッチを押したのだろうか? |
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34.《ネタバレ》 面白いなぁ~~アレック・ギネス演じる侍のような何をされても自分の意思を突き通し、敵の為に建てた橋を誇りに思う男。こんな人いないよね~~でも偶然倒れたところに爆弾のスイッチがあって・・・・なんてコメディみたいじゃん!!それと私もクワイ河マーチと大脱走マーチが似てると思う1人です。 |
33.親父に薦められて見たけど正直う~んとうなってしまった。そこそこおもしろいとは思ったけど名作だと言われても困るなぁ程度だった 【アルカポネ】さん 5点(2003-12-01 01:27:00) |
32.お互いの論理や正義、意地と誇りがぶつかりながら「戦争」という名の狂気が形作られていく様を押しつけがましくない演出でほぼ完璧に表現し切った戦争ドラマの大傑作ではないでしょうか。緊張感溢れる終盤の展開も素晴らしかったですし、分かるようで訳分からないラストシーンも実にこの作品にふさわしいと感じました。……ところでクワイ河マーチを初めて聴いた時「あれ?大脱走のテーマ?」と思ったのはもしかして僕だけですかそうですか。 【元閑人】さん 9点(2003-10-20 04:05:01) |
【じゃじゃまる】さん 7点(2003-10-15 03:51:04) |
30.テレビの洋画劇場で定期的な放映していたような記憶があります。戦争映画は激しいものと思っていたので、この映画は新鮮でした。洋画で見る日本人、早川雪洲も不思議でした。 【omut】さん 6点(2003-08-04 05:52:22) |
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28.なんでだろう?私はこの映画は不思議なくらいピンとくるものが無かった。反戦映画なのはわかったが、どうも今ひとつ。この作品が好きな人たちには悪いとは思いましたが、私は凡作のように感じました。 【はむじん】さん 4点(2003-06-05 05:29:52) |
27.戦争は命や大切の物のほかに、こんなものまで奪うのかと思いました。自分に最も訴えかけるものがあった反戦映画。 【小美】さん 9点(2003-05-04 07:58:51) |
26.反戦ものですネ。最後はあっけなく決まってしまいますが、それまでの過程に昨今の映画では観られない細かい描写があります。 |