31.《ネタバレ》 1、2から監督が変わった不安要素を、スピーディーかつパワフルな演出で吹き飛ばす快作だと思います。むしろ、1や2に不満を感じてしまう程で、ここまで面白くなったパート3映画はかなり珍しいのではないでしょうか。 印象的だったのは、マグニートーが移動監獄のトレーラーを襲撃するシーン。道路に立ちふさがり、超能力でパトカーをいとも軽くつぶして放り投げる姿は、彼の底知れぬパワーを描ききっていたと思います。ミュータント達が、敵味方にぎやかに登場するのも映画を盛り上げ、「これがX-MENだ!」と見る者にX-MENワールドを強力に提示し続けた104分と言えるのではないでしょうか。私も、原作のアメコミはまったく読んでおらず、映画のみのファンでしたが、見ている間ずっと「これがX-MENか!!」と眼からウロコが落ちるような感覚を感じていました。 世界観の説明や、キャラクターの紹介等の省略が出来るという、パート3映画の有利な点をフルに生かして見せ場を凝縮させたことと、監督の(パンフレットによると大のX-MEN原作ファン)意気込みとこだわりから生まれたセンスがうまくマッチした傑作SFアクションになったと思います。1、2の存在が不可欠なのでマイナス2点にはなりますが。 【塚原新】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-12-27 01:10:24) (良:2票) |
30.《ネタバレ》 XーMENの次回作があるのなら、絶対見に行くと思わせる作品です。ウルヴァリンの超回復能力がこんなところで役に立つとは!っていうシーンが面白かったです。ひとつだけ残念だったのが、たくさんミュータントがでてきましたが、能力を発揮しているのは一部だったので、もっとそれぞれのミュータントの能力を見たかったです。 【腰痛パッチン】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-12-26 11:53:53) |
29.《ネタバレ》 面白かったよ!でも、サイクロップス死んじゃうの!?ほんとに!?って思った・・。ジーン強かったねぇ・・。色んなミュータントが出てくるのもわくわくしちゃった。 【ネフェルタリ】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2006-12-21 00:00:45) |
28.《ネタバレ》 プロフェッサーXまでも木っ端微塵に粉砕してしまうフェニックスの能力が無敵すぎて面白かったですけど最終章という事で詰め込みすぎかな。フェニックスの能力を前にマグニートーの弱すぎる姿を観た時は悲しかった。あえて言いますけどXメンで1番してははいけない事をしたのはいただけない。サイクロップスを殺すなんてもってのほか。原作でジーン・グレイとサイクロップスって夫婦なのにジーン・グレイに殺されるとか何考えてんだか。原作改悪しすぎです。あとキティが大沢あかねに見えてしかたなかったです。 |
27.3作の中で一番良かった。時間的には短いけど物凄く楽しめた。 ジャガーノートのキャラ最高。 でも原作じゃもっと体ゴツイからちょっと不満。 後ジーン・フェニックスの力の映像化が凄く上手い、綺麗だと思った。 サイクロプスは地味だし、別にいらない。 まぁどうなんだろ続いてほしいな、ケーブルとか出して欲しい。 【ken】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-11-17 15:36:07) |
26.《ネタバレ》 凄く良かったです。しかしジーンがあそこまで最強だったとは。。今までで一番面白かった。ラストのマグニートはまだ次に何かおこしそーな感じはあるけど、どうなんだろう。 【civi】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-11-06 07:26:53) |
25.《ネタバレ》 これは面白かったです!ブライアン・シンガー監督がスーパーマンに乗り換えたことを受け、急遽ブレット・ラトナー(スーパーマンの監督をクビにされた人)に監督が決まった時にはイヤな予感がしたのですが、この交代が完全に良い方向へ作用していました。ブライアン・シンガーの良い点は極めて徹底した世界観の構築にあり、見せ場ひとつにもこだわりまくってマンガ映画にも知的であなどれない風格を持たせるという才能を持っていますが、その反面素直に楽しめる娯楽作を作ることには不向きなところがあります。X-MEN2やスーパーマン・リターンズなどを見るにつけても、目を見張るような素晴らしいシーンが多くある一方で、最後まで観客のテンションを維持する見せ方ができていませんでした。そこに来て、卒なく娯楽作を作れるもののこだわりのない演出しかしないという対照的な才能を持ったブレット・ラトナーという監督の当番は、「良く出来てるけどいまいち面白くない」というこのシリーズの欠点を完全に補っていました。前作まででブライアン・シンガーが世界観の構築を細かく細かくやっていたおかげで、本作はとにかく戦って戦って戦いまくってればそれで良し。細かいことにはこだわらないブレット・ラトナーの大味采配のおかげで、大決戦が次々とテンポ良く見せられていき、本当に気持ちのいい娯楽作に仕上がっていました。サイクロプスやミスティーク、果てはプロフェッサーXまで、シリーズで主役を張っていたキャラクター達を「おいおい、いいのか?」と思うぐらいアッサリと切り捨て、ぞろぞろ登場する新キャラ達の紹介も最小限にとどめ、すべてをクライマックスの大決戦へ向けてテキパキと話をまとめていくのは薄味監督ならではの巧さでした。マグニートー軍団の襲撃を受け陥落寸前のアルカトラズに「X-MEN参上!」と言わんばかりにウルバリン達が駆けつけ、それぞれが一番かっこいい顔をしてファイティングポーズを決める場面は、まさにマンガ映画の真骨頂。アメコミ映画はいろいろ作られていますが、こういうストレートにマンガ的な演出をしたのはこれがはじめてだと思います。バットマン・ビギンズのようにヒーローにもリアリティを持たせることを重視する傾向が主流となっていますが、こういうバカバカしくもかっこいいシーンを見せてこそのマンガ映画だと私は思います。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-10-22 19:19:20) (良:4票)(笑:1票) |
24.1,2での設定を完全に無視した潔さが気持ちいいですねw確かに3部作の中では一番面白いと思います。ただ、ジーンとローグがやけに老けた(失礼)のが気になって気になって・・・。まあその分キティが可愛かったからよしとします。 【ヴィン】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-10-16 01:51:15) |
23.1も2も見てなくて、機内にて鑑賞。なんか内容がありえなさすぎて入り込めなかった。 【あしたかこ】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-10-14 22:39:13) |
22.《ネタバレ》 エンドロールの後、見なかった!!そういうのよして~。ネタバレの人のレヴューを読んでどういうのだったのか少しでも知ろうっと。ただ僕はマグニートーがやられたとき、キュアの扱いには慎重だったのに結局ミュータントがミュータントに対して使っちまうのか(しかも、ボスキャラに)と思い、こりゃ中身が入ってねぇな~でも、それじゃ完結しねぇな、???と思ってたらなんと本当に完結しなかった(アレ、多分能力が残ってるってことでしょ)見る前は娯楽大作だ!みたいなことを言われていたので深みが消えてしまったのかと思いましたが、丁寧には描かれていませんでしたけど、キュアの存在自体が非常に問題提起にはなってるし、ローグとミスティークのエピソードあたりでバランスよく描かれてあると思います。 |
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21.《ネタバレ》 ファイナル?まだまだ続きそうな感じがしますが? エンドロールの後の場面だけではプロフェッサーが復活したのか分かりません。 マグニートもまだ力が残っていそうだし。 X-MENリターンズを期待します。 【nishiken】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-10-06 07:21:50) |
20.おすぎが「も~!いいわよ~!!」とかなり興奮してたので、騙されたと思って1&2を借りてきて見、まあ面白かったんで映画の日に千円で見てきましたょ。見終わった後は私もおすぎ化。んも~!すごいわぁ~!!千円じゃ申し訳なかったわぁ~!105分という短い時間の中で、ミュータントのキャラの活かし方が上手い。つまりテンポが良い。ラストもニヤリ。ただ1&2で小出しにしてたウルヴァリンの消された過去について全く触れてないのが不自然なので1点減点。うじうじした暗い過去なんかくそ食らえ!だって心の傷もすぐ治っちゃうんだもん!ラストだファイナルだミュータント祭りだ~!とブレット・ラトナーが言ったかどうかは知る由もありませんが、そのくらいの勢いでした。 【ちゃか】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-10-05 17:13:06) (良:1票)(笑:1票) |
19.《ネタバレ》 ジーンの復活は嬉しいのだが、2重人格、悪に支配されてるのはあまり嬉しくない。プロフェッサーXが消滅したのはショックでしたが、サイクロプスの消滅は“ふ~ん”という感じ、もともと彼の存在は好意的に見ていなかったせいもあるのでしょう「目からビーム」だけの能力しか無い奴が“何であんなに偉そうにしてるんだ?”という疑問があったからですが、しかし、1、2で主役の一人に数えられていた彼があれだけの時間しか出演せず、簡単に抹消されてしまったことを考えると少し哀れでもあります。それともう一人ミスティーク、マグニートの右腕とまで言われた彼女があっさり捨てられてしまったのは結構ショックでした。どっちにしても、1、2で主役をはっていたミュータントが死んでしまったり、能力を失ってしまったのは残念ですが、新生X-MENを予感させてくれます。 【みんてん】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-09-29 10:01:15) |
18.《ネタバレ》 今日、見に行ってきましたぁ(=゜ω゜)ノ 1、2はDVDで見たんですけど、3が一番ストーリーにメリハリは付いてる気がしました。 てゆーか、主要人物が次々といなくなってってしまってビックリでした。 【悲しかった事】 ①プロフェッサーの消滅的死(でも、ラストは意味深) ②スッコトの目が初お披露目だったのに、数分で出番終了 ③力を失ったマグニートーは(チェスの駒は2mm位動いたが)普通のおじいちゃんだった |
17.《ネタバレ》 1作目も2作目も観ていないのですが、観ました。 面白かったです。 エンドロールが終わった後のあのシーンの意味よくわからなかったのですが、みなさんのレビュー拝見して理解できました。面白い。 ミュータントとしての宿命に戸惑う彼らの苦悩はよくわかったし、それで立ち向かっていく様子がいい感じだった。赤い橋をうりゃーと持ち上げてアルカトラズにつなげるのは感動しました。 アメリカの世論(反対デモをしていた連中)はどういうことなのか、よくわかりませんでした。 ファイナルデシジョンと言ってるのに、まだ続きそうな雰囲気 |
16.キャラが多すぎて、それぞれの説明が少ない等の不満はありますが、映画はとても良かったと思います。いかに自分らしくあるべきか、を問う内容です。ドラマの部分が良くできており、戦闘シーンがおまけみたいに感じました。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-09-25 00:44:22) |
15.《ネタバレ》 なんでしょうね。ブライアン・シンガーの前2作の重み?みたいなものはどっかに吹っ飛んでしまった感じですかね。(エスねこさんの言う(作家性ゼロですが…)というところに妙に納得しております。)しかし、それはけして悪いことばかりではないのです。無いという事には、無限の可能性が秘められておるのです・・・よく言えば。軽くなった分テンコ盛りのVFXとミュータントの数で勝負。さらに思い切りの良い展開など、違った面白さがあると思いますのです。また1作目からのアイスマンとパイロによる因縁の対決。一見勝負にならなそうなキティ・プライドとジャガーノートのおっかけっこ。 「驚異的な再生能力」という主人公としては、とても地味な能力がフルに発揮されるフェニックスとのクライマックスなど、能力の特性を生かした対戦の組み合わせは絶妙ではないでしょうか。ちなみにエンドロール後のシーンはかなり重要でしょう。ココだけでも評価1点分の価値はあるかも(言いすぎ?)。でもここを見ると見ないとでは感想変わってくると思うんですよね。特にエグゼビアに対してとか。なので普段エンドロール中に退席する、せっかちさんは我慢して最後まで見ましょうね。 【カズゥー柔術】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-09-22 14:35:50) (良:2票) |
14.《ネタバレ》 うわ、アリですかコレ! 原作・上田秋成! 思いっきり『雨月物語』第一話「白峰」ベースの戦闘。ウルヴァリンの台詞が西行の歌に重なり、すっげー泣かせてくれます。んでクライマックスの最後のシーンで、月をバックに雨を降らせたダメ押しには思わず拍手してしまいました(場内で一人だけでしたが…みんな雨月読もうよ面白いんだから…)。もちろん製作陣の「わかって引用してるんだよ~ん」っていうサインなんですな。 ちゃんとした評価としては、大黒柱の抜けちゃった作品&最終話という重責からか、監督は目立った仕事をしてません。推測ですが、マーヴェル社のスクリプターが描いた絵コンテをそのまま実写にしてる? アングルは今までの映画にないほどアメコミ的でした(作家性ゼロですが…)。実写とアニメの中間に位置するヒーローコミックとして観るべき絵作りですね。ただどうしてもアップが多くなっちゃうので息抜きできないのが厳しいところ。 テーマ的には、不運にもこのシリーズが背負ってしまった(だって1作目は2000年公開)「制御できないアメリカのパワー」についての様々なエピソードが積み重ねられ、コミックから少し深化した群像劇として、かなり劇的な語られ方をしていました。だからミスティークやマグニートーの「ケリのついた」後にほとんどセリフがなかったのが残念ですが、その分、活躍中に見せる演技が強烈。佳境を崇徳院発動(笑)でビシッと決める事を想定して、怨念を炙り出すシチュエーションが多かったのが、常連メンバーを一本芯の通った演技にしていました。 手にしてしまったパワーを捨てる事ができない弱さ、人間らしさが、観客の心を自然とX-メンたちから離します。ローグと、天使ボーイのエピソードが巧くそのあたりを括ってるかな。そして、今までは「敵」だったマグニートーの論理が、俄然と現在のアメリカ人にかぶってくる。人間から一歩離れた場所にいるスーパーマンとの立場の違いを(おそらく戦略的に)意識した結果の流れだと思います。これはアメリカ人の心象風景として培われてきたコミックの底力と言えるんでないかな(日本怪談で決着するけど)。 だからこそこの作品は、極めて正直に世界へ頭を垂れる結果になった。オイラには、「私たちが手にした力は、どうしても捨てる事はできません。ごめんなさい」と聞こえます。 【エスねこ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-09-19 13:44:59) (良:3票) |
13.《ネタバレ》 前作2作を鑑賞後、すぐに観たのだけどとても良かったです。気に入っていたキャラクターをばっさばっさと切っていく様に「え~~、そうなっちゃうの?」って思いもありましたが、それはそれで鑑賞後納得しました。新しいミュータントの存在が薄れない配慮(それでも強烈な印象を残したわけではないけど)と本作に少なからずの感傷を残す為なのかなと。エンドロールは本当に必見ですよね。館内が明るくなって気付いたのだけど、最後まで観たのは私ひとりでした。観る観ないとじゃ余韻が違いますよね。もったいない・・・ 【プリシラ3103号】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-09-17 23:16:14) |
12.《ネタバレ》 監督がブライアン・シンガーじゃなくなったので少し心配していましたが、オープニングからラストまで、すごく良かったです。バトルのシーンはどれも面白かったけど、シャドウキャットとジャガーノートの戦いで床に引っ張り込むシーンが好きです。ミスティークが早々と能力を無くしたり、Xmenやミュータントたちが、あまりにも潔く死んでしまうので、もったいないなあと思いましたが、だからこそ面白かったのかもしれないです。ジーンが超能力を発揮するシーンでデパルマの「キャリー」を思い出しました。悲しさを内に秘めたパワー、なんともすごいです。エンドロールの終わりに会場から「わー」という声が上がっていました。ラストまで席を立つ人が少なかったです。 【omut】さん [試写会(字幕)] 9点(2006-09-17 15:01:44) |