132.シンジとマサルのメインストーリーにサイドストーリーを絡ませながらそれぞれのエンディングへと向かってゆくわけですが、作為的すぎるというか、展開に強引さを感じてしまいました。それでもいいなぁと思えるのは、この作品が成功の物語ではなく失敗の物語であるのに暗くないというところ。主人公の二人は大人の世界に踏み込んで、結局挫折して元の位置にリターンしてくるんですが、すごく冷めた視点で描いていてもけして否定的に捉えていない。まるで、1回くらい挫折したほうがいいんだよ!という冷たくも暖かい監督の声が聞こえてきそうなエンディングでした(勝手な思い込みですが..)。なにせ1回死にかけて蘇って作った作品ですしね。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-04-14 18:22:31) (良:1票) |
131.《ネタバレ》 北野映画で一番好きな作品 「俺たちもう終わっちゃたのかな?」「馬鹿野郎!まだはじまってもいねーよ!」学校の校庭でぐるぐる2ケツしながら交わしたあのセリフがまじ大好き この映画を見て、海に行った時友達と意味もなく海岸沿いをぼろぼろの自転車で2ケツしたなぁ 【buyobu】さん [ビデオ(吹替)] 10点(2005-03-31 15:24:55) |
【Syuhei】さん 10点(2005-03-20 15:35:32) |
129.《ネタバレ》 ラストシーン~エンドロールまでを何回も繰り返し見たという人は私だけではあるまい。 ついにエンディングテーマを着メロにしてしまったという人も、…多分、私だけではあるまい。恐喝シーンで出てくるマクドナルドの袋に時代の流れを感じてしまった人も、絶対に私だけではあるまい。 【kokayu】さん 8点(2005-02-20 00:37:59) |
128.チャールズ・ディードリッチという人が昔こんな名言を世に残しました。 『今日はあなたの残りの人生の最初の日』 人生とはやり直そうと強く思い、本気で考えれば何度でもやり直せるものなのかもしれなません。そう考えると、毎日に希望を持って生きる事が出来るような気がします。そう思えたのもこの映画に出会えたお蔭。この映画は観て良かったと心から思います。そして、久石嬢さん、あなたの音楽は最高です。 【ボビー】さん 9点(2005-02-16 22:35:38) (良:2票) |
【ゆきむら】さん 6点(2005-01-31 14:41:06) |
126.《ネタバレ》 本当に久しぶりに見た。年齢を重ねたからか、高校からの思春期を描いた傑作だと思えた。学校ではさえなくて、勉強もできないけど自分の価値はこんなものじゃ計れなくて「何か」になれると誰もが信じているあの時期。もちろん教師達はほとんどの人間が特別な人生を送るわけではないということを当然知っていて、学校にすらまともに適応できず、継続性がない彼らに「ろくな未来はない」と断定する。実際そのとおりなのだが。一度負けたくらいでボクシングを投げ出し、自暴自棄になってやくざになるような奴は結局何をやっても成功しないし、目先の快楽におぼれてボクシングの練習に身を入らないような奴は決して成功できない。モロ師岡が演じるくたびれたボクサーも非常に印象的で、現実の工場の労働から逃げ、かつて手にした栄光にしがみつき、努力もせずに、夢という甘い言葉でごまかし、無駄に年を重ねピーターパンになっている姿は、だらだらと芸暦を重ねた多くの芸人崩れを見てきた監督ならではの登場人物だと思います。またこういう人たちはネガティブなオーラを持ってて足を引っ張るんですよね。とくに若くて才能があった場合に。そこで誘惑に負けないのが真の成功者なのでしょうが。バカにされ続けても愚直にアタックを続けた男が女を妻とできたことも夢というか、目標に向かって継続することの大切さみたいなものを言いたかったのだと思います。芸人として大成功した監督だって、昔芸人になるって言ったときには周りにはバカにされて、絶対に無理だと言われたはずなんですから。最後の台詞をどう思うかなんですが、もっと若ければ(まだ20代ですけど)「若いんだからまだまだこれからだよ」というポジティブな意味で捉えていたのですが、今の自分にはフランス人たちがこの映画を観た感想と同じように「ああ、こいつら終わってる。きっと何をやっても根気強く継続的に努力もできず、決して一角の人間になることはできないだろう」と思いました。(『カイジ』とか読んでるからこんな風に解釈するのかもしれません。笑)漫才ブームの時には図書館から部屋がいっぱいになるくらい大量の本を借り、必死に努力を重ねた結果、大成功を収めた監督からの「自分は特別」と思ってる具体的な努力もしない若者達への痛烈なメッセージ。時間は「リターン」することはできないんだから将来に向けて努力を積み重ねなくては、と強く感じました。 【バチケン】さん 10点(2005-01-28 22:53:59) (良:7票) |
125.努力しろ。でも努力しても無駄な事もあるんだよ。 っつーことです。 【カワサキロック】さん 6点(2005-01-19 00:11:46) |
124.《ネタバレ》 ”マー君、俺たち終わっちゃったのかな?” ”バカヤロー、まだ始まっちゃいねーよ。” |
123.来春社会人である自分の心理状況にうまく重なりました。見て良かった。 明日も頑張ろう。まだ始まってもいないんだから。(涙目) 【キュウリと蜂蜜】さん 9点(2005-01-02 22:44:27) (良:2票) |
|
【ポジティブ】さん 9点(2004-11-11 11:45:15) |
121.人生とは激しく空回りしていて若ければ若いほどそのスピードは速く他人から見れば色んな経験をして苦労をしているように見えても本人の主観としては「まだ始まってもいねぇや」というものなのだと思った。主人公達はとんでもない経験をしているにもかかわらず観ている誰もが自分と地続きだと感じるのは多かれ少なかれ誰の中にも空回りしてきた経験があるからなのだろう。偉大なる青春空回り映画である。 【SWORD】さん 8点(2004-10-06 10:26:42) (良:1票) |
【リーム555】さん 7点(2004-10-05 12:51:08) |
119.激動を予感させる音楽・・・。何だこの胸騒ぎは! 【ホシ】さん 8点(2004-09-01 20:15:56) |
118.いい映画だと思います。でもつまらない。そこまで賞がほしいの?って感じ。つまらなければ、つまらない程へそ曲がりな審査員の多いカンヌとかは取り易いでしょうね。たしかにラストはいい台詞だと思うけど、パッケージの裏に書いてあるし(笑) 北野さん、いい台詞思いついたからって横着しすぎ。どーでもいいことですが、教師が黒板に書いてた字、汚すぎじゃありません?あんなんじゃ生徒がノートに写せないよ~とか思ったりして・・・ |
117.面白いです。リーダー格のマサルと大人しいシンジのコンストラクションの出し方がリアルに上手い。将来何をやったら良いのか分からない若者の葛藤がさり気なく表現されている。 事の成り行きで2人ともボクシングを始めるのですが、マサルではなくシンジが頭角を現すところがこれまたリアルで皮肉。 ラストで自転車に乗って母校をグルグル回るシーンは憎い演出です。 ただ、随所に見せるギャグは面白くないからいらない。 あと、どうしても出てくるね。ヤクザ。 |
116.いやぁ~良かったです。なんか、日本映画って感じですね。とにかくかっこよかった。そして、評判どおりラストシーンは最高にかっこよかった。人間の何かを見つけたときのかっこよさ、そして、人間の弱さがよく表されていて、さすがだなって思いました。俳優人もみんな、よかった。そして音楽も。 【シュシュ】さん 9点(2004-08-19 01:07:47) |
|
114.たけしの映画、というかこういう系の映画「いわんとしていることはわかる」みたいな映画って好きです。なんか好きなんですよね。主演の2人のバランスが最高。マサルみたいな奴っているんですよね。それについている才能ある奴もいるんですよ。なんか愛せるキャラ達といいますか。なんかユラユラ不安定な感じが好きです。安藤政信ってこれでデビューしたんですね。 【ようすけ】さん 7点(2004-08-02 21:29:20) |
113.《ネタバレ》 シンジをハメたあのボクサーに本当に怒りを感じたのは自分だけではないはずだ。それくらいのめり込めた。 【DELI】さん 8点(2004-07-13 17:41:52) |