48.非常に見応えがあり、テンポも良くぐいぐい引き込まれるおもしろさでした。ラストのホフマンの笑顔が印象的です。名優二人に引けをとらない演技を披露したジョン・キューザックがお見事でした。 【ギニュー】さん 8点(2004-12-04 19:06:19) |
47.陪審員制度の問題点や、銃社会に対する警鐘という側面に関してはあえて触れません。 そうした問題提起の価値以上に感心させられたことは、監督が社会派サスペンスを撮りながらも、映画に対してエンターティメントの意識を強く持っている点です。 二時間以上ある作品にも関わらず、まったく飽きさせず最後まで見ることが出来るのも、それだけ観客の立場に立った作品作りが成されている証拠でしょう。それゆえに多少のご都合主義や無理のある部分もあまり気にせず、作品に没頭して楽しむことが出来ます。 【FSS】さん 8点(2004-11-30 21:52:01) |
46.脚本が良い。話の根っこがしっかりしてるといい作品ができるという見本みたいな映画。 役者陣も言うことなし。撮影、編集、いろんな要素のバランスがとれていて、ナイスパッケージング。 ただ、人間関係がゴチャついて見始めのほうは少し混乱したかな。 【ぱぴんぐ】さん 8点(2004-11-27 16:41:38) |
45. 俳優のうまさは言うまでもありませんが、カット割りのうまさ、一こまの冗長さも感じさせない編集の妙はさすがにプロのお仕事です。しかし、だからこそ、そこそこの緊張感を持たせながらも通り過ぎてしまうのはもったいない。う~ん、もう一ひねりが欲しかった。 【karik】さん 8点(2004-11-24 21:14:59) |
44.面白いですね。こういう知的な映画は好きです。個人的に…物語り中盤、敵味方として火花を散らすG.ハックマンとD.ホフマンが裁判所のトイレで延々5分間に亘るタイマンの弁舌合戦を繰り広げる下りは、映画ファンには感涙ものです。 【金子淳】さん 8点(2004-11-24 15:07:33) |
43.展開がとてもいいね。かっこよく仕上がってる。複雑なストーリーながらしっかりまとまって完成されてる。見事です。 【ばかぽん】さん 7点(2004-11-11 01:18:34) |
42.これで映画はOK!銃問題や陪審制度などテーマは重たいのでしょうが、素直に楽しみました。展開の組みたて、配役と演技・・・最近では抜群の作品です。先が読めないおもしろさ。見終わった後は、(原作を置いといて)複数の結末を議論したり、他の動機だったら等と他のシナリオを考えてみたり、けっこう勝手な会話が弾みます。登場人物も多い割りには各々解りやすい。そういう余韻を残してくれる脚本は好きですね。現実性を優先したら、逃走、追っかけシーン、彼女の格闘シーン、ハイテク基地シーンもカットされ、きっと、「良作だけど印象が薄い」ものになっていたでしょうね。主役はもとより、判事、陪審員、証人・・・役者全員のピンと張り詰めた演技も感心しましたが、『いちご白書』のB・デイビソン、『フラッシュダンス』のJ・ビールスなどの懐かしい顔もうれしかったね。 【草川ひゅー馬】さん 10点(2004-11-01 11:28:22) |
【太郎】さん 5点(2004-10-14 15:14:44) |
40.この手の映画なので「ドンデン返しはどこかな」と、観ていた板はずなのに、見事な展開に引き込まれ、それどころではなくなってしまいました。役者もいいけど、それ以上にスピーディーで見事に心理戦を描ききった良質の映画です。 【tantan】さん 9点(2004-10-03 09:21:57) |
39.法廷物の緊張感と、サスペンスの醍醐味が詰まった作品でかなり面白かった。最後まで読ませない展開と、それぞれの個性剥き出しの争いが見ていて飽きない。ハックマンとホフマンは当然のごとく素晴らしいが、なんといってもキューザックに尽きる。この人正体不明の怪しい役柄がホントにうまい。 【Andy17】さん 9点(2004-09-18 23:13:31) |
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38.全然期待せずに観たら、これ、かなりおもろかってん。もう始まって20分くらいで、期待度一気に上昇。最後まで期待は裏切らなかった。日本ではなじみないが興味がある陪審員の裏側を描いた脚本もいいが、俳優もいいし、そのテンポをくずさない演出もいい。強烈な冒頭からホロッとするラストまで娯楽的な要素を保ちつつそれでいて、ちょっと考えさせられる映画。万人にオススメ。俺の中でジョン・キューザックの出てる映画はアタリが多いような気がする。 【なにわ君】さん 10点(2004-09-15 14:37:01) |
37.法廷が舞台の社会派ドラマというよりは娯楽サスペンスに近い印象。前者を期待して観た自分としては、これだけ良く出来た作品ながらも少し物足りなさが残ってしまった。しかし、ハックマンとホフマン、二人のベテラン俳優のシーンはさすがの一言。あのシーンを観れただけでもこの作品を見た甲斐があったと感じた。 【wood】さん 7点(2004-09-10 23:02:51) |
36.《ネタバレ》 極めて上質のハリウッド・エンターテイメント。法廷劇の「被告VS原告」という大前提に陪審コンサルタントなるものが絡み、裁判前からの戦いを描いているのが興味をそそる。そしてさらに陪審コンサルタントの鋭い洞察力とハイテク機器が裁判をコントロールしていると思ったら法廷劇で無視されがちな陪審員にさらなる策略が。面白かった。前半においては誰が主人公なのかもわかりずらいキャスティングがその後の展開を読ませない。主人公が謎を解き明かすというのが一般的な法廷サスペンスにおいて主人公自身に謎があり観客といっしょにその謎を解き明かすのが敵方であるというプロットもサスペンスの面白さに拍車をかける。たしかに出来すぎた話で現実的ではありませんが、それを越える面白さがあればいいというのがハリウッド映画。また、アメリカの銃規制問題はこれぐらい非現実的なことが起こらないかぎり進展しないということなのかもしれません。 【R&A】さん 7点(2004-09-10 11:34:36) (良:2票) |
35.《ネタバレ》 原作を大分以前に読んだ時は「この作者にしては、面白いけど小細工先行でいまいち」 というのが率直な感想でした。 ジーン・ハックマン演じるフィンチの主観で書かれている部分が多いので、 主演の男女より彼に感情移入してしまったり(笑) 正直、あまりにも主人公達側にご都合主義の部分が目立って、 主題の良否はともかく、「いくらなんでもありえない」と思ってしまったものでした。 (個人的には嫌煙や銃規制…特に後者には大いに賛成ですけど) 映画でもやはりご都合主義や、フィンチ側はもとより、実は彼らのやり方もかなり汚くて、 目的の為には手段を選ばず(ダスティン・ホフマンからも騙し取ろうとしたこととか) だったりするのですが、原作終盤の小細工の弄しすぎが弱まっていて、 彼らに少しは感情移入しやすくなっていました。上手くまとまっていました。 それ以上に素晴らしかったのは配役。 ジョン・キューザック、レイチェル・ワイズという配役はいろんな意味でこれ以上ないと思われます。 2人も頭良さそうだけど美男美女過ぎず、どっちかというと地味目なところとか (レイチェル・ワイズは美人ではあると思いますが) そして、実はこの映画で一番見ごたえがあったのがジーン・ハックマンとダスティン・ホフマンの直接対決シーン。 動のハックマンと抑え気味で静のホフマン。 2人とも自分の役柄をわきまえていて上手い!ゾクゾクしました。 ホフマンは好みの俳優ではありませんでしたが、この映画では心底素敵だと思いました。 【ゆきうさぎ】さん 6点(2004-09-06 00:44:32) |
34.サスペンスとしては地味ではあるが中々の秀作でした。日本にはあまりなじみのない陪審員制度の裏側というか問題点を垣間見た気がします。観る側に色々な問題点を考えさせる作品でありながら爽快なラストには非常に好感が持てました。 【北狐】さん 9点(2004-09-04 22:27:22) |
33.《ネタバレ》 いろいろと考えさせられる佳作です。アメリカの裁判コーディネイター(本当に存在するんですよね)が新聞のインタビューに答えて、黒が白になっても良心の呵責を感じない、と語っていたことを思い出しました。ラストが大団円なので後味が悪くないのがいいです。(現実はそうは甘くはないのでしょうが)主要人物がはまり役すぎて、やや意外性に欠けるのですが、それでも裁判の行方は最後まで目が離せない、見ごたえのある競演でした。 【HIDUKI】さん 8点(2004-08-17 22:43:39) |
32.《ネタバレ》 法廷モノだと期待して観たけれど、これは「コン・ゲーム映画」ですね。騙し騙されの詐欺師映画でした。でも、それはそれでそっちの方向で楽しめました。ハックマンにはゲップが出たけれど、ホフマンは腹八分的で控え目な露出(はっきり言えば脇役)。ホフマンが好きな人は厳重に注意する必要がありますよ。だってもっと活躍を見たくなるから。ホフマンとレイチェル・ワイズの最後の電話でのやりとりは爽快でした。あの瞬間に二人の詐欺師の目が変わりますよね!判決の瞬間も爽快。 惜しむらくは邦題がマズかったですね。いや実にマズい。 |
31.良かった! 一見地味に見えて、実は映画の醍醐味が詰まりまくっている。何せ名優の初共演。自分が知らない世界の裏側を見られる面白さ。騙すのか騙されるのか、ドキドキな展開。 最初、めまぐるしく人間が入れ替わるので、少し混乱する。けれどそこが豪華キャスト映画の利点。出て来る人間がちゃんと個性的だから、そこから数分後には「なるほどね、ふ~ん」と言える。キューザックの「微妙さ」が、何ともこの作品を面白くしている。彼はなんだかうさん臭い感じがして、どちらかというと嫌いなタイプの俳優で、彼の出演するラブコメは「おえ~」だけど、こういう「こいつ一体何考えてんだ?」と思わせる怪しさは抜群。画面も古典的だけれど、安心できる色使いと、テンポの早い展開を邪魔しないおちついた雰囲気があって、かなり良い。思うに、この作品がいまいち認知されていないのは、題がマズイのでは?「ニューオーリンズ・トライアル」て、食指が動かない堅い題だよなぁ・・・ 【ともとも】さん 9点(2004-08-14 00:51:12) (良:2票) |
30.おもしろい映画でした。なかなかw。キャストもみんなよかったですし。とくにジーンハックマンとダスティンホフマン。この2人はすごいっ。最後に見せるダスティンホフマンの笑顔。見てるこっちまでニコっとしてしまいます。 【海賊】さん 8点(2004-08-04 01:44:56) |
29.いやぁー面白かった。我々はこういう映画を見るためにお金を払うのだ(私はレンタル料ですが)。それにしても超豪華メンバー。”ハンバーガー・ヒル”のヒーローだって5分も映らない。しかし、私の行くレンタル屋ではこの映画は「あんまりおもしろくないですよぉー」ってな感じで隅っこの方に数本しか置いてなかった。ふむぅ~ん・・・ 【メロメロ】さん 8点(2004-08-03 00:31:58) |