290.《ネタバレ》 どことなく自分勝手に「リバーランズ・スルーイット」みたいな兄弟愛ドラマを期待していたので、
いやコレは違うこれは家族団結のドラマで朴訥であり暗い現実と裏腹にコミカルな作品だ。
そういえば「サイダー・ハウス・ルール」もそんな感じでした。
あともうひとつグッときたのがあの人が死んじゃうとき。
前触れもありましたがその場に居合わせたのがデカプリオだというのも・・
この子供はふたりの死を見てしまうんですよね。
弟がああなってしまったのもそのトラウマからかもしれない。
わめいたり大笑いしたりという演技が印象的なのですが、
実はデカプリオの演技の中ではデップとルイスがいい仲で、
それを見守るときの自分のことのような嬉しそうな表情。
そういうちょっとした演出がいいんです。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドクの恋人も出てたし、
そして同じ映画でマーティのパパ役をやっていた葬儀屋、
あのパパに似てるんだけれども・・
最後が放火という演出では「母の贈り物」を思い出しました。
ここらはちょっとやりすぎかなぁ・・
全体的には暗い題材ではあるのに淡々とした素朴な映画になっている。
そこが物足りないし逆に言えばいい作品なのかもしれません。