1.北野武監督の「あの夏いちばん静かな海」を好きな方はきっと好きになってくれるはずの本作。物静かな登場人物達、淡々と進んでいるようで、静止しているような展開。独特な写真のような映像(固定カメラによる長回しによるものか?)さらりとした結末。決して多くを語らないし、感動的でもない。だけども見終わるとじーんと来る。物悲しさ。恩着せがましい泣かせでなく、めそめそと来るあの涙。俺は忘れない!あんたの事を!ちゃんと覚えてるからね。「シュリ」の8倍は素晴らしい韓国映画です。でも武のと同じで、つまらない人には、なんだか分かってもらえないよな~。