94.《ネタバレ》 凄まじいまでの緊迫感に包まれた作品。従来のコーエン兄弟の作品ではあまり目にする事のなかった完全な殺し屋を、ハビエル・バルデムが見事に演じきっている(とても『海を飛ぶ夢』での彼と同一人物とは思えない)。鑑賞後は絶望感と恐怖感が鈍痛のように残った。 【wood】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-25 16:35:33) |
93.最後まで飽きない、ぎっしり詰まった造り。この重ったるさが好き嫌い分かれるだろうけど、ストーリーの重さに負けないハビエル・バルデムの重量級の存在感を観るだけでも一見の価値ありです。重さの割には読後感がすっきりなのもまたよし。 【ケルタ】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-18 23:18:07) |
92.こ・・・こえぇよっっ!!!個人的には絶対的な悪というものが存在すると思っているのだけど、そんな人に直接会ったことことは多分無い。だから、底無し沼のように恐ろしい殺し屋にリアリティがあるのか無いのかわかんないけど、いつもながら強烈にキャラが立っているのでなんかリアリティがあり、ほんとに怖かった。 【ETNA】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-16 15:28:51) |
91.まあね、見せてくれますよ、そこそこ。淡々と進む追いつ追われつの展開。途中シガーが出会う人々が殺されちゃうんじゃないかハラハラしながら。しかしねぇ、あまりにもムダに人が死に過ぎて、生理的にダメ。シガーが傷を治すシーンはプレデターを思い出しちゃって、でも、プレデターの方がシガーより人間味があったよな・・・。トレーラーハウスの管理人のオバチャン、偉い! 怖いもの知らずとはいえ、ヤツを一喝撃退できたのは彼女だけ。・・・コーエンという名に包まれ、ベトナム帰りとかトミー・リー・ジョーンズの存在がなにやら哲学っぽく見せているだけの、実際は、無節操な下劣バイオレンス映画。こんなもの賞賛しているハリウッドのセンスを疑う・・・、もともとアカデミー賞なんて信じてないけどね。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-01-16 13:48:50) |
90.《ネタバレ》 空気銃を片手に、じわりじわりと忍び寄ってくるおかっぱ頭の悪役の造形は、最近ではジョーカーと双璧を成す素晴らしさ。そして文字通り、観客を“煙に巻く”ことをやってのけた脚本が凄い。実に色々なことを考えさせられる、絶妙な幕切れでした。何とも納得の行く解釈がしきれないが、凄い作品だということだけは確か。 【j-hitch】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-02 20:14:34) |
89.最後は確かにわかりづらいですが、それを差し引いても十分楽しめる作品。なんといってもハビエル・バルデム。こんなに緊張感を感じたのは久しぶり。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-28 21:49:33) |
《改行表示》88.《ネタバレ》 殺し屋は怖かった。病んでいるアメリカの怖さが伝わってきました。が、ラストは?でした。 それにしてもトミー・リー・ジョーンズは必要か? 【ポテト】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-12-26 20:37:43) |
87.評判どおりに殺し屋は怖かったが、正直に言って内容がよくわからなかった。アカデミー賞作品賞というのもぴんと来ない。 【HK】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-12-18 23:25:05) |
86.お話は実にコーエン兄弟らしいお話であり、実際『ノーカントリー』は『ファーゴ』のTEX-MEX版と言いきってもおかしくない。にもかかわらずコーエン兄弟らしからぬ空気が充満している。ハビエル・バルデム演じる殺し屋を同業のウッディ・ハレルソンが「ユーモアを持たない男」と評する(髪型はユーモアなのだが)が、もちろん『赤ちゃん泥棒』や『バートン・フィンク』に登場する殺人鬼のようなユーモアは皆無であり、それどころかこの作品自体にこれまでのコーエン兄弟の作品に見られたブラックユーモアが無いことに気付かされる。何かをすればするほどにドツボにはまる展開に、そしてごく普通の人が非日常の世界に足を踏み入れてしまう展開にユーモアを見出すことのできたコーエン流はそこにはなく、ジョシュ・ブローリンはひたすらそのドツボと、その非日常と正面から対峙する。追う者と追われる者のあいだにはユーモアの付け入る隙間はなく、真剣そのものの命の削り合いが展開される。ブローリンは野生の勘と軍隊経験を駆使し逃亡し応戦するうちに過去に経験した戦場という非日常を自らの日常へとシフトしてゆく。殺し屋は非日常という殺し屋にとっての日常を最後まで貫くしかなく、それは殺し屋にとっての非日常である交通事故にあっても変わらずに殺し屋にとっての日常を生きるのだ。そう、ここでは『ファーゴ』にあった非日常と日常の衝突は無い。日常で用いられる道徳やルールの効かない非日常が日常以上に日常面している怖い映画なのだ。コーエン兄弟の新たなる門出を支持する。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-12-15 15:48:27) |
《改行表示》85.《ネタバレ》 こんなにハラハラした作品は久しぶり。 ハビエル演じる殺人鬼がとにかく不気味で怖かった。 特に、売店のおじさんとのやり取りは、緊迫しながら見入ってしまった。殺人鬼の言動や行動全てが見えない。 「金を取り戻す」という目的はあるのだが、そんな目的なんかどうでもいいような、そんな先の見えないような表情が印象的でした。 ラストはあまりにも唐突に訪れたので、同じシーンをもう一度見直したんですが、それでも理解出来ませんでした。それだけが消化不良ですね。 【抹茶御膳】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-13 20:25:34) |
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84.アメリカ映画って執念深い人を描くといい。追う者と追われる者、もう途中から金より意地の世界になって、自分で道具を工夫したり、自分で怪我を治療したりして、執念が徹底的に燃え上がる。そしてモーテルとホテルの場の緊張が素晴らしい。これであと話が理解できたら文句なかったんだけど、これが分からない。終わりのほうのテープ張られた現場が何なのかが、恥ずかしながら、分からなかった。あそこの前に、映画では描かれなかった事件がひとつあったってこと? 外された空調の枠を見て保安官が何を理解したのかが、こちらが理解できなかった。アメリカ映画は説明しすぎるって常々不満を表明していると、今度はこうなる。もしかして簡単に理解できる映画だったりするんじゃないか、という不安は残り続け、脳の老化のスピードに思いを馳せる今日このごろ。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-13 12:11:30) |
83.《ネタバレ》 なにしろ緊迫感のある映画でした。雑貨屋の親父のシーンは緊張しました。ただ最後がな-。マイナス2です。心に引っかかるいい映画でしたけどアカデミー賞のイメージでは無いですね。あと、モーテルで換気口を使ってお金を移動させた意味がわかりません。教えてください。 【ピチクン】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-12-13 10:47:48) |
《改行表示》82.《ネタバレ》 ラストが分かり辛かったと言うより、わかんねぇ映画でしたね。 でも、全体的にはとてもいい作品だと思います。 ただ、あんな簡単なレシーバーでピタリと場所を突き止めるシガーは凄いね。 【Pea Shan】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-12 00:46:13) |
81.《ネタバレ》 ラスト5分まで緊張感たっぷりで良かったのですが、ラストのあれは何ですか?私には難解すぎてよく理解できませんでした。久しぶりにあ然としてしまった映画です。 【じょーー】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-12-11 10:56:39) |
80.《ネタバレ》 てっきりジョーンズがお金に目を眩ませるんだと思ってた… 終盤までハラハラドキドキ楽しめましたが、オチはちょっと深すぎて私には理解不能でした。説明不足でよくわからない…! 総合的にはほぼ8点なのですが、最後に「面白かったー!」というよりは「う…うん…?」となってしまうのでこの点数です。 【えむぁっ。】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-11-30 02:54:54) |
79.《ネタバレ》 普通にドキドキハラハラ面白かったです。淡々とした雰囲気だけど、だからといって画面から少しも目が離せない迫力がありますね。それにしてもハビエルさん怖すぎっ!(笑)テーマが何かよくわからなかったのですが、原題の大切な所を省略していたんですね。でも…老人だけじゃなくて、若者も住みにくい世の中になっちゃったよね。 【あっち】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-11-27 16:51:14) |
78.《ネタバレ》 コーエン兄弟の作品は「ファーゴ」でもそうだったけど、キャラクターが面白い。それで、自分には十分面白かった。ラストのトミーリージョーンズのセリフはちょっとよく分からなかった。ここまで話を引っ張る力があるので、社会派映画を狙って(?)のセリフは無くても良かったと思う。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-11-21 17:13:32) |
《改行表示》77.《ネタバレ》 この監督さんは前から興味があり、アカデミー賞作品賞受賞ということでとりあえず鑑賞。序盤の緊迫感は圧巻。すごく惹きつけられましたが、ルウェリンが死んでから話の展開がよく分からず、理解できないシーンもあり、ラストは夢の話で終わり!?エンドロールの後何かあるかなと確認してしまった・・・ 【みゅうみゅう】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-11-09 11:18:02) |
76.世の中にはいろいろな人がいるよな。慈悲深い人、欲深い人、またはその他どの部類にも属さない人。そんなこんなの人たちが自分勝手に行動したら、こんな世の中になっていくんだろうな。きっと。 【Keicy】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-11-05 23:30:15) |
75.《ネタバレ》 エンドロールの後何かあるのかな??と思ってしまう映画。ラストが唐突であっけにとられた。それだけに、何だったのだろう?と考えさせるだけの力を持っているのは、繊細に表現されたディテールとモス、シガー、保安官、彼らの深みのある演技の賜物。シガーの静かな狂気はさることながら、モスのただ者ではないベトナム帰還兵っぷりも見事。川から上がった後、冷静に薬室の水気を抜いてから発砲したり、追手を感じわざと二つとなりの部屋から金を取り返したり、緊張感があり世界に引き込まれた。そんなモスがあっさりとメキシコ人に殺され、シガーも何の関係もない交通事故で重傷を負う。退職した保安官は死んだ父の後に着いて行く夢を妻に語る。作者が言いたい事とは違うと思うが、諸行無常という言葉を思い出した。「諸行は無常であってこれは生滅の法であり、生滅の法は苦である」 【ポテサラ頂戴】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-26 11:00:59) |