234.《ネタバレ》 いわずもながら、映画の良し悪しはプロットの良し悪しではない。それを映像や編集でいかに見せるかという点も重要。本作はその意味で監督の職人芸が堪能できる一編。一例がジュリエット(キーラ・ナイトレイ)をめぐる横恋慕のエピソード。結婚式のシーンから始まるこのエピソードで、監督は明らかに新郎の友人をゲイであるように描いている。新郎と並んだバストショット、パーティーでの憂鬱そうな表情。セリフでも「彼のこと好きなんでしょ」と質問されて否定してみたり。このミス・ディレクション(意図的な誤解への誘導)の演出によって、観客は「この男はゲイだ」と思いこまされ、それが、結婚式のビデオを見たときの感激につなげられている。見事です。にぎやかし役のローワン・アトキンソンをストーリーを転がす中に当てはめていく手腕も鮮やかでした。最後に用語の確認。オムニバス映画とは、「乗合バス」から転じた用語で、完結したストーリーを詰め込んで一本の映画にしたもの。日本映画なら森田芳光の「バカヤロー」、洋画ならタランティーノの「フォー・ルームス」。本作はいろいろなストーリーが絡み合ってはいますが、あくまでも一本のストーリーなので「オムニバス」と呼ぶのはふさわしくないでしょう。 【satoshi】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-06-07 21:42:06) |
233.《ネタバレ》 これは・・ちょっと微妙でした。 (元)ロックスター、AV?がきっかけで結ばれた男女、そして紙芝居で愛を告白した男性のエピソードはかなり心あたたまりました。特にAVのカップル・・あの、からみあいながら、「僕はシャイだから」と言ってる図にかなり笑わせてもらいました。幸せになってもらいたいです。 下のほうで指摘されてる方がおられましたが、「アンハッピーエンド」のオチのつけ方、見せ方がかなりへたくそですね。。。。 デザイナーに片思いの女の子、中高年夫婦・・結局どうなったんだろ? 片思いだった女の子は悲しかったですが・・ それなりにがんばって受け入れようとしてるとか、そうゆうのもちゃんと書いて欲しかったです。 アメリカにわたったもてない彼のサクセスストーリーはひどすぎて引いてしまいました。 なさすぎるでしょうあれは(笑) 【Shiori】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-05-25 00:51:15) |
232.《ネタバレ》 ううむ・・・クリスマスでHAPPY!HAPPY!って映画かと思いきや、微妙な尻切れトンボがチラホラする。特に障害のある弟を持つ彼女の話なんぞ投げっぱなしでオチすら与えていない始末。そんな「恋って甘いだけじゃないのよ」という現実を描いているにしちゃ、妻を失った中年男がクラスメートのお母さんと手軽に恋の予感に嵌っちゃったりというご都合主義もあったり、バランス悪くないスか、この映画? まあ現実の恋って物自体がそういう不平等なもんなんだって言いたかったのかもしれないし、そういう意味じゃリアリティーを追求した結果なのかもしれないのだけど、クリスマス映画なんだからさ、もうちょっと観客を安心あるいは納得させて欲しかった気がするな。これじゃ「キーラ不倫しちゃうかも・・・」とか、「アランとエマの夫婦はちゃんと上手くやってけるのか・・・」とか余計な心配しちゃうよ(ホント余計だけど)。 ちなみにTUTAYAのバーコードシールの出演者欄はヒュー・グラントじゃなくアラン・リックマンだったのでびっくり。うーん、アラン・・・主役だったのか? 【ぞふぃ】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-04-03 12:38:17) |
【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-28 11:00:52) |
230.良かったのはロックじいさんと親友の嫁を愛してた話。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-02-18 18:36:00) |
229.群像劇なんですが、それぞれのストーリーがぶつ切りにならないようにうまくつないであって、一定のテンポで最後まで見れました。このテンポのおかげで設定は違っても、全体としての一体感が出て、日常生活の悲喜こもごもみたいなテイストになってると思います。結構面白かったです。 |
228.《ネタバレ》 ちょっと薄味だけど好感が持てる映画。紙芝居の人のストーリーが一番好きかな 【バムセ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-20 23:40:26) |
227.観た後素直に、ハッピーな気分になれました。自然にニコニコしてしまう感じです。色々な形の「愛」が出てきますが、それぞれ違ったハッピーがある。小さなエピソードの積み重ねだけれど、それがむしろとっても新鮮でよかった。 【ひかり。】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-18 22:58:03) |
226.《ネタバレ》 なんだか見ていてワクワクする映画でした。いくつものストーリーを少しずつ絡めながらクリスマスに向けてがんばる。見終わった後はいいものを貰ったような。そんな気分になります。 一つのラブストーリーをジックリ見るのも良いけど、こうやってオードブルのようにいっぺんに味わえるのもいいものだと思います。こういうのを考えつくところが凄いですね。いい映画でした。 【xxxsiro】さん [DVD(吹替)] 9点(2008-01-17 19:36:21) |
【SIN】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-01-15 02:04:55) |
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224.ひとつひとつのエピソードは特別面白くないし、映画に出来るレベルではないと思います。それを構成だけで見せているというのは ある意味すごいけれど、ただそれだけ。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-01-07 13:32:25) |
223.《ネタバレ》 登場人物が多すぎて、全員の役柄を頭にいれるのに少し時間がかかってしまい、ストーリーに入るのが後回しになってしまった。でも「普通の愛」がたくさん、っていいかも。落ち込んだとき、ヒースロー空港に行ってみたくなります。もう一度見たら、もっと一人ひとりに感情移入できそうです。 【ハクリキコ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-06 21:33:56) |
222.《ネタバレ》 色々な愛がぎっしりつめ込められた映画。悲しい愛もあったけど、どんな形であろうとやっぱり「愛」っていいな~って思える。確かに単純だけど、嬉しさのあまり泣ける映画ってなかなかないぜ?音楽も俳優も最高にいい。 【たいがー】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-01-02 19:03:45) |
221.まあまあかな。実際には6,5点くらい。お母さんをなくした小さな男の子のパートがビミョウ。描き方が類型的でないところはよかったけど、あの子の演技はどうもねえ・・。もっと自然な演出はできなかったものだろうか・・。 アラン・リックマンとエマ・トンプソンは例によって安心して見ていられる。 【おばちゃん】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-11-12 11:07:27) |
220.《ネタバレ》 最初と最後がシンメトリーになっていて、最初のテーマが最後に実感出来るというとてもすっきりとしていてきれいな構成だったと思います。一つ一つのテーマに掘り下げがないのはたくさんの愛を描きたかったからだと思いますが、「毒」が無さ過ぎたかな。そのせいで映画全体がどこか印象に残らない平板な感じになってしまったと思います。 でもだからこそ軽くてとても心温まるものになったという側面もあると思うのでそう簡単に深みがないとは言えないでしょう。笑いどころもたくさんあるし、久々に良い映画を観ました。 落ち込んだ時にまた観たいですね。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-10-16 19:15:54) |
219.今日はちょっと嫌なことがあったので、気分を入れ替えるために見た1本。見るのは2度目なのにまったくストーリーを覚えてなかったw。おかげで普通に楽しめましたが、やはりちょっとそれぞれの話が弱いのかも。 しかし、いくら現実感ゼロだろうがプロットが弱かろうが、これは好き。何も考えないで見てハッピーな気分になれる映画だと思います。出てる俳優たちもみんな好き。 【リムコフ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-10-13 01:27:38) |
218.《ネタバレ》 特別でない様々な恋愛模様をどこかで繋がりを持たせながら描いた作品。 個人的には少年の恋愛とパパとの関わりが好きですね。 日本人にはなかなかない、小さい子供の恋愛をバカにしたりせず、 応援し、一緒に考えたりする姿勢や、 子供が親の恋愛(この場合では実の親子ではないけれど)に触れる事は新鮮味があり、楽しめました。 でも細々とした物語を組み合わせているため、 中途半端で終わっているところが多くありました。 それもあって、振り返った時にあまり覚えていない気がします。 【コショリン】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-09-23 17:02:20) |
217.《ネタバレ》 ユーモラスでロマンティックで、とてもキュートな作品でした。ほとんど現実味がなく物語も細切れなのに共感できるのは、情けなくて人間味あふれる言動を、上手に笑いにくるんで表現しているからだろうか。少年の片思いや作家のプロポーズの話はまったくリアリティがないけれど、素直に感動できる。少年の愛らしいキャラクターと、作家の「君がノーといっても驚かないよ」の台詞がそれを可能にしているんだろうと思う。この辺の絶妙なさじ加減はラブコメ職人である監督の面目躍如だ。 ただ、それに対して苦味のあるエピソードはあまり上手くない。親友の花嫁に恋する話以外の暗いエピソードは半端で、着地点すらみせてくれない。部下に浮気心を出す夫も、病気の兄弟を持つあの女性も、置いてけぼりにされたままTHE END。中高年の男が錆つきかけた夫婦愛にどうけじめをつけるのか知りたかったし、あの女性の抱えた事情も恋を完全にあきらめる理由としては説得力がなかった(というかたいした努力もしてないくせにあきらめるなよ、逃げる言い訳に家庭の事情を使っただけじゃないの? と思った)ので不完全燃焼。さまざまな愛の形を描くために悲恋も加えたんだろうけど、あんまり得意じゃなかったのかな? とはいえ長い時間を全然だれずに楽しめたことは事実。何度もお腹を抱えて笑えたし、上記の欠点と、首相のエピソードが案外たいしたことないのを除けば面白かった。全編ラブソングのオンパレードという趣向もよかったけど、ひとつも思い入れのある曲が入っていなかったのがちょっぴり残念ではある。 【no one】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-21 02:00:14) |
216.ハッピーストーリーの盛り合わせで悪くはないのだが、内容が薄く見た後は覚えていてもすぐ忘れそう。真面目なフジテレビ映画のような感じで好感は持てるのだが、若者の性欲を盛り立てるような内容は素直には楽しめない。 【Jane.Y】さん [DVD(吹替)] 5点(2007-09-15 08:34:17) |
215.《ネタバレ》 プロポーズしにいくシーンで、町の人もついてきちゃって、「殺しにいくらしい」って言われたりしてるのが面白かった。みなが見ている前でプロポーズ→祝福って流れもヨイ。あの人だけの話にすりゃいいのにっとか、コンセプトから否定しちゃう感想をもった。 【六爺】さん [DVD(吹替)] 4点(2007-08-23 01:41:52) |