110.《ネタバレ》 高評価の邦画だったので、見ておいてよかった。密室のような部屋で、登場人物がほぼ5人で占められているにもかかわらず、最後まで飽きさせない。もっとも接点がないと思われた家元が最後に浮かばれる脚本も素晴らしい。 最後の演出や、顔出しの是非はどうでもよくなってしまうほど、すべての要素が絡まっていて良かった。8点に近い7点献上。からくりがわかった今、もう一度見てみたい。 【mhiro】さん [地上波(邦画)] 7点(2008-08-17 11:24:29) |
109.《ネタバレ》 良い映画でした。こういう伏線を張りに張っておいて後から一気に回収するのは大好きです。限られた空間で登場人物はたった5人というのも物語に緊張感が生まれて良かったですね。しかしサスペンスに縛られずに、コメディ要素もしっかり入れてくる。その混ぜ方が絶妙でサスペンスとしてもコメディとしても楽しめます。 全てのわだかまりが解けた時、雨空が夕焼けに変わっているのは「12人の怒れる男」をイメージしていた様に思いました。そう言えば舞台設定も結構似てますし。 あと最後の如月ミキのビミョーっぷりがツボでした。 【民朗】さん [地上波(邦画)] 8点(2008-08-16 15:21:54) |
108.《ネタバレ》 日本映画には、たまにこんなスマッシュヒットみたいなものが出る。油断してると見逃してしまい、気付いた時には今まで見逃していた事をモーレツに後悔しまくる。やはり、登場人物が限られた作品というのは、面白くなる要素が満載のようだ。如月ミキが最後に登場したのも個人的にはうれしかった。思った通りのイマイチアイドルだったのが、実に説得力がある。宍戸錠も遅ればせながら参戦してきたラストに、彼らはどうやって錠を説得するのか、逆に再び混迷の世界に戻るのか、想像するのが実に楽しい。いや~笑った笑った。 【リニア】さん [映画館(邦画)] 10点(2008-08-16 12:48:04) |
107.《ネタバレ》 これは大変面白かった。意外な展開に次ぐ展開、先の読めない状況に目が離せない。 大笑いしたし、不覚にも泣きそうになりました。 いつのまにか自分も、おっちょこちょいで、がんばりやさんで、いじらしい「如月ミキ」のファンのひとりになってしまっていたようです。 そこへあの不意打ち。なんて・・・なんて微妙なんだ!いいぞ!(笑) 【ミツバチ】さん [地上波(邦画)] 9点(2008-08-15 12:28:34) |
106.舞台用に作られた話は舞台で観たいなぁと思ってしまいます。それでもこれはやっぱり脚本が良いんでしょう。ぐいぐいと引き込まれました。 【paraben】さん [地上波(邦画)] 5点(2008-08-14 23:25:37) |
105.今テレビで2回目の鑑賞をして、レビューし忘れていたことに気づいたので一言。奇跡としか言いようのない完璧な脚本。初見では気づかなかったデテールや一本筋の通った哲学に感心した。是非何の予備知識もない状態で鑑賞してもらいたいです。はい 【正義と微笑】さん [DVD(吹替)] 10点(2008-08-14 23:24:33) |
104.《ネタバレ》 無名アイドルの一周忌イベントにて集まったコアなファンたちが、その死の真相を暴きだそうとする密室劇。最初から最後までずっと同じ部屋で物語が展開しますが、キャラが濃いので掛け合いがイチイチ面白く、そんなに退屈を感じるという事はありませんでした。全体的にコメディタッチなので、推理が突飛だったり、ファンとか言っておきながら小栗旬以外全員アイドルと顔見知りだったりするのは、まぁコメディだからと許せるのですが、やっぱり問題の根幹に一人の人間の死があるというのは、倫理的に笑えないところですよね。まぁそれでも「喪服着ないと盛り上がれないんだよ!」などの台詞には、不謹慎ながらも笑ってしまいましたが…。肝心の推理の結論としては、すごく綺麗なところにまとめられていると思います。ちょっと感動しましたし、観賞後の後味もよかったです。ただ、エンディングのアイドルの顔出しは、完全な蛇足ですね。それまで顔を出さない方向でやってきたのに、なぜ最後に突然顔がでるのか、まったく意味が分かりませんでした。出すなら最初から出していた方がまだよかったです。 |
103.《ネタバレ》 みんなでワイワイ系の密室劇。役者それぞれが個性を存分に発揮して非常に面白かったです。変わり映えのない屋内でも飽きさせないような仕掛けが随所に見られ、中だるみすることがありませんでした。惜しむらくは各人が予想外の素性を明らかにしていく前半部分に比べ、後半の最後の謎解きに向かっていく過程は観る側には予想できてしまうところですね。伏線をベタに張りすぎてしまった感があります。 【zaburo】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-07-21 23:18:39) |
102.《ネタバレ》 アイドル如月ミキの一周忌に集まった5人の熱狂的ファンが導き出した『自殺事件』の真相に泣き笑い。心が温かくなりました。でもストレートに“良い話”と受け取るのは、もったいない気がします。劇中、小栗の台詞にもあったように、数多ある可能性の中のひとつに過ぎません。ここが最重要ポイントと考えます。その事を明確にするためにラストシーケンス(宍戸登場)があったのでしょうが、上手くない遣り方でした。直接的過ぎます。主役5人の背景を示唆することで伝えて欲しかった。オフ会はネット世界の延長。別人格を演じている可能性は否定できません。というか、“自称”マネージャーや恋人、父親の与太話を、額面どおりに受け取れというのが無理な話。エンドロールで一心不乱にオタ踊りをする姿にこそ真実がある気がしました。オタクたちが持ち寄った架空のキャラクターとエピソードが偶然“事故説”に辿り着いた。いや、アイドルを想う強い気持ちが“こうあって欲しい”という可能性を創造したと言うべきか。ファンタジーだと思います。ハッキリしたのは「如月ミキは愛されていた」ということだけだと思いました。“人を想う気持ちが産んだ良い話”でした。なお、如月ミキの顔出しについては艶消しもいいとこ。観客それぞれが心の中の如月ミキ(理想のアイドル)を思い描けばいい、そういう流れだったと思います。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-07-16 21:19:13) (良:4票) |
101.脚本の練り方は、文句なし。役者の演技は若手に不満。学芸会ぽい感じ。 上滑りのキャラクターを演じようとしたはずなのに、演技そのものが上滑りになっている。少々痛々しい。 人物の描き方も軽薄。 あと、知的には面白いが、人間のリアルな感情が軽視された演出になっている。 昨今のテレビドラマと同じくらいの質。それよりやや丁寧かという感じ。 映画独特の重厚さがなく、2時間スペシャルか、いっそ舞台でやってるのを見たほうが 楽しいかもと思える。 脚本で言うと、伏線の張り方と回収の仕方(正体のバラ仕方、エピソードの関連付け)が見事。 だから、1度見たら、もう一度見たくなる人が多いはず。 ただし、3度目を見たくなるかどうかは意見の分かれるところ。 【ひであき】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2008-07-15 05:53:00) |
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100.《ネタバレ》 面白い。舞台は極めてシンプルだけど脚本がいいとこんなにいいです。一人のアイドルの追悼式のオフ会という設定。お互いを知らない者通しならではの謎解きの流れは起伏が激しく、目が離せません。みんなが関係者であることが分かり、みんなにとって救いのある(除くキサラギミキ)結論となったことも清涼感がありました。 D級アイドルにいろいろな形で夢中になっている男の悲哀が全体に流れていて、ラストはそれを強調してくれていたと思います。そこもいいです。 【飴おじさん】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-07-13 16:57:05) |
99.かなり面白い話。だが、映画は映画の演出、演じ方があるはず。舞台の芝居は舞台でやるべきと思う。 【monteprince】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-07-06 03:01:16) (良:3票) |
98.なかなか面白ったです。次々と明るみに出る新事実と随所に笑いがあって退屈させずテンポよく進んで観ていて疲れませんでした。ただ、如月ミキはあれで良かったのでしょうか? 【ぽじっこ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-06-29 11:31:24) |
97.《ネタバレ》 面白い! まるで舞台を見ているような感覚になるけど、それは俳優達が脚本をうまく自己解決し表現してることの表われだと思います。 狭い空間でラストまで引っ張るけど、途中途中入る現場映像は遊び感覚満載で、ほんの注釈的な意味しかないことがわかる。 ラストに宍戸錠が出てくるけど正直不要でした。 そこが大きな減点ポイントだけどもエンドロールで楽しくヲタ芸的踊りをする出演者達に癒されたので+-ゼロとしました。 【ゆたさん】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-06-09 10:15:18) |
96.《ネタバレ》 確かに、たいへん面白い。各人の素性が徐々に明らかにされていく中で、1番だと思われた家元の落胆ぶりを最後に救うあたりは感動させられる、文句の付けようが無い。しかし、何か腑に落ちない点が残るのも確かだ。脚本が完璧で、役者5人の演技が良いから誰が撮ってもかなりの完成度になったのではないか、つまり監督の色が出ていなすぎるのでは?よって、ラストの顔出しと宍戸錠(脚本とあまり関係なく、主役5人以外)に多くの人が言及してしまうのだろう。私は観ている人たちにも彼女はアイドルでいてほしかったし、ヲタ5人の完結した思い出を再度ほじくるのはどうかと思うが、あとTVドラマのようなオープニング。この3点がどうも引っかかる、監督の手腕が問われる(編集も含めて)ところがいまいちだとすると、脚本と5人の映画なのでは・・・ 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-06-04 10:49:36) (良:4票) |
95.《ネタバレ》 コメディ色がかなり強いですが面白かったです。 特に小栗くんはなんというか意外なキャラでした。 しかし皆さん言っている通り終わりどころを間違えたかなと。 かゆいところに手が届いてしまう映画はその瞬間は面白いけど印象に残りづらい。 例えば小説は文字以外を脳内で補完するのが楽しいとかいうことを、 製作者さんにも分かってほしいものです。 |
94.次から次へと新しい展開(種明かし)へと進むストーリーが痛快です。それぞれのが「あっ!そうなの?」って映画に引き込まれました。だから逆にその驚きがない分、繰り返し観たい映画とはいえません。最後の10分も蛇足だと思いました。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-05-26 21:34:00) |
93.《ネタバレ》 パパが「たぶん僕がヘアヌード写真が好きでよくみていたことを4歳のミキは覚えてたんでしょうね」と言いだしゃしないかとヒヤヒヤしました。 【Bebe】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2008-05-14 17:20:37) |
92.《ネタバレ》 点数が高いだけあって中盤までは本当に面白かった。「十二人の怒れる男」の形式で、個々のキャラクターと掛け合いが楽しめる。役者も皆合っていた、特に小栗はどういう役でも率なくこなすという印象。個々の正体が序々にバレていくという驚きの連続なのだが、流石に関係者だらけというのはリアリティーが乏しくなる。ファンがいないのか?と余計な事に関心が行ってしまうのだ。死因についても、キャップが出てきた時点に分かるのは辛い、しかもサラダオイルを部屋に撒くなどという非常識な行動を「ああそうですか」と素直に認める程お人よしではない。ゴキブリ対策ならコンバットを置け! オヤジが実の父親だったという事も蛇足と感じる。終わり方もタイミングを失っているというか、期待を裏切ってアイドルの顔を見せてしまうのも微妙。 【まさサイトー】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-05-11 17:47:13) |
91.《ネタバレ》 誰が犯人かな~と想像しながら観ていましたが展開がどんどん変わって結局真相は藪の中。如月ミキに翻弄される男たちが情けなくも可愛らしく面白かったです。 【PINGU】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-05-08 14:06:51) |