63.よかったですが、それほどではなかったです。なんだか前にも観た感じがしますし、特に主演の演技が普通です。ティルダ・スウィントンだけがなぜか印象に残りました。ファンタジーとはいえもっとドラマチックにしてもいいのではと思います。印象的なエピソードも、若返っていきました、以外特になかったです。 【色鉛筆】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-06-19 21:46:34) |
62.《ネタバレ》 ○鑑賞中にも感じていたことだが、「フォレスト・ガンプ」と展開、登場人物、演出など酷似である。○今回のブラッド・ピット主役は正直いまいち。メイクのおかげで存在感こそあるが、魅力あるキャラではない。○メッセージ性があまりにも陳腐。長い割りに浅い。○肉体だけが若返っていく設定があまり活きていない。特殊メイクだけが目立ち、次のブラピがどんな様子かの方が気になった。 【TOSHI】さん [映画館(字幕)] 4点(2009-06-19 12:00:15) |
61.《ネタバレ》 (良いことか、悪いことか、この映画には悪というものがほぼ存在していない ) 歯車が組合わさっただけの機械であるところの時計がいくら逆さに廻ろうとも、神の業であるが故に歳を重ねれば重ねるほどに肉体のみが若返ろうとも、時の流れだけは決して巻き戻らない、死者は蘇らない、死は待ってはくれないのだから、ならばそれまでは生きていくしかない、ならばどう生きるのか。これは死を考える映画ではなく、今を生きることを考える映画だ。 ベンジャミンが勉学で何かを学ぶシーンなどは一度も出てこない。街へ出て、友と語り合い、船に乗り身を削って働き、セックスを、酒を、友の死を、恋を、全て身を以て経験し、体験し、それが生きているということだと知る。 ひととひとというのは決して強い結びつきがあるわけではない。素晴らしい時間がいつまでも続くわけではない。はなればなれにならなければどうしようもないときもある。そしてひとはさすらい、またもどる。そこにはもどりたくなる理由があるからだ。 ベンジャミンが最期のときを迎える様などは素晴らしい。彼はますます若返り、認知症を抱えた少年へと老い、そしてひとりでは歩くことすらできない赤児となり、彼を抱き抱えるデイジーを思い出すも、何も、ひとことも言えることなく息をひきとる。そして本当に生まれたときそのままに、彼女はブランケットで彼をそっと包むのだ。 彼女はどうして彼が自分のことを思い出してくれたと言えたのだろうか。それはもしかすると彼女だけの思い違いかもしれない、彼女がそうであって欲しいと思っているだけかもしれない、ただあるいは彼のまなざしが、どんなに自分が老い彼が若返っていこうとも変わらず愛してくれた、あのまなざしと同じだったからかもしれない。 雷に7度打たれても生きていた男、ピアノを教えてくれた老婆、シェイクスピアが好きな男、ボタンを作った男、そして母親、そしてバレリーナ、皆、生きていた。どんな死を迎えたかなどは大した問題ではなく、どのように生きていたかというその瞬間だけが永遠なのだ。思い出そう、丁度人生も折り返しの頃、この瞬間をいつまでも記憶に留めておこうと、沈黙のままに鏡に向かい合うふたりを、あの瞬間が永遠なのだ。 【すぺるま】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-05-16 01:24:44) (良:2票) |
60.《ネタバレ》 バレエ教室が終わり生徒が帰った後、一人踊るデイジー。 その様子を優しく見つめるベンジャミン。 やがて鏡の前に二人は並び、ベンジャミンは言う 「この二人を覚えておきたい・・・」 私はこの一連のシーンを一生忘れないだろう。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-05-12 17:43:53) (良:1票) |
59.なんの事件もおきないフォレストガンプといった印象。ただ、ラストシーンだけはものすごく見る価値があると思います。見終わった後、身近な人を大切にしたくなりました。 【コダマ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2009-05-08 03:04:26) |
58.《ネタバレ》 宣伝を見て受けていた印象、「人生をシミジミ描いた作品」とは異なり、SFチックな話でした。皮膚や体の各機能が成長と共に若返っていくという設定は流しつつ、最終的にどうなるか心配しながら鑑賞。トンデモ映画になりそうな予感はまさかの的中でした。 みかけがやたら年取った、爺さんのような赤ちゃんとして生まれ、どんどん若返りながら大きくなり、老齢を迎えてまた少しずつ縮み、最終的に赤ちゃんサイズまで縮小するって??? 映像はリアル系で、じっくり人間関係や生活を描いてるのに、その一点がのみが桃から生まれた桃太郎のお話以上にファンタジックすぎて浮いてます。どうしてもそのエピソードを活かしたいなら、もっとならして全体に溶け込ませてほしい...。 周囲の人たちとの温かい関わり、ユニークな女性との生涯にわたる恋、時代の移り変わりを描く物語で「フォレストガンプ」みたいだと思ったら、脚本が同じ人でした。ナゼこれだけ同じようなものを二度作るのか...あれ以上の内容になってもいないし。 人間が年を取ることの素晴らしさ、苦しさ、そういうものを描いてくれるのかなとも思っていたんですが、特にそういう点への深いツッコミもなかったし。 パートナーの女性を演じたK・ブランシェットも、年老いる哀しさというより、肉体的能力が非常に優秀な人が大ケガする悲惨さ・哀しさだったし。設定を怪我したダンサーにしたことで、ベンジャミンと生活しながら老いる苦悩というテーマがぼやけたように思います。 一番よかったのは予期せぬ戦闘シーンで、この場面は銃弾の音なんかにしてもとてもリアルで完成度が高いように思いました。戦争のバカバカしさ、それでも一般の人が戦わざるを得ない状況、命のはかなさを感じるシーンでした。 ブラピの若返りを結構楽しみにしていたのですが余り若くならず、もっとも若い頃(20歳前後?)を表現したブラピもブラピのパロディ?みたいな感じで残念だった。テルマ&ルイーズなど、本当に若い頃の彼を知ってる私は、椅子から落ちそうに...もうちょっと頑張って若くしてもよかったのでは~?いくらでも方法はあった気がするんですが...。R・レッドフォードが、ちょっとあり得ないシワクチャ顔でいつまでもモテ男、ハンサムガイを演じてたように、そこは治外法権なのかな? ちなみに、爺さん時代の老眼鏡をかけたブラピはとってもイイ人そうで、可愛かった。 【hatomix】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-05-07 00:47:39) |
57.《ネタバレ》 ◇老いると子供に還る、とよくいいますが、まさにそれを実写した作品。◇CGを駆使した映像は、美しくまた悲しく、淡々と進んでいきます。◇これだけの長丁場ですが、飽きずに見ることができました。◇ケイトブランシェットの美しさに、1点プラス。この間、ハリソンフォードとムチしならせてた人と同一人物とは思えません。◇1910年代に「老人ホーム」があったことには、素直にびっくりしました。 【ハクリキコ】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-05-06 22:20:31) |
56.クロスする部分はほんの少し。それ以外はそれぞれに年を重ねていくのだということのすれ違いがはがゆい。こんなオバサン、ってケイトが謙遜する場面、やっぱり相手が若いってだけで年を重ねている自分のことが後ろめたくなるのは切ない。 【おっちょ】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-04-01 21:51:21) |
55.《ネタバレ》 年を重ねるごとに若返るなんて、なんて羨ましいんだろう…と思っていたのは映画を見るまで。最愛の妻と娘から離れなくてはならなくなった悲哀は、胸を張り裂けんばかりばかりでした。人生について、年の取り方について、死について…色々考えさせられる映画であり、心に響くシーン・セリフが多々ありました。落ち着いた音楽も雰囲気を醸し出しており、安心して観ることのできる佳作だと思います。 【グングニル】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-03-29 20:14:40) (良:1票) |
54.《ネタバレ》 一言で言うと「いい映画」ですね。これだけの長い時間最後まで飽きさせません。終わり方も好きです。自分のように人生の折り返し地点を確実に過ぎた人間が観るのと、若い人が観るのとでは、だいぶ感想が違うと思います。彼女の背中の肉のたるみ具合..切なくて泣けました。 【ピチクン】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-03-25 18:33:13) |
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53.切ないし、いろいろ考えさせられるし、本当にいい映画だなと思うのですが、全てが無難過ぎてあまり強烈な印象が残らなかったのが残念です。 |
52.《ネタバレ》 まず人1人の一生分ですから、やっぱり長いです(笑)単調に長いので途中少々だれてしまいました。ブラピよりケイト・ブランシェットが光っていました。 【civi】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-03-23 09:18:33) |
51.《ネタバレ》 主人公とヒロインが一緒に暮らしていた所が、一番幸せそうで、見ていて楽しかった。あと、時代の設定が20世紀中盤くらいなのですごくノスタルジックな雰囲気がでていてよかった。それにしてもあの特殊メイクには正直ビビった。 【たっけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-03-22 00:15:00) |
50.どうもアカデミー賞系の作品とは肌が合わないっぽいです。こういのが面白いと思える大人になりたいなー。 【猿トビ茶漬け】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2009-03-20 00:46:44) |
49.《ネタバレ》 彼らは永遠を求めた。 そして、それを見つけた、、、のだろうか? 海と解け合う太陽を胸に刻んだのだろうか? この物語はファンタジーであり、寓話である。2人の男女が同じように年を経るのではなく、男は80歳から老いを逆行し、若年化する過程で女の時間に自らの年齢を重ねていく。2人は共に40歳代という人生の中間地点で、ようやくお互いを真っ当に愛し合えるようになる。それは短いが故に密度の濃い時間の流れであった。その後、ベンジャミンとデイジーは別離という運命を受け入れる。 ベンジャミンの物語をひとつの人生として考えれば普通と変わらないのではないか、という見方があるが、デイジーという常に身近に感じる他人の人生と重ねあわせると、やはり若返りという逆向きの人生というのは特異であると言わざるを得ないだろう。それは、ベンジャミンとデイジーの年輪の重なりにこそ、恋愛によって輝いている時間が短いというある種の人生訓的な観念を想起させる。 しかし、ベンジャミンとデイジーにとって、それは現実以外の何ものでもなかった。だから彼らは40代前半で意図的に出会い、愛し合い、別れる。そして、そこに永遠を確信する。 ベンジャミンとデイジーは「終わり」を現実として認識していた。長い人生があり、お互いが愛し合える短い時間がそこにしかないということを。。。恋愛について意図的であるということは、自らの人生に対して鳥瞰的であり、「私」を超えて、第三者的であることを意味する。この映画がファンタジーでありながら、本格小説の如き重みを備えるのはその視点故だと思う。 普段、僕らは人生が限定的であることを知ってはいても、そのことを意識から遠ざけて生きている。時の流れがあり、それに身を任せることにより、永遠という時間は常に遠ざかっている。 ベンジャミンとデイジーは永遠を確信する。 永遠はその瞬間にあり、瞬間は永遠に引き延ばされるから。 【onomichi】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-03-18 20:54:45) (良:1票) |
48.荒唐無稽な設定の主人公の人生を淡々と描いた、ありきたりともいえる3時間近い物語を飽きさせないフィンチャーの演出力に、まず拍手。 決して派手ではないが、絵画的なフィンチャーの映像は、この長くて静かな作品に非常に合っていたように思う。 主演ふたりの幅広い年齢の変化を、違和感無く見せたCG技術にも驚嘆したし、背中のシミやたるみで老いていくヒロインの姿を描くなんてのは、残酷だけど、うまいなぁと感じ入った。 お互いの人生の中で外見上最も自然にいられるほんの数年間を一緒に暮らし、今の自分たちの姿を目に焼き付けておきたいと鏡の前で寄り添うふたりの姿は、哀しいけれど「愛であれ、モノであれ、永遠はナイのだ」ということを知っている世代のわたしには、胸に迫るものがあった。 それにしても、ブラッド・ピットの若く美しい姿が少なすぎ。 無残な老人姿のブラピを眺めながら「ああ、早く若くなって~」と切望したのはわたしだけじゃなかったハズ(笑) 【poppo】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-03-16 12:37:57) (良:1票) |
47.何をいいたいんだかよくわからず原作を読んでみたら、原作は非常に面白かった。原作ではちゃんとでかい図体で生まれ、生まれた時からジジイらしく喋るのだ。そして、この設定自体がハチャメチャですということを十分わかっていて、ここそこにユーモアのあふれる内容となっている。これなら面白い映画になったろうに…。原作のエッセンスをすくい取らず、表面的な「若返る」だけの話になってしまったこの映画には、肝心なことが描けていない。そう思った。 また、ハリケーンの要素も蛇足だ。 【とと】さん [映画館(字幕)] 3点(2009-03-13 00:05:58) |
46.若返って行く人生ってどんなのか、ていねいに確認することができたような気がします。やっぱり普通の人生がいいや。人間って前髪があると若く見えるということを再認識しました。 【豆治】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-03-11 01:12:02) |
45.大河映画のように重厚感がある映像だが、荒唐無稽なストーリーなのでイマイチ感情移入ができないままに終わってしまった。いい映画だけどな~。 【kaaaz】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-03-08 22:13:31) |
44.なんかどこかで・・・と気になっていたのですが中盤で気付きました。登場人物からプロットまで『フォレスト・ガンプ』そっくりです(好きな作品なので文句はありませんが)。年齢が釣り合った辺りから「普通の話」になってしまいちょっと中だるみを感じますが、正に大人のおとぎ話といった感じで見応えはありました。ケイト・ブランシェットが本当に綺麗でした。 【Kの紅茶】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-03-02 22:19:48) |