80.《ネタバレ》 複雑な構成がミソのようですが、個人的に好みではないです。 重たい映画だなぁ。暗い気持ちになりました。 もう少し簡単なつくりなら良かった。ショーンペンは難しい役をこなすねぇ。 【ボビーK】さん 6点(2005-02-05 23:55:37) |
79.「わかりにくい」という感想を予備知識として見ました。 覚悟していたせいか、個人的にはこの編集はありだと思った。 もし時間軸通りに見せていたら、サスペンス的要素、スピード感 が失われたような気がします。乱雑にも感じる”過去”の挿入に よって、取り返しのつかない時間が痛いほど強調されて感じた。 生きていくうえで、取り返しのつかない間違いはしたくない、 自分はそんな選択はしない・・はずだ・・普通に生きていれば・・ でも、登場人物も悪人がいたわけじゃない。普通に生きたかったはず。 毎日ニュースで流される事件、事故もあるいは、普通に生きていたかった人 の取り返しのつかない出来事なのかと思いを馳せた。 【ウメキチ】さん 7点(2005-02-04 12:54:15) |
78.重たい。8割ぐらいの場面で画面の中で誰か泣いてた。。。 【ヒロヒロ】さん 8点(2005-01-30 23:28:24) |
77.途中、何度か出てきたセリフ「それでも人生は続いて行く・・・」が頭に残る。愛する人が死んだ時、自分の死期を知った時、誰かの命を奪った時・・・命の瞬きに触れた時に人は命の意味を考える。そして命の繋がりに何かを求める。子供を生んだり、臓器移植を受けたり、そういう具体的なこと以外でも命は必ず誰かに伝わり受け継がれていくものなのではないか。時に悲しく、時に温かく、非情にも思える命のリレーは生命体の痕跡をしたたかに残していく。「21グラム」はその数値以上に重く切ない。ザッピングされた映像はあまり洗練されていないと思う。何より序盤が非常にわかりずらい。登場人物の関係性を掴むまでの時間はこの映画にとってマイナスなのでは?単純なストーリーに変化を付けることだけがこの演出の目的のような気がしてならない。この映像でこの長さは疲れる。言いたいことはシンプルなのだからもう少し短めに作ればバランスの良い映画になったと思う。体力気力が無いと見るのはつらい映画。 【まこと】さん 5点(2005-01-30 17:51:05) |
76.交通事故の被害者と加害者という状況設定は、ショーン・ペン監督作品『クロッシング・ガード』を思わせる。あの映画のテーマこそ、「絶望的な立場を超えて、人と人はどうコミットし得るのか」というものだったが、そこにはっきりとした答えへの道筋が示されたとは言いがたかった。『21グラム』では、クリスティーナとジャックがそれぞれ被害者と加害者という立場となる。ここで主人公達は交通事故という外圧的な出来事によって、自らの運命を大きく狂わせて行くことになるわけだ。彼らはそれまで意識せずに(或いは意識を忘却させて)過ごしていたことであるが、ある日突然に自らのゼロ地点、道筋の全く見えてこない場所へ暴力的に貶められることになる。(クリスティーナ、ジャックともに事故前の幸福が彼らの負の過去の清算によって成り立っていたことも示唆的である)その地点において、クリスティーナとジャックは自身の関係性が完全に断絶したかの如き思いを抱くのと同時に、お互いが負の関係性によって維持されるという事態に追い込まれている。では、この物語のポールの役割とはいったい何だろうか? ポールはジャックによって死に至らされるクリスティーナの夫の心臓を受け継ぐ者である。ポールはクリスティーナを救い、そして、クリスティーナとジャックの負の関係性を関係そのものに導きながら、最後には自らの身を挺することによって、ジャックをも救うことになる。そして、クリスティーナとジャックが2人して窓辺に佇むシーンでこの物語は終わる。この物語は、言うまでもなく、クリスティーナとジャックの物語である。そして、そこに中間項として付け加えられたポールこそ、ショーン・ペンが『クロッシング・ガード』の最後に躓かざるを得なかった広義な「愛情」というタームを一身に背負った存在ではなかったか。2人の主人公がその関係性を快復する物語に失われた命を受け継いだ者として選ばれ、立ち回った存在ではなかったか。そういう意図を僕は感じたが、もしそうであったならば、これをそのままこの物語の結末と結びつけるにはやはり少し弱い。問題の真摯さを突き詰めるにしては、あまりにも都合がよく、偶発的すぎるからだ。まぁこれを可能性のひとつの道筋と捉えて僕は納得しているが。。最後にこの映画の方法論的な「時間軸のずれ」だが、このことに対するはっきりとした答えを僕は持っていない。悪しからず。 |
75.大好きなナオミ・ワッツ、うーん相変わらず綺麗ですねえ。ショーン・ペン、あの鼻につくわざとらしい演技が好きじゃないんだがこの映画では比較的さらっとしてて好感度アップ。ベニチオ・デル・トロ、年食ったブラピみたいで渋いですねえ。さてと映画、映画。あれ?メメントみたいだけど一応時間軸は正方向に流れてて途中に未来が挿入されるのかあ。今見た未来の場面が後で重要な意味があるかも知れないし、よーく覚えておくぞっと。マルホランドみたいな謎解きもあるかも知れないしなあ。うーん、よしよし、そういくのか、それで?ん?んっ??これで終わり?なんの技もないじゃん。現在と未来をごちゃ混ぜにしただけなの?まあ、このストーリーでまともに作ったら面白くも何ともないもんなあ。キャストにつられて観てしまったけど、完全にキャスト負けしてるなあ。まあ、美しいナオミ・ワッツ観れたから良しとするか。 【Tak】さん 5点(2005-01-11 18:04:03) |
74.さっきDVDで観たばかりなので10点満点。疲れた!もう、何だかよく分からん。何だかかよく分からないのだが、何かがきた。何だかよく分からないものが、観た後にどっと押し寄せてきた。ずっしりした何かが、押し寄せてきた。もう一度観て、それが何なのか知りたいが、しばらく観直す気にはなれない。 【みち】さん 10点(2005-01-11 01:24:40) |
73.メメントみたいに、時間が捻じ曲がっているパズルみたいな映画だった。最近、こういった作りの映画増えてるのかな・・・。普通に作って欲しい感じがします。 【ぱんこ】さん 5点(2004-12-23 14:12:48) |
72.ひたすら重く、後半は集中力が抜けテンションが下がった。「パルプフィクション」に娯楽性をなくし、内容を重くしてそのやり方をさらに複雑にしたような映画だった。タランティーノのやり方をぱくったような映画に思えた。ナオミ・ワッツの熱演がよかった。 【Syuhei】さん 2点(2004-12-23 02:05:31) |
71.今回ほど事前に映画雑誌などでチェックしなくて良かったと感じた映画はない。題名自体の”謎解き”こそ最大の核であり、最後に「そういうことか!」と分かる快感を味わえるかによって感動は違ってくると思う。時間のシャッフルについては、良い・悪い所半々といった感じで判断は難しい。事故が分かっていてその後に元気な子供を見せられるのは辛いし、その事故に向かう自動車のシーンの何とも言えない感じなどは今回の手法でないと味わえないだろう。ショーン・ペンとベニチオ・デル・トロという演技派に囲まれ、ナオミ・ワッツの演技が正に相乗効果となって際立って見えた。あれで受賞出来なかったのは残念。皆さんが言うように題名は軽いが重い映画、運転時には思い返したい。 【まさサイトー】さん 8点(2004-12-20 18:33:21) |
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70.《ネタバレ》 映画の作りとしてはただただ粗いの一言に尽きます。はっきり言ってわかりにくい。あそこまでばらばらに話を流す必要はないような気がします。ただそのメッセージ性は強く心に残りました。「21グラムとは魂の重さ」とどこかで聞いたことがありますが、「魂」という一言では言い表せないものをこの映画は教えてくれました。心臓をもらったポール(=ショーン・ペン)がその心臓の持ち主であったマイケルに代わってマイケルの娘達の敵をとろうとしたところを見て、その瞬間ポールはマイケルの「21グラム」を心臓と一緒に受け取ってしまったんだろうなと感じました。実際に死後に21グラムが失われるのかどうかはわかりませんが、本当に全ての人に「21グラム」が備わっていると信じたいですね・・。 【TANTO】さん 5点(2004-12-16 23:17:14) (良:1票) |
69.《ネタバレ》 3組の夫婦が出てきて、その3つの夫婦の形をごちゃごちゃにミックスさせ、時間までバラバラにして作ったような映画だった。 そんな奇抜なことをせずとも充分に面白い映画を作れたと思う。 私のこの映画の見方は「夫に苦しめられる妻たち」というもの。 どれもこれも妻の孤独と寂しさと苦しみが伝わってくる。 夫婦の形というのはいろいろあるだろうが、少なくともこの3組の妻たちは夫を運命共同体のパートナーと見ている。夫の不運を自分の不運として受け入れて苦しんでいる姿は、悲しみや苦しみを避けようとするのではなく愛する人と無意識のうちで共有しようとしているように思う。 最後にショーンペンが自分の胸を撃った理由は2人を助けるためだったはずだ。彼はどちらにしても、もう助からない体であった。重い病気にかかっていたので生きるだけでも精一杯だった彼だからこそ、命の尊さを痛切に理解している。 ベニトロをけっきょく殺さなかった理由もそこにありそうだ。 もしショーンペーンが自分の胸を撃ち抜いていなければ2人のうちの誰かが死んでいたはずだ。 多分ベニトロが逆襲して女性の方がやられていたかもしれない。どちらにしても、もう意味のない殺し合いをすでに失おうとしている自分の命と引き換えに止めようとしたのではないか。 【花守湖】さん 7点(2004-12-15 00:17:38) (良:1票) |
68.役者を知らない人がみたらこの過去と現在が入り混じった設定はわかりづらいだろうなと思う。けして一般向けではない。ただラストにむけて物語が収束していく様はとても 面白く感じた。 【とま】さん 7点(2004-12-13 00:02:19) |
67.俳優陣の熱演(特にデル・トロ)は素晴らしい。しかしこういったドラマを、時系列バラバラのサスペンス仕立てにして観客に提供する必要があるのだろうか?野心は買うが、ちょっともったいないなとも思った。 【NIN】さん 8点(2004-12-08 14:18:13) |
66.なぜショーン・ペンは自分の心臓を撃ったんだろう?他人の心臓によって命を助けられたのに…。彼が自分の心臓を撃ったということにはなんだか重大な意味が隠されてる気がした。かなり重い話でした。ナオミ・ワッツはあいかわらず演技うまい! 【およこ】さん 7点(2004-12-08 09:58:49) |
65.正直過去と現在が入り組んだ撮り方をしたことに疑問!!ただでさい伝えべきことがたくさんある話なのにそこで分かりにくい。 【はりマン】さん 6点(2004-12-07 11:47:55) |
64.愛する人を突然理不尽に失うとほんと息がでけへんし、その後に襲ってくる虚無感や喪失感は、そうとうなもん。どんな力をもってしてもすぐには癒されへん。体験した人ならわかるんちゃう。精神や考え方の問題じゃなくほんとうに肉体的な苦痛。そんなこんなで、この映画にのめりこんでもーた。でも勘違いしててん。俺はてっきり心臓もらったベンに夫の何かが宿り、それによって絶望に囚われた奥さんを救いだす悲しいファンタジーなんやとばっかり思ってた。違うんやろか?レビュー読んでたら違うみたい。ごめん。でもあの時間軸バラバラの演出は俺にはよかった。普通にやってたら俺みたいな淡々とした映画苦手な人はたぶん退屈。淡々としたテンポを短いエピソードをバラバラにして見せる演出でなぜかテンポよく見せられたって感じ。全体像もわりとすぐに理解できるんで「あ、これは、あの場面か~」とか、「次はどんな場面がくるんやろー」って映画に集中できたし。しかもその短いエピソードに緊張感があるんで見入ってしまう。小演劇では結構時間軸を変えるって趣向よくあるんで、そーゆうのに慣れてるからかな。それでも人生は続くって台詞をこの映画の中では誰もが口にする。まるでその言葉に救いを求めるよーに。そんな事は誰もがわかってる。でも言ってしまうんよね。でも人生にも終わりはいつかくるんやから、そう考えるとほんと幻想的な言葉かもしれん。クリスティナは私は続かないって否定してたしね。死んだら21グラム軽くなるってのもどっか幻想的。そして再生するには衝撃的な出来事が必要かも。 【なにわ君】さん 10点(2004-12-06 13:30:32) (良:2票) |
63.チョコバー1個の重さ。なかなか重かったです。 |
62.メメントを彷彿とさせる話の展開の仕方。時間軸があっちこっち行って、最後に残るのは重苦しかったという印象。重厚なストーリー、重苦しい雰囲気。そしてむさい役者。なかなか良いです。 【アンソニー】さん 7点(2004-12-04 20:15:42) |
61.ベニチオ・デル・トロがいい味だしてますね。あの腫れぼったい目がかっこいい。 【たま】さん 7点(2004-11-28 23:12:00) |