19.役者の演技を存分に楽しめる映画だと思います。アルパチーノはもちろん頂最高ですが、サル役のジョンカザールもさすがです。市警役のオーバーアクションの演技や、それと対照的なFBI役のクールな演技もグーです。話に派手なアクションこそありませんが役者さんの演技で映画にくぎ付けです。不思議なお間抜けさはコーエン兄弟をすこし髣髴させます。実はベトナム戦争で壊れた人の話???かも??。音楽が無いとは気づきませんでした。秀逸。 【撃っとこサマー】さん 8点(2002-12-28 16:56:59) |
18.いきなりビビって帰ってしまう仲間が象徴する様に、ソニーとサルは根が善人というのではなく、何事も中途半端で短絡的な小心者。端から百戦錬磨の警察やFBIの敵ではない。それどころか、冷静で肝の据わった人質の女性達よりも焦っている。更にソニーの親や妻が登場したり、サルが天然ぶりを披露するに至っては、二人の「人間性」ではなく、「情けなさ」だけを容赦なく描き出している様に見える。物語が進むに従い、二人は丸裸にされていく。この映画には一切の同情や共感が無い。しかし、この映画の面白さはここにある、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2002-12-22 00:25:17) |
17.トラボルタもそりゃほめるよ!(まああれは脚本にしてもね(笑))パチーノはほんとこれがベストだと思う。どちらの妻ともうまくかみ合わず、おまけにサルも・・・。ふと連帯感があったかに見えた人質も解放され自分の元から去っていく。結局残ったのはうだつのあがらない自分。電話を切った後やラストの物言わぬ表情からただよう孤独感、これぞ演技力。スバラシイ。あー、でも今のハリウッドの「次なんかあるぞなんか来るぞ」っていう感覚の映画に慣れてしまっている人から見たらつまんないのかもね。CG発表会やスコア発表会じゃない映画のかたちがこの映画にはあります。それにしてもdog dayの意味、配給会社の人たち知らなかったんだろうか?もしやわざと狙ってこれなの!? |
16.恥ずかしながら、dog dayの正しい意味を知らなかったが、それにしても酷い邦題だ。まだ、そのまま訳した『暑い日の午後』のほうが良かった。度胸も知恵もない素人強盗の映画に『狼たちの午後』はないだろう。それにしても、この作品がどうしてアカデミー脚本賞に選出されたのかが、まるで理解できない。極々平凡な出来ばえのようにしか思えないのだが。事実を元にしているとかそういうことはどうでもいい。地味につくるのも一向に構わない。ただ、この作品は観ていて面白くない、それだけ。 【T・O】さん 4点(2002-12-14 19:26:13) |
【キュウリと蜂蜜】さん 9点(2002-11-17 20:41:27) |
14.現代の名優、アル パチーノの圧倒的な演技力でラストまでいく。この映画がおもしろいのはアル パチーノだからだ。 【本間】さん 7点(2002-11-15 18:37:54) |
13.“銀行強盗ものの決定版”って印象で観たんだけど・・・・・ふ~ん。やっぱ事実に基づいて作るとこうなるんだろうか? アクションとかヒューマンとか、感動とか、映画の醍醐味を見せるって感じの厭らしさじゃなくって、とにかくシンプルに“素の人間”ってのを表現した作品のように思えます。 【イマジン】さん 9点(2002-10-27 09:29:17) |
【グルーブ】さん 10点(2002-09-26 21:12:44) |
11.今まで見た映画の中で一番好きな映画です。全編地味で、クライマックスもラストも大した派手でもなく、実話を映画化してますが、どこまでホントでどこまで脚色なのかもわかりません。でも、なぜ当時ゴッドファーザーで超売れっ子になった、アルパチーノとジョンカザールが低予算な映画の、しかもチンケな銀行強盗役で出演し、シドニールメット監督の要望に応えたのか。病めるアメリカをリアルに表現したのか…。パニック映画や大作物が多く作られたあの頃に、彼らが何故あの映画を作り世に問うたか、考えてしまいます。 【SINN】さん 10点(2002-09-16 01:42:34) |
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10.ソードフィッシュ見てて題名が出たので、あっ!見てないや。と思ったから見ました。う~む。ソニー・・・奥さんがいながら・・・てかあんな五月蝿い奥さんなら気持ちもわからないでもない。普通なら長くタラタラと続くストーリだけどそれを飽きさせないパチーノの演技力。あの人は黙り込んでちゃいけないね。やっぱり喋りがあって演技力が光る役者だね。最後にあんなに協力的、かつ人情的だった人質が釈放された瞬間ソニーに対して無関心になったのって・・・人間って案外非情的なのね。あんなんだったら1人位殺しときゃよかったのに・・・そして、あんなに銃があって銃声がたった2発ってのも珍しい映画だな・・・ 【ハイスコア75】さん 8点(2002-08-14 11:53:19) |
【K造】さん 9点(2002-02-10 13:16:53) |
8.まさしく秀作。個性の光るすばらしい脚本。場所をほとんど限定しているにも関わらず、あきさせない緊張感。主演者達の迫真の演技。特にアル・パチーノがアティカ!アティカ!と叫ぶシーンはそれだけで鳥肌がたった。オープニングで流れる曲以外、音楽がない。実話だということもあるからだろう、音楽は必要ない。力ある映画とは、この映画のような事を言うのだ。 【あろえりーな】さん 9点(2002-01-29 22:06:00) |
7.若い頃のアル・パチーノ作品はマフィア系が多い中でこの作品では珍しく違う一面を見せてくれた。 【かぶ】さん 7点(2002-01-21 06:49:35) |
6.アル・パチーノの名演で、見ている私まであの銀行の中にいるような緊迫感を感じました。アル・パチーノはそれぞれの映画で全く違った顔ばかり見せてくれて、いつも初めて彼の映画をみるような衝撃をうけます。今回は特に強い衝撃を受けました。凄い! 【もみじプリン】さん 8点(2001-12-07 18:52:52) |
5.この映画を観ていると、やっぱアル・パチーノって括弧良いなって思う。背は低いんだけどね。 【☆】さん 9点(2001-11-05 23:48:33) |
4.いい!これいい!なんでこんなに銀行強盗が人間くさいの?サルの天然ぶりもいいし、ソニーはえっ!そうなの!アルパチーノがまさか!これは見てからのお楽しみです! 【なべさん】さん 9点(2001-10-04 08:57:56) |
3.素晴らしいまでのサスペンス・ドラマ。社会派シドニー・ルメットが得意とする限られた空間で展開されるドラマは、今回もお手のものといった感じで、みなぎる当事者の熱き視線と、無視することのできない社会問題に対する断固たる姿勢が伺える。主演のアル・パチーノの熱演もさることながら、助演に徹する今は亡きジョン・カザールの静かな名演も忘れられない逸品である。 【チャーリー】さん 10点(2001-09-23 23:43:38) |
2.息苦しくなるほどのテンション。アル・パチーノは銀行強盗でありながら実に人間くさいという難しい役どころを畢生ともいえる名演でこなしている。ラストシーンも閉塞感が漂い始め出したこの時代のアメリカ映画らしいか。 【ダイ】さん 9点(2001-05-27 01:11:11) |
1.暑い昼下がりに巻き起こる銀行強盗事件を通して、人質たち、交渉を続ける警察側、そして強盗を犯した者とその家族等々、さまざまな人間が絡み合いながら徐々にサスペンスを盛り上げ、アメリカの現実を炙り出していく。これはまさにアメリカ映画が得意とするところで、S・ルメット監督はこのジャンルのお手本の如く、シャープな演出で見事な群像劇として手堅くまとめあげている。 【ドラえもん】さん 9点(2001-04-15 19:14:08) |