38.子供を愛せない親ってところが私的にのめり込めなかったのーー。人格いきなりこんなに変われないよーってツッコミたい気持ちになりました♪ 【こゆ】さん 6点(2003-07-09 01:03:51) |
37.《ネタバレ》 深く人間というものについて考える機会を与えてくれた映画です。原題の『monster's ball』は英語で言ったら怪物たちの舞踏会といった意味でしょうか。出演者皆がそれぞれの欲求(愛に飢えている、性欲、食欲)と言ったものを持っていて、しかもそれを不器用に自分勝手にしか表現できない。まるで怪物達のパーティです。でも、それでもいいんだよと言っている監督の優しい視線を感じました。また、チョコレートも愛の象徴として用いられていたと思います。父親の愛に飢えた息子がチョコレートバーを食べ続けている、ソーントンがチョコレートアイスを食べている。最後にハル・ベリーがチョコレートアイスを一さじ食べたのも、ソーントンの愛情を受け入れたという暗示のような気もします。チョコレートって甘くて美味しいくて、僕も大好きだけど、生きていくにはどうしても必要っていうわけではなくて・・・。全体にわからないところの多い映画だけど、これって僕らの人生と同じなんじゃないでしょうか。わからないところは、観た人が勝手に解釈していったらいいと思います。あまり全てがわかる映画より、より僕らの毎日の体験に近いと思います。 【tocchan】さん 8点(2003-07-02 08:58:54) (良:1票) |
36.こういった映画結構好きです。心に傷を負った者同志の恋愛を、無駄なものを省いて、静かに描いている。主役の二人は心の中の葛藤、自分が変わっていくことへの戸惑いを静かに、我々の心に染み入るように演じている。そんな静かな流れの中において、あのラブシーンは逆に効果的であり、とてもよかった。 【Andy17】さん 7点(2003-06-28 18:48:27) |
35.死刑で夫を、事故で息子を失った黒人女性、同じ職業であった息子に自殺された白人男性、偶然の出会いだがお互いに大きな喪失感を持っていた。その空洞を埋めるべく二人は激しくセックスをする。これはいかにもアメリカという感じだった。お互い心の空虚さを、傷をなめ合うように現実の肉体で確かめ合い、そこに救いを見いだそうとするようなセックス、非常に生々しい動物的なものを感じる。(描写自体がそんな感じ)ハル・ベリーは文字通り体を張って熱演しているが心情を感じるには至らず。 【キリコ】さん 6点(2003-06-20 15:24:40) |
34.なんかアカデミー賞脚本賞を取ってるので期待しましたがあまりにも暗い印象の映画で後味が悪かったです。変な売春婦のシーンやラブシーンがしつこくうんざり。主人公の男の人ももう少し体を引き締めて欲しかったな・・・。ハリソンフォードとかトムハンクスとかだったらもっと良かった気がする。 【ピース】さん 5点(2003-06-17 01:53:50) |
33.困窮しているレティシアの描写が、映画にありがちな描写でないのがいい。困ってるときには金や物がもちろん大事に決まっている。二人とも普通のいい人間で、特にやることがかっこいいわけでもない。もちろん主人公二人の立場はありふれたものではないが、人間、「生きる」って大変だ。 【rain】さん 8点(2003-06-03 17:14:03) |
32.ハル・ベリーは黒さが足りないと思う。人種差別者と黒人女性の愛を描いたストーリーなのだからもっと黒人らしい女優の方がよかったと思う。ハル・ベリー、スタイル良すぎるし。現実問題を美化してる気がする。ハル・ベリーの演技よりもビリー・ボブに目がいった。ソニー役の人はちょっとしかでてこないけどすごい存在感があると思った。ソニーの最期は切な過ぎる。 【およこ】さん 7点(2003-06-02 08:21:37) |
31.いろいろあるけど、ハルベリーと息子が、どうしても親子に見えなくて、感情移入できなかった。私はほんとにそれに尽きる。 【メイ】さん 4点(2003-06-01 00:05:00) |
30.思っていたよりずっと重たかったです。途中、少し疲れを感じてしまいました。主演の2人は、どちらもすばらしい演技でしたねぇ。見終わってからひしひしとゆっくり込み上げてくるお話。チョコレートの甘さを感じさせない苦い映画でした。 【いちごタルト】さん 7点(2003-05-31 17:47:53) |
29.正直、ハル・ベリーはミスキャストだと思う。あんなに美しい女性なら、ソーントンならずとも(どんな人種差別主義者でも!)コロリとまいっちゃうよなあ。あれが、せめてアンジェラ・バセットくらいの器量なら、もっと二人の孤独や切実さがひしひしと伝わってきたのに。あと、あまりにご都合主義的な展開も、安っぽいメロドラマ以外の何物でもない。監督はかなり頑張ってそこに生気を吹き込もうとしているものの(その映像感覚は、確かに見るべきものがあったとは思う)、及ばずって感じか。そしてあのラスト、…どうも「ハッピーエンド」という解釈が一般的みたいだけど、どう考えてもあれは決定的な”破局(カタストロフィ!)”を予感させるものでしょ? …すみません、文句ばかり並べたみたいで自分でもイヤなんだけど、こういう作為にまみれた作品にはどうしてもガマンならないもので。見るべき部分も多いんですけどね、ヒース・レジャーの屈折ぶりとか、ざらりとした映像の質感とか…。《追記》先日、友人夫婦宅でこの映画を再見する機会があり、見方を改める部分が多々ありました。どうもぼくは、この映画の上っ面しか見えていなかったようです。恥ずかしい…。ただ、やはりハル・ベリーは(素晴らしい女優であることは承知しているものの)、この映画にふさわしくなかったという思いは変わりません。あきらかに彼女の「美貌」が、あのヒロインを演じるにあたってマイナスになっている。そしてラストも(友人夫妻ともここが最も意見の分かれるところだったのですが)、ぼくにはどうしても「ハッピーエンド」を予感させるものには見えなかった。それどころか、あのラストの直後、きっとふたりは決定的なカタストロフィーを迎えたという気がしてしかたがないんです…。それは何も、自分の夫を「殺した」からというんじゃなく、夫の死刑執行人だったことを黙っていたという“裏切り”ゆえに(その前に、ヒロインは男に対して「私を傷つけないで、大切にして…」と言っていたのではなかったでしょうか。それを、結果的に彼は裏切ってしまった…)。そういうヤリキレナサが、今回もぼくの、この映画に対する見方を大きく喪失させるものでした。ゆえに、作品の評価は改めますが、点数は変えません。ヒロインの息子の死だとか、この映画はあまりに「運命」というものを安易にもてあそびすぎるという、その一点において。 【やましんの巻】さん 3点(2003-05-29 11:28:03) (良:2票) |
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28.マトリックスとか観るんだったらこういう方が断然好きだな。ネオよりかなり闘ってるっしょ。闘ってる。愛を、新たな人生を手に入れるためには親父だって施設に入れちまう。それが戦争ってもんだ。いや人生ってもんだ。 |
27.観終わった後に思わず「深いねえ~」とうなっらずにはいられなかった。物凄く濃厚で潔いラブ・ストーリーだ。そろそろもう一度見たいところです。ハル・ベリーも良かったけど、賞賛すべきはビリー・ボブ・ソーントンだと確信する。見事だった。 【スマイル・ペコ】さん 10点(2003-05-24 19:03:32) |
26.細かい説明、描写がない分観ている方の想像力をかき立てられる作品。過去との決別の方法が、父親を施設に入れたり、夫の指輪を売ったりと、ともすれば冷たすぎると感じさせるほどのやり方だが、それ程の事をしないと前に進めないと考えると納得する。演技はどの役者も素晴らしいが、出番の少ないヒース・レジャーが最高だと思う。ハッピーエンドとは言えないまでも、未来を感じさせるラストにほっとさせられた。 【よっさん】さん 7点(2003-05-15 10:00:16) |
25.「雰囲気は好きですが・・・」って感じ。役者は良いし、脚本もまあまあ、絵もそこそこ綺麗。淡々とした描写だが内容は残酷であり、人間性を深く追求・・・ってイイ映画なんだけど、こういう映画もざらにあるんで・・・。ん~何かが足りない。 【カエル】さん 6点(2003-05-09 16:37:19) |
24.アカデミー! という前評判のせいか、過度の期待を抱いて見てしまいましたが、小品佳作でした。期待しないで見たらすごく感動したかも。ビリー・ボブの、不完全すぎる人間性が、真に迫っていて、ハル・ベリー以上に良かった。愛することが苦手な人間の不器用さがよく出ていて。レティシアが、最後までちゃんと母親の部分を残していたことも印象深かった。死刑囚の妻と看守という登場人物だから、「禁じられた愛」なのかと思ったら、周囲から取り残された寂しい二人のラブ・ストーリーでした。悲しすぎるけど。 【ともとも】さん 8点(2003-05-09 12:33:17) |
23.こんなにラブシーンが効果的な作品って初めて観た。身近な者を亡くした者が味わう孤独感って、確かにまったくベクトルの違うカラダの感情が誤魔化してくれたりする。主役の俳優の最初と最後の様子の違いもすごい。女優が本当に美しく演技も上手かった。 【丸子】さん 7点(2003-04-28 06:55:15) |
【アイアム琳子 】さん 3点(2003-04-09 20:00:15) |
21.「ブルワース」でのハル・ベリーがあまりに素敵だったのと、たまたまBSでやっていたビリー・ボブ・ソーントンのインタビューを見て興味が湧いたので観てみました。誤解されそうな言い方をしますがある意味アメリカ版にっかつロマンポルノってかんじだなあ、と思いました(ここでいう「にっかつロマンポルノ」っていうのは悪い意味じゃなくて、セックスを描きつつ、それだけでないものを表現しようとしてるっていう意味です)。普通ああいうベッドシーン(ベッドじゃなかったけど)ってキスして抱き合って朝になってるっていうパターンか、もしくはベタなバラードがかかる中スローモーションっていうパターンかどっちかじゃないですか?僕としてはセックスのいやらしさと切なさとおごそかさをきちんと真正面から表現しようとしたのかな・・・と思ったんですけどね。それはそれとして、映画全体としては少し物足りなかったです。ラストはなんだかいろんなことがうやむやになったまま「俺たちきっとうまくいく」なんて科白で誤魔化しちゃったような気がして・・・僕が深いところを読み取れなかっただけかもしれませんが。あと、ハンクとお父さんの関係(というか確執)のところは、独身で、年老いた父と二人暮しの僕には他人事には思えませんでした。 【ぐるぐる】さん 6点(2003-03-30 19:22:27) |
20.ハル・ペリーに女らしさを感じました。最後の終わり方がなんか嫌でしたけど・・・ 【つぶこ】さん 8点(2003-03-25 13:52:22) |
19.ハル・ベリーはオスカーを獲るほどの演技をしていたとは思えなかった。始めの方の、死刑執行前の別れのシーンは他の似たような映画と同じく泣けたけれど、その他でいい部分はあんまり浮かばない。父親を見捨てるのには笑ってしまった。ラスト、もっと続くような余韻を残した終わり方には満足。ハル・ベリーの表情がよかった。 【鉄男】さん 6点(2003-03-22 18:53:39) |