10.まずタイトルロールにシビれた。カッコよ過ぎ。 暴力と笑いは紙一重という、これまでの北野武監督のバイオレンス作品全てに共通しているテーマのひとつでもある。演出するにあたり、アドリブを尊重しているのは、根本からl暴力的支配よりもエンタテイメントを常に意識した北野監督の観客への配慮でもあると思う。 敵対ヤクザへの仕打ちの方法やその見せ方、怒号や罵声飛び交う言葉の応酬 頭のキレる者だけが伸し上り、正直者は馬鹿を見る 一歩間違えれば立派なコメディだ。 ただ、「ソナチネ」で完成形を作ってしまっているが故に、超えられない壁があるのも然り。それは非凡な才能の持ち主として贅沢な悩みでもあるが、望まれている以上ハードルは常に高い。期待値を込めての点数評価となる。 【シネマブルク】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-06-20 11:50:17) |
9.撮るたびにどんどんつまらなくなっていく。 「ソナチネ」や「HANA-BI」のほうがどれだけ衝撃的で力があったか。暴力シーンだって、デビュー作の「その男、凶暴につき」のほうが生々しくし痛かった。 カメラの移動とか、小手先の技術を覚えてきて、どんどんつまらなくなっていくのか悲しい。 【とと】さん [映画館(邦画)] 4点(2010-06-18 02:59:59) |
8.《ネタバレ》 死ぬほどカッコいいOPから始まり、それからは正に息もつかせぬジェットコースター・ムービーに仕上がっております。 俳優陣も全員が好演していて、見応え十分!!特に椎名さんと石橋さんの演技がキレッキレでした。BGMもいつもの久石さんの情緒あふれるメロディーを使うより断然良かったと思います。ただのグロ満載のバイオレンス映画かと思いきや!!やっぱりグロ特盛りの映画でした、が…印象に残るシーンも多々あり、観終わったらすぐに忘れてしまうような娯楽作とは一線を画しております。特に、椎名さんの惨殺シーンと出頭してくる武のしょぼくれた顔、冒頭の下りは特に印象的で、感情を激しく揺さぶられました。 あと、何度でもいいますが、OPカッコよすぎ!!!! 【bolody】さん [映画館(邦画)] 8点(2010-06-18 00:21:34) |
【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-06-17 21:37:49) |
6.ヤバイ・・・たけしが信じられなくなりそうだ。前3作でフッ切れたのだろうと思っていたが、こんな映画じゃ全然ダメだよ。 クセのある役者陣、意外な配役、全員悪人のコピー。そりゃ期待も高まるっつうのに、なにコレ?ストーリーは予定調和、音楽はイマイチ、一番の味”間”も悪い。どうしちゃったのだろう、役者の演技も期待以上ではなかったし、ホラー映画じゃないんだから、いろんな殺し方を見たいんじゃないよこっちは、悪人と言う割には悪行の前にさっさと死んじゃうから悪人ぶりも不明瞭、かなりの残念作。 タイトルがガン!と出た時はかなりのカッコ良さに震えたが、そこが一番の見所だった。印象に残ってるシーンは有名でない役者のシーンばかり、「ヒーローショー」を見習ったほうがいい。 まさかとは思うが、たけし枯れてきた?いや、そんなはずは無いと信じたい。次だ次! 【カーヴ】さん [映画館(邦画)] 5点(2010-06-16 11:38:47) |
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5.まあ、ふつうにオモシロかったです。がしかし、この作品には僕のすきな北野作品にある”独自性”(しかも、すばらしい)が皆無でした。こうも言える。たけしも”馬脚をあらわしたか?”あるいは、”才能の枯渇か?”ってね。なにしろイヤだったのは、”俳優のカオ”そして”芝居”ね。そろいもそろって、わたしにとっては”ダメな”俳優ばかりなり。魅力ゼロ!!たけしホンと、やる気あったのかね?(有名人使うなら、私だったらね、これのキャストはね、ショーケン、ジュリーね、シミケン、力也、木村和也、桑名まさひろでしょ、内田裕也どうした?!安藤昇?!大地康雄、橋爪コウ、紅一点ノリピー!!?友情出演で押尾学?矢田亜希子?まあこのあたりでしょう!撮影で一人くらいホントに殺しそう。。。。。もう顔つきからして違うよ!ヘッ!)というか、なんというか、今現在、ある程度”カオの知られた俳優”を集めるんだったら、あの芝居じゃ全然ダメ!ところどころ、学芸会かと思った。ヘタなんだよ!クサイんだよ!そろいもそろっって!マーーーッタク恐くないし、ワルくもない。こっちからカメラで撮ってますよーー!っていう感じが、どういうわけか、頭から離れず、まったく、感情移入できなかった。というべきか。ロケーションは単に”切り取られているだけ”浮きまくっている。なんか、すべてが紋切り型みたいな感じで、イヤなんだろうな。”おじさんハーズカシーー!”ってな感じ。あるいは、たけし以外の俳優が全て”無名俳優”だとよかったかなあ。 または、こんなのじゃ、”高倉健”はとてもじゃないが出演できません。 追加!こんなの”全員、悪人”じゃないね!、、、、、”全員タレント!”だね!俺にいわせれば。 【男ザンパノ】さん [映画館(邦画)] 5点(2010-06-16 00:57:57) |
4.《ネタバレ》 これまでの北野監督の作品とは違い、生きる道を選ぶヤクザ。だが結局、死から逃れることは出来ない。三浦友和さん演じるヤクザも、いずれは同じ運命をたどるのでしょう。最後に残るは、手を汚さずに利を得るもの。 【KAZY】さん [映画館(邦画)] 8点(2010-06-14 19:38:20) |
3.《ネタバレ》 BROTHERより断然面白かった。序盤、組織の関連がよく分からず先行き不安だったのですが、結果的にそんな心配はまったく無用。北村総一朗が一番エラい人なんだ位の認識だけでも最後まで楽しく見れます。難解にせずテンポ良く、見せ場もたくさん用意されていますから。残酷なシーンも多々ありますが、その中にも北野武ならではの笑いがあるのが救いかと。あのラーメンを客に出したらいかん(笑) 【はらへり】さん [映画館(邦画)] 8点(2010-06-14 17:04:12) |
2.《ネタバレ》 文字通り、恐ろしいものを観たという感じ。やっぱりバイオレンスは苦手だ、劇中5割は薄目状態だった(無論ストーリーがわかる程度には開けているが)。とかく非道で下劣。魂やら仁義やら、竹内力のVシネマみたいな、私が勝手に信じていたジャパニーズヤクザの美学みたいなものはこっぱ微塵である。ちなみに「全員悪人」というテーマだが、それでも共倒れせず、最終的には勝者と敗者が提示される。武道派より知能派が強いというのは結構分かりやすい構図で、生き残るメンバーに意外性はそんなになかった。そしても一つ残念なのは、そうそうたる俳優陣なのに、それぞれのキャラクターが役者さんのイメージを大きく外れていないこと。例えば、今や草食系なんていうありがたくない肩書きが定着しつつある加瀬亮のインテリヤクザもファンからすれば今更感あるし。腕のある役者さんを揃えてるぶん、配役はもうちょっと遊んで欲しかったかなと欲張ったコメントをしてみる。ところで、映画のジャンルとしてアクションやバイオレンスは殆ど観ない私だが、以前たまたま観た「レザボア・ドッグス」は屈指の名作だと思っている。本作も北野監督こだわりの暴力描写にはオリジナリティがあり(歯医者でグチャグチャの発想は純粋に驚いた)、逐一派手だが、「レザボア~」のグロいけどスタイリッシュというギリギリラインを狙った攻撃性のほうが個人的には好きだな。とにかく大画面でのイタイイタイ感じが私にはちょっと刺激が強すぎた。そんなバイオレンス・ビギナー(要するにただの怖がり)な私なりにこの映画の美点を挙げるとするなら、陰惨な暴力映画なのに、何か可笑しく、何かダサいことだ。悲劇と喜劇という一見相反する要素が同時に成り立つというのは何時でも人生の真理というわけではなく、チャップリン然り、やはり見せる側の才能なんだと思う。初日舞台挨拶のとき、北野監督は某納棺師を題材にした映画をネタにジョークを飛ばしていたが、人がごろごろ死ぬことさえ、即席で笑いにできるこの人は本当に凄い。やっぱり映画監督・北野武はお笑い界の奇才・ビートたけしでもあるわけで。彼が「世界のキタノ」と呼ばれ、愛される理由はこういうセンスにあるんだろうなとしみじみ思った。無論、穏やかな死の映画「おくりびと」のほうが私の肌には合いますが、ね。 【よーちー】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-06-13 23:51:54) |
1.《ネタバレ》 まさにたけし版「仁義なき戦い」。ものすごくわかりやすくて飽きずには観れたんだけど、それ以上でもそれ以下でもない感じ。義理人情が希薄化している現代社会への風刺もこめていたようには見えましたが。笑えるところがあったのは良。椎名桔平惨殺シーンは痛々しい。 【すたーちゃいるど】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-06-13 21:54:21) |