43.娯楽作品ではない、この手の映画としては、非常に理解しやすい作品です..人の内面をえぐる 人間描写、正に傑作! すばらしい出来です..9点を付けざるを得ません.. 【コナンが一番】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2003-12-25 12:31:55) |
42.《ネタバレ》 ネームバリューがすごいのでかなり期待して見たのだが期待通り面白かった. 最初からストーリーに引き込まれ,あっという間に終わったという感じ. 人は自分の都合のいいように物事を解釈しようとするということを 本当にうまく表現した素晴らしい作品. 脚本・演出などどれをとってもまさに一級品の映画だと思う. |
41.名作とは言われてますが・・・正直、僕はこの映画の「名作ぶり」がわかりませんでした。 芥川龍之介の「羅生門」は好きだったので、ちょっと肩すかしをくらった感じです。 ただ、妙に印象に残っている作品ではあります。それが黒澤マジックなのでしょうか。 【もえたん】さん 4点(2003-12-17 09:24:07) |
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39.テーマは人間のエゴイズム。小説とストーリーは違うがテーマは一貫している。と、言うか小説を映画化ってのはそういうことだろ!ただストーリーをなぞっただけの映画なんてどれほどつまらないことか。この映画は小説のもっていたメッセージ性を登場人物を増やしてさらに強力にし、滝のように浴びせ掛けられる。そこまでできる監督はやっぱり黒澤明だけなんだろうな |
【TU】さん 6点(2003-12-03 04:07:29) |
37.これが作られた時代を考えると、ほんとすごいことやってのけたなぁと思う。当時の酷評っぷりとか知識無いんでよくわかんないけども、受け入れるのが難しかったことは確かでしょう。だからむしろ今の映画っ子たちが観たほうが面白いと思えるんじゃないだろうか。じじばば世代の多くは黒澤作品つったらやっぱこれより侍のほうが好きだろうから。私は面白かった。で、これカラー作品じゃなくて良かったなぁと思った!すげーきれい。 【らいぜん】さん 7点(2003-11-30 06:27:15) |
36.これははっきり言ってかなり惹きつけられます。ただ初見での感想は、ラストに光明を感じるほどの余裕は私にはありませんでした。ミステリー的展開で惹きつけるだけ惹きつけておいて、答えが出ないまま終わったので、え~!終わり~!?って感じでした。オチが無いのを前提に見た2度目は非常に考えさせられた。確かにあのラストが無かったら見終わった後かなりブルーになってるかも..。 【R&A】さん 8点(2003-11-26 13:54:18) |
35.「七人の侍」から黒澤映画にハマりだし比較的最近観た日本の古典的代表映画です。人間の業を深く掘り下げた本作は、テンポ・迫力においてはやや欠けますが作品から受ける印象というか問題提起は考えさせられてしまう面白さがあります。ハリウッド映画に慣れきっている世代にも一見の価値あると思います。物事都合のいいように作り変えて嘘をつくのが人間か?そもそも事実は人間の目を通る時脚色される物なのか?最後の最後で救いのある結末には「ホッ」っとするのではないでしょうか。 【たにっち】さん [DVD(字幕)] 8点(2003-11-21 15:42:47) |
34.世間で評価されているほどは面白くない。題名から芥川の同名小説を連想すると痛い目に遭う。同じ芥川でも「藪の中」。だから見ている方も混乱してしまい、なんかスッキリしないで終わってしまいました。 【オオカミ】さん 6点(2003-11-19 04:57:08) |
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33.おどろおどろしいものは精神的に怖くて苦手だけど,これは例外。三船敏郎がこんなに素敵だとは!雨の音・朴訥としたしゃべり方・白黒の映像が妙にマッチしているように感じた。長く心に残る映画。 【ロウル】さん 8点(2003-11-07 14:47:19) |
32.ひたすらカメラに向かって喋り続ける登場人物達、三船の呆けた顔、何を考えているのか掴み所の無い京マチ子、あげくの果てには巫女まで登場、亡霊を呼び出し証言させる。恐ろしいというか、ギャグでやってるとしか思えません。が、それがなんだかこの映画の妙な味となっているような気がします。 【のほほん息子】さん 8点(2003-10-31 04:10:02) |
31.《ネタバレ》 最初に観た黒澤作品。その時は芥川龍之介の「羅生門」が原作と思い込んでいたので、理解不能でした。原作の「藪の中」とビアスの「月明かりの道」を読んでのちは、私は例のラストは余計だとおもっています。映像美はさすがでプラス1点です。 |
【BAMBI】さん 7点(2003-10-25 13:59:23) |
29.監督が急逝したと言うことで、テレビで特番として放送されたのを観たのが最初。 ビールを飲みながら観たが、誰が本当の事を言っているのか、さっぱりわからなくなってしまい、ビールの酔いも覚めてしまったことを思い出す。 DVDを購入して鑑賞しなおしたが、やっぱりわからない。ただ、ものすごく引き込まれてしまったことだけは確かだ。観ておくべき作品です。 |
28.半世紀以上も前の作品ということを考えれば、非常に斬新なミステリー的アプローチの名作であることは確かです(原作含む)。主観すら無意識的に変えてしまう人間のエゴの醜さや滑稽さがよく描けています。それを語っている僧の話すら主観というフィルターを通っている以上、どこまで正確に事実を伝えているか分からない。真相はまさに「藪の中」。一番驚いたのは、降霊してまで話を聞き出そうとするところ(笑)。 【FSS】さん 7点(2003-10-16 06:28:42) |
27.《ネタバレ》 傑作たるゆえんはやっぱりキャメラになると思います。鮮烈な光と影のコントラストの美しさもさることながら、森の中を走り回る三船の躍動感はまさにキャメラワークによってもたらされたものでしょう。特に終盤の森と三船の立ち回りは素晴らしい出来です。爽快さや格好良さとは無縁の立ち回りですが、刀を手に土の上を這いずり回る「必死さ」を見事に表現しています。 【スロウボート】さん 9点(2003-10-14 23:19:46) |
26.あの世界観が素晴らしい。荒涼とした感じがグッド!まじでだれがほんとうのこといってかわかんないし。役者も素晴らしい。三船敏郎、志村喬、森雅之、千秋実、加東大介とすきな役者ばっかだ。 しかし、みんなほんとにエゴの塊だ。人間なんて本来こういもんだよって言われてるみたい 。しかし、最後、一筋の光がはいって終わるとこが黒沢かな。 【たましろ】さん 9点(2003-10-13 20:59:37) |
25.戦禍や天災、疫病といった不安と混乱で人心が荒んでいる平安時代を背景に、一人の侍の死をめぐって2人の関係者と死者自身(巫女の口を借りて)に真相を語らせる。しかしみな言い分が違い真相は分からないままである。殺された当人でさえ真実を語らない・・雨宿りの時のセリフに「本当のことが言えねぇのが人間さ、人間って奴は自分自身にさえ白状しねぇことが沢山あらぁな」と人の心の闇が語られる。事件を目撃していたというきこりの最後の話が真実なのだろうか?、、これも本当なのかどうか分からない・・光と躍動感あふれる森の中の疾走シーン、京マチ子は少女のように愛らしいのに妖艶、凄みがあるし、三船のギラついた盗賊も強烈な印象。巨大な羅生門のセットに降らせた大雨もすごい。 【キリコ】さん 9点(2003-06-22 12:18:29) |
24.人間とはすべからくエゴイストである。俗から離れた僧であっても、性善的なエゴを持つ。エゴが激しくぶつかりトコトン落としたところで雨が上がり一筋の光が差し込む。 【亜流派 十五郎】さん 10点(2003-06-15 11:06:51) |