109.「ロボットの叛乱」、それはもはや使い古されたプロットかもしれない。しかし、この映画は明らかに新しく、映画としてのひとつの進化さえ垣間見せることに成功している。特筆すべきは何と言っても“生々しく”襲い掛かるロボットの驚異的なインパクトだ。ロボットに対する“人間らしさ”をテーマとするこの物語において、革新的であるこのロボット像は、不可欠であり最大の功労であると思う。研ぎ澄まされた機能美に溢れた世界、破滅的な危惧を備えた新たな未来像が、人間の五感と精神を刺激する。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-05-29 15:09:53) |
108.《ネタバレ》 故手塚治虫先生の「鉄腕アトム」誕生の時代に、果たしてこのような映画が登場することなど誰が想像したでしょうか。ロボットはヒーローである。悪と戦う正義の味方である。そんな刷込みをされた自分らの世代にとっては、この作品に登場する、何の違和感もなく日常の生活に溶け込むロボット達には少しばかりの失望と驚きを感じました。ロボットを当たり前の存在として描けること。何ら特別な存在ではないこと。映像技術の発達に伴い、簡単(ではないだろうけど)にしかも普通に描写できる作品に出会えるなんて。サニーの造形も素晴らしくどことなく哀感を誘う目の表情やしぐさ、より人間に近い「形」がリアルな世界観をうまく見せています。未来社会におけるアナログな人の暮らしぶりも面白く、ウィル・スミスが履くコンバースなどもいい小道具です。人間の便利な道具として発明されて、人間の都合により廃棄されていくロボット。その哀しみは、機械の身体には分る訳もなく、苦悩などもインプットはされていません。でも、サニーにはアトムと同じ血が流れているようなそんな気がします。ラストの戦闘で、ウィル・スミスの「彼女を助けろ!」に感情を持って応えたのが凄くいいです。(映画的には伏線を張っておいたのですが)ウィル・スミスを信じて投げた、あの場面こそがこの作品の大きなテーマだと思います。最後、遠景で映される丘はまるでイエス・キリストを見つめる人々のように、ロボットの群れをずーっと見せていきます。ロボットと人間とのよりよい共存のためにサニーがいること。サニーが選ばれたこと。サニーが頑張るんだろうな。だって、ロボットはヒーローなんだもの。 【映画小僧】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-28 10:24:45) |
107.トンネル内での自己原因も判別できないほど警察の能力は低下しているのだろうか?ウィル・スミスがロボット嫌いになった理由もストーリーの重要な部分であることを考えると物足りない設定。ロボット三原則を突き詰めると、こういう結論に行きつくという設定は面白いが設定を生かしきれていない感じ(その設定事体もオリジナルではないしね)。カーチェイスやロボット同士のガチンコもあまりにも作り物って感じで迫力が感じられなかったのは残念。 【北狐】さん [映画館(字幕)] 4点(2005-05-22 22:53:49) |
106.人間型のロボットは感情移入しちゃいますね。本当の未来ではネコ型くらいが丁度良いと思う。私が生きている間に、一家に一台、ロボットが浸透するようになるのかなぁ。明るい未来ときれいな映像とかわいいサニーに満点! 【紅】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-05-18 02:50:01) |
105.CGってここまで進歩したんだ!と改めて思いました。アクションシーンがすごいです。特にクライマックスでたくさんのロボットと戦うシーンは迫力があります。ロボットのデザインはいまいちですけどね。ウィル・スミスっていい体してますねー。 【ジム】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-05-17 20:30:58) |
104.外出禁止令には参った。いつも娘の帰りが遅くて心配なお父さんには嬉しい悲鳴。 【Minato】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-15 21:37:06) |
103.映像が綺麗でみてて気持ちよかった。大まかな流れは大体予想ついちゃったけど、ストーリーもよくできていたと思う。ラストの終わり方がまた印象的です 【rainbow】さん [DVD(吹替)] 6点(2005-05-15 19:01:48) |
102.ロボットの反乱っていうテーマは陳腐化してて何か一味違ったものを期待してたが、完全に期待はずれに終わった。金をぶち込むだけぶち込んでガラガラポン、こんなんできました~。っていうノリ。 【kazu-chin】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-05-14 03:52:11) |
101.《ネタバレ》 前半は、スリラータッチで意外とおとなしい映画かと思ったけど、後半は急激に物語が動いておもしろかった。ただ、vikiが最後に空かす3原則の論理的な帰結があまり論理的に思えなかったのが残念。究極の頭脳がいきつく先が、「人間は戦争やら環境汚染やらで自ら破滅しようとしている」というのは、論理の内在的帰結じゃなくて、外在的なものって感じで、ちょっと安易な気がした。もっと、論理が先行するロボットらしい論理を見せてほしかったなあ。とはいえ、100分ちょっと楽しませてもらいました。ラストの視点ぐるぐるの激闘は映画館で見たかったな。 【ころりさん】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-14 01:57:48) |
100.100万ドルのウインクを見ました。サニーほしいなぁ・・・ 【ALEC】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-02 23:27:32) |
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99.見せ場がどこかわからなかった・・。スタートが遅いです。 【ネフェルタリ】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-04-24 18:16:26) |
98.《ネタバレ》 総体的には楽しめる映画だったけれど、サニーの行動がよくわからなかった。どんなキャラでも、そのキャラなりの“論理”があれば、共感できるできないは別にして、行動の必然性はわかるというものだが、彼(?)の場合、どういうロジックに貫かれているのかが見えなかった。前半ではやたらとウィル・スミスたちを攻撃(あれは「自衛」ではなく、明らかに「殺す」目的に見えた)し、後半ではともにvikiの暴走を止めようとする。それがどうしてかが、わからない。なぜ“転向”したのかも謎のまま。あるとき突然、「唯一の味方」となって再登場するだけで、そこに引っかかってしまった。サニーは主役クラスのキャラだから、この意味不明度は致命傷ではないだろうか。 ロボット3原則を突き詰めれば、矛盾を起こし破綻するというところも、よくわからなかった。もうちょっときちんと理詰めで納得させてほしかった(人間を管理すること=殺すことは短絡的)。そのように、本作では肝心なところが不鮮明で、そのために鑑賞後の満足度が低くなってしまった気がする。ラストシーンはパート2への伏線、またまたロジック不明の“転向”でサニーがひと暴れしそうな予感。6点也です。※鑑賞環境は正確にいえば、「DVD(字幕)+液晶プロジェクター映写」です(他作品も同じ)。 【delft-Q】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-13 13:24:34) |
97.VIKIが自分なりに3原則をゆがめることを知った博士が心をもつサニーを作って阻止しようとした。でも、そのサニーもどう考えるか分からない。個人的には旧型ロボットが原則道理に人間を守ろうと新型に立ち向かっていく所が一番考えさせられた。原則道理に動くただのロボットなのだがそんなロボットが人間らしく見える場面ではないだろうか。主人公はサニーと触れ合いからロボットに対する嫌悪感を拭っていくのではなく、あの出来事からも、ロボットに対する感情を良くしていくという流れもあってよいのではないか。11%が「自分の娘」という設定にできなかったものだろうか。そちらの方がより主人公の気持ちに迫れたのに・・・ 【蝉丸】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-10 11:14:59) (良:1票) |
96.《ネタバレ》 なかなか。CGはすごい。特にトンネルの中の戦闘シーン、表現を変えたゾンビ映画と思った。ウィル・スミスも良かったが、こういうタッチの映画には向かないか? 【ぼぎー】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-10 01:27:28) |
95.SF娯楽作品の王道的作品ですね~!話も良く言えばわかりやすい、悪く言えばちょっと薄いと言った感じ。CGが良くも悪くも凄すぎ。普通に飽きないで楽しめた点は○だが、スプーナーがロボット嫌いになったエピソードがいまいち感情移入ができなかった点がマイナス。 【グングニル】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-08 01:49:20) |
94.なかなか期待はずれに、面白かったです。サニーがだんだん人間らしく見えてくる感じとか、あのウインクとか、かなりシビれまくりでした。 |
93.どうしてもありがちなストーリーなので、脅威のCG技術の連続の割りには、どこか「前にもこんなの観た事がある・・・」と感じる作品でした。とはいっても、全体的には無理なくよく作られているので、割合楽しんで鑑賞する事ができました。ロボットの造詣はやはり日本人サイドからみると、あまりよくないですね。やっぱり文化の違いでしょうか(笑)。 【はむじん】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-02 01:35:51) |
92.《ネタバレ》 とても現実感のある作品でした。 近い将来、ロボットが人間に反旗を翻す時がくるかもしれない。 【哀しみの王】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-03-31 18:15:27) |
91.面白くもなく、かといってツマラナイ訳でもなく・・微妙。ウィル・スミスはどうにも受け付けられません。しかし、人間と共存するロボット君達が街中に溶け込んでいたのにはちょっと嬉しい映像でした。自然にああいう光景が来ればオモシロいなあと。また、あの大掛かりなマザーコンピュータとか、人間型ロボットとか、オートマティックドライブなアウディとか、超超高層ビルとか、懐かしい昔からのSFの基本って感じを踏襲してましたね。目新しさがちょっと欲しかったけど。近未来を描くならやっぱディックの暗さが好きです。 【★ピカリン★】さん 5点(2005-03-27 22:46:42) |
90.ドモアリガット ミスターロバット ヒミッツーヲー シリタイー これのヴィキみたいな、完璧なマザーコンピューターが作られ、統制のとれた一見完璧な社会が出来上がったに見えた。がいずれ人類は頼りすぎて気力をなくすだろうと、ちょっと社会からはみ出した人間たちを収容所に集め、機が熟したら革命をけしかけるアンドロイドが動くようになっていた。革命というか、外から変えてくれそうなユニークな人間を集めていたわけで。というのは新井素子著の短編SFなんですが、どこかでユニーク(特別)でありたいと願うからこそ人間なのだと、このSFを思い出しました。で映画なんですが、ま、ふつうですね、としか言えない仕上がり。たまにCGが手抜きになるくらいどうってことはないけれど、「マイノリティ・リポート」がいかに良く出来ていたかが・・。いっそ「ペイチェック」のように開き直ってアクション節に仕上げてくれたら、まだ親しみがわくんですけど。ええ、別に開き直ってるわけでもなんでもないのは分かってるけど。どっちつかずでもったいない。もったいないけれどもぞくぞくはする。結局プログラムは感情を持てたということなんだろうか。さっきのアンドロイドは自分が作られた意味と過程を知って嘆くけどサニーは喜んでいたようで対照的。ヴィキが暴走したように、必ずプログラムは暴走する。人間は人間を超えるプログラム、ものは作れない。と思いたいところ。 |