152.《ネタバレ》 「ジョン・キューザック×レイ・リオッタのサスペンスですか、下まつげ男の共演ですね」などとふざけた感覚で全く予備知識なく鑑賞したので、凄く面白かったし見事にだまされました。未見の方は是非とも予備知識無しで観て欲しいので、この先のネタばれは読まないように……。 謎だらけの10人の中で次から次へと疑問だらけの残殺が起きるので、再審理の場面とどう関わって行くのか謎解きしてる暇もありませんでした。多重人格発覚後、人格「エド」は、自分の存在の不確かさに気付いているにもかかわらず、人格「バリス」の儚い夢を大切にしてあげるあたり、ちょっと泣かせます。よくある多重人格オチの、善の面をもった「A」と悪の面をもった「B」みたいな単純さじゃないし、「エド」「バリス」「ラリー」「ジニー」あたりには感情移入出来るほどの人間味があります。最後のどんでん返しは、エェェー!とアチャー!が入り交じった感覚でしたけど(笑)。 実際の多重人格治療で、人格の殺し合いなんかさせたら別のトラウマ抱えそうで恐ろしいですけど、人格統合って分裂した人格を消滅させるわけだから、患者の頭の中では「エド」や「バリス」のような悲しい死を受け止めなきゃいけないんでしょうねぇ。治療とはいえ残酷な気もします。 【たまねぎ君】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-27 16:57:40) (良:1票) |
151.途中でのネタバラシまでは◎。しかしネタバラシされてからは,「この設定なら何でもありじゃん」って感じで急激に興醒めしてしまった。その何でもありの世界でも疑問に思うところが残る。いっそのことホラー映画として展開していった方が面白かったかも。 【北狐】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-05-22 23:01:33) |
150.後半3分の1からの意外な展開を外せば、やけにキャストが豪華な「13日の金曜日」 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-05-15 16:10:59) |
149.《ネタバレ》 精神病というオチは今まで見たことがなかったので私にとってはかなり斬新であった。しかしオチを作ろう、作ろう、と考えやっとひねり出した・・・という感じが少しある。オチが胃にもたれる、といった感じだろうか・・・しかし脚本もしっかりしているし、鑑賞中オチを探索するあまり神経を使いすぎなければ良い映画であると思う。 【めめこ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-12 20:23:39) |
148.《ネタバレ》 この映画が面白いのは「多重人格者の頭の中」で起こる殺人事件、という設定を途中でバラしていること。この設定がもし結末でバラされていたら「ふざけんなよ」である。頭ん中ならなんだってOKじゃん、って話だ。■しかしこの映画の眼目は「多重人格者の頭の中」で、連続殺人事件の形をとりながら、「多重人格を矯正する」「一つの人格にする」こと。だから途中でネタをばらし、ジョン・キューザックは真犯人を捜す=多重人格を矯正するために、探偵としてモーテルに再登場する。つまり、「多重人格者の頭の中」という新たなルール設定のもとで犯人探しが行われる、いわばSFミステリーの形式をとること。■また、途中までの連続殺人事件もなかなか堂にいっていて、シャツに血が付きジャケットには血の付いていないレイ・リオッタとか、交通事故死した人物のナンバーキーを発見する段取りとか、インディアンの呪いを暗示するとか、ミステリーファンには嬉しい趣向も多く、これはなかなかの佳作、実にワクワクするいい映画だと思う。(記憶が結構薄れているのでディティールに間違いあるかもしれませんが)しかし、あのデブ禿げがキューザックつうのはちょっと厚かましいよな。 【まぶぜたろう】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-05-11 00:56:44) |
147.ミステリの中でも、いわゆる「バカミス」というやつですね。「そんなんで納得できるかよ~」という気持ちと、「おお、こいつは考えたな」という相反する気持ちが同居してしまった私は、もはや犯人の仲間入りか。「誰が」「なぜ」「どうやって」を合理的に説明してくれるのが理想的なミステリで、そういう意味では当然ながらこの映画には物足りないモノがないでもないのですが(特に数字のキーホルダーは思わせぶり過ぎて肩透かし)、その物足りなさが実は一種の見せ球になっている、まあこれがバカミスの醍醐味でもありましょう。「新本格」ミステリ好きの中には、結構こういうのが好きな人、いるんじゃないですかね。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-09 23:35:31) (良:2票) |
146.永遠さんのコメントに同意見です。でもすっかり騙されてましたけど。そういえば、シックスセンスの時も最後まで気づかなかったクチだし。。。 【ハクリキコ】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-05-09 01:36:01) |
145.《ネタバレ》 くぅ~、途中でネタバラシもあったので、おおよそのオチは予想できたのに、ううう!楽しかった。決して「あっと驚く」ような要素もなかったんだけど、良かった。心の深い所での葛藤が良くわかる映画で、多重人格者の気持ちを少し体験できた気がします。(また2度レンタルしてしまった、惹かれるタイトルなのね) 【紅】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-04-15 00:26:49) |
144.ジョン・キューザックがコメディ映画以外に出演してるってだけで、見ちゃった。犯人は頂けませんね~。 【さら】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-12 16:33:23) |
143.《ネタバレ》 アガサクリスティと貴志祐介の某小説を足して2で割ったようなストーリー。途中まではすごく面白いだけにネタが判ってからの展開にもう一工夫欲しかった。 【ucs】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-04-06 15:22:42) |
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142.《ネタバレ》 推理小説で犯人が双子というのをオチに使うのが禁じ手なように、サスペンス映画で最後のオチが精神病というのは禁じ手にすべき。アイデンティティーというタイトルの時点で嫌な予感はしていたが、最後のオチに安易に精神病を持って来た事で、それまでの緊張感のある展開や役者の名演が全てぶち壊し。推理小説の双子と同じで、こんなオチが許されてしまったら、どんな破綻したストーリーも、それを出せばアリって事になり、能力の低い監督や脚本家でも、それなりの映画が造れてしまうことになる。普通に面白い映画だっただけに、きちんとしたオチでケツ拭いて欲しかった。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-04-03 14:50:33) (良:1票) |
141.《ネタバレ》 これは・・・正直ヤラレました。でも、最初っからわからない話かっていえばそうでもないところがわざとらしくなくていいです。最初のキャラ説明からうまくできているし、演出もかなり効果的でした。あまりにも都合よく出会うのでこの中の誰かが仕組んでるんじゃないか、それにしてもうまくいきすぎている・・・まあこんな感じでストーリーが進んでいきました。とくに、レイ・リオッタは最初っからクリーンでないイメージなので適役ではないでしょうか。ただ、映画を見て思ったのは中年のおじさんに子どもか、女の人格だけが残ったらどういう人間になるんでしょうか?まぁ、映画にはあまり関係なさそうですけどね。とにかく、完成度は結構高いと思いました。 【マイカルシネマ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-03-31 17:18:34) |
140.《ネタバレ》 あの同じところグルグルで、これは非現実世界だぞと決めたので、あんまりでしたねー。事件自体の犯人を考えても、冒頭のシーン、その後の展開の中でもどう考えても描かれ方が一番怪しいし、まず顔が似てんだもん。そりゃわかるよ。でも、バレバレはいけないけど「わかる」って伏線をちゃんとはっているということで、大事なことだと思ってるのでそこまで低評価はしません。ああ、でもちょっと無意味にグロいので-1 【笹】さん 5点(2005-03-28 02:29:59) |
139.《ネタバレ》 だまされました!ていうか、あれこうゆうオチじゃなくて全員実在してて、子供が…みたいなのだったらスクリーム系ホラーのありえない決定版になるよね(笑) 【ギニュー隊長★】さん 5点(2005-03-22 20:31:40) |
【K】さん 8点(2005-03-19 23:19:56) |
137.《ネタバレ》 質の高い映画だと思う。「夢落ち」でリアリティがないと言われればそれまでだが、雨にガードされて外に出れないMOTELはまさに心の中を表しているし、車の爆発の後、全員の死体を消すことで、犯人の坊やの存在を観客の頭から消そうとする(死んだと思わせる)仕掛けも見事。あの坊やが最後のシーンまで一言もしゃべらないのも後から考えれば大きな意味があった。随所にヒントが散りばめられている「伏線の映画」であり、何度も繰り返して見てみたい。自分としては、この数年で最高の部類に入る映画。 【ぼぎー】さん 10点(2005-03-13 15:35:14) |
136.《ネタバレ》 真面目に犯人は誰だろうか?と考えていたから、最後は肩透かしを食らったような気分になった。この映画を簡単に説明すると主人公の妄想が生んだ物語。 じつは殺された登場人物は誰も存在していない。すべて主人公の頭の中の出来事。 誕生日が全員同じ登場人物たちは、じつはすべて主人公の分身だということになる。 主人公には多重の人格が存在しており、ストレスで休職になった刑事や、人生をやり直そうと考えている売春婦は、すべて主人公の人格が生んだ人物たちという設定になっている。 これらの主人公の多重の人格を1つのモーテルという架空の場所に集結させて対決させるアイデアは面白い。 だが犯人は誰?というような推理もののように思わせるところがこざかしい。 しかし本当に不満があったところはもっと別なところにある。それは最後に人生をやり直そうと考えている売春婦の人格が生き残ったように見えたが、トラウマを抱える子供の人格に殺されてしまったところだ。 この場面を見て「おお、意外だ」なんてまったく思わない。ひたすら嫌悪感がわいてくるだけだった。 これはようするに主人公の希望の象徴である人格は敗北してしまい、子供が生き残ることでトラウマを克服できなかったことを暗示している。 そういう救いがないところが後味が悪くて高く評価はしたくない。 あまりにも苦い味の映画を目の前にして衝撃を感じる感覚まで失ってしまった。 【花守湖】さん 2点(2005-03-11 20:50:25) (良:1票) |
135.《ネタバレ》 途中でまんまと製作者側の術中にはまってしまった。よく考えれば分かっただけに一方的に混乱してしまい悔しい。さて、本作品の最大の評価のポイントは、多重人格の犯罪というアイデアだろう。レビューワーは賛否両論だが、私は限られた時間と登場人物の中で、あくまでフェアに徹しつつ最後に意外性を盛り込んだ脚本は素直に評価したい。またCGに頼らず、あくまでも役者の演技によって「怖さ」を演出していた点も良い。欲を言えば「鍵」や「部屋番号」といった小道具をもう少し効果的に伏線に絡めて欲しかった。 【与太郎】さん 7点(2005-03-08 23:14:54) |
134.《ネタバレ》 何が一番驚いたって、キューザック扮するエドの雇い主であるあのわがまま女優が レベッカ・デモーネィだと最後のクレジットで知ったこと。 途中までは引き込まれたけれどなにか中途半端。最後が後味悪すぎ。 【MK】さん 5点(2005-02-14 23:20:05) |
133.《ネタバレ》 ちょっとやり過ぎかな。すべて1人の頭の中の出来事で、その中でもあの子供が連続殺人犯の人格だったというのは、全然読めなかったけど、悔しくない。でも、テンポ良かったし、スリルもあってなかなかおもしろかった。 【ぽじっこ】さん 6点(2005-02-14 20:59:09) |