アイランド(2005)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。8ページ目

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アイランド(2005)

[アイランド]
The Island
2005年上映時間:136分
平均点:5.74 / 10(Review 174人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-07-23)
公開終了日(2005-11-25)
アクションサスペンスSF
新規登録(2005-04-01)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2020-05-27)【イニシャルK】さん
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監督マイケル・ベイ
助監督ジョシュ・マクラグレン
ケニー・ベイツ(第二班監督)
エリック・ブレヴィグ(追加第二班監督)
演出ケニー・ベイツ(スタント・コーディネーター)
サイモン・クレイン(スタント・コーディネーター)
キャストユアン・マクレガー(男優)リンカーン・6・エコー/トム・リンカーン
スカーレット・ヨハンソン(女優)ジョーダン・2・デルタ/サラ・ジョーダン
ジャイモン・フンスー(男優)アルバート・ローレント
スティーヴ・ブシェミ(男優)マッコード
ショーン・ビーン(男優)メリック
マイケル・クラーク・ダンカン(男優)スタークウェザー
マックス・ベイカー(男優)カーンズ
グレン・モーシャワー(男優)Medical Courier
クリス・エリス[男優・1956年生](男優)Aces & Spades Bartender
ドン・マイケル・ポール(男優)Bar Guy
平田広明リンカーン・6・エコー/トム・リンカーン(日本語吹き替え版)
甲斐田裕子ジョーダン・2・デルタ/サラ・ジョーダン(日本語吹き替え版)
楠大典アルバート・ローレント(日本語吹き替え版)
梅津秀行マッコード(日本語吹き替え版)
大塚芳忠メリック(日本語吹き替え版)
長島雄一(日本語吹き替え版)
楠見尚己スタークウェザー(日本語吹き替え版)
原作カスピアン・トレッドウェル=オーウェン(原案)
脚本カスピアン・トレッドウェル=オーウェン
アレックス・カーツマン
ロベルト・オーチー
音楽スティーヴ・ジャブロンスキー
ラミン・ジャヴァディ(追加音楽)
ブレイク・ニーリー(追加音楽)
編曲ラミン・ジャヴァディ(音楽アレンジ)
リック・ジョヴィナッツォ
ブルース・ファウラー〔編曲〕
撮影マウロ・フィオーレ
ミッチェル・アムンドセン(第二班撮影監督)
製作マイケル・ベイ
ケニー・ベイツ(製作補)
ジョシュ・マクラグレン(製作補)
イアン・ブライス
スティーヴン・P・シータ(製作補)
ローリー・マクドナルド
ウォルター・F・パークス
ドリームワークス
ワーナー・ブラザース
配給ワーナー・ブラザース
特殊メイクハワード・バーガー
K.N.B. EFX Group Inc.
グレゴリー・ニコテロ
特撮ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
K.N.B. EFX Group Inc.(特殊効果)
アサイラムVFX(視覚効果)
エリック・ブレヴィグ(視覚効果スーパーバイザー)
美術ナイジェル・フェルプス(プロダクション・デザイン)
衣装デボラ・リン・スコット
編集ポール・ルベル
クリスチャン・ワグナー〔編集〕
ケン・ブラックウェル〔編集〕(第一編集助手)
字幕翻訳菊地浩司
スタントマット・マッコーム
ダグ・コールマン
クリストファー・レップス(ノンクレジット)
その他スティーヴン・P・シータ(ユニット・プロダクション・マネージャー)
ブレイク・ニーリー(指揮)
あらすじ
リンカーン・6・エコーは毎朝同じ夢で目を覚ます。果てしない海、豪華なヨット、そして隣には美しい女の子…だが目覚めた自分は相変わらず。破滅後の地球でシェルター生活を送る、しがない一市民だ。自然が復興し始めた南海の楽園・アイランドへの移住権はまだまだもらえない。ところがある日、管理区画に忍び込んだ彼は、見てはいけないものを見てしまう。警備員に追われたリンカーンは、真実を知るためにシェルターを出ようと決意した。「真実の世界」、それは一体…? 懐かしき管理社会SFを21世紀に甦らせる、自由への大暴走。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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34.いかにも「マイケル・ベイな作品」。話に深みがない事は、純粋に娯楽作を楽しむ場合には決して悪い事と思わない。が、肝心のアクションシーンがどこかで観たものの焼き直しでは、この監督の作品を観る価値が無くなってしまう。あと、予告編の製作者はもう少し考えるべき。見所を全て流してしまう手法は『マトリックス』の際にかなり批判を浴びたはずだが・・・
woodさん [映画館(字幕)] 5点(2005-11-05 10:49:05)
33.特に評価するところが何も無いといった感じでした。
ストーリーもアクションも斬新さを感じる場面もなく、(盗作疑惑も出てるようで)これといって何かを得られた感じはしませんでした。
もし、10年前だったらもう少し評価は高かったかも。

nishikenさん [映画館(字幕)] 5点(2005-11-01 07:53:57)
32.《ネタバレ》 近未来SFアクション物です。
実世界でも倫理問題になっているクローンを題材にしています。
ドナーが現れないとどうにもならない臓器移植や、
子供の生めない人の代理出産などを目的に、
国家の陰謀がらみで医療会社が密かにクローンを製造。
クローンは徹底した管理の元、15歳程度までの知識と外界への恐怖を叩き込まれます。
クローンの目的はただ一つ「アイランド」と呼ばれる楽園への移住。
もちろんアイランドなんてものは無く、
アイランドへの移住はすなわちクローンの使用目的の達成を意味してます。
そんな中クローンの中にある好奇心がクローンを外界へと導かれ…
と、設定はどっかで聞いたことのあるようなもんですが、
ただテンポの良さと展開の見せ方は凄い良かったと思います。
カーアクションシーンはマトリックス・リローデッドよりこっちのほうが単純に凄いと思いました。
ストーリーよりその場その場の展開で見せる映画だと思います。
期待してなかった分、なかなかの当たり映画でした。
ひで太郎さん [映画館(字幕)] 8点(2005-10-29 13:53:46)(良:1票)
31.テーマ、結構好き。金かかってそうなCGや美術も好き。
でも、ヒットしなかったのをスカーレット・ヨハンソンの演技の下手さが原因と言い放ってしまったマイケル・ベイ・・・・。
「チームアメリカ」でぼろくそ言われて、観客に失笑を買うまでになった監督って・・。
SHUさん [映画館(字幕)] 5点(2005-10-12 16:56:37)
30.《ネタバレ》 リンカーンが自分達はクローンだと気付くまでの展開は、かなり引き込まれて見てた。クローンの培養や、その処理など、黒人の奴隷制度やホロコースト、人体実験等を行ってきた人間なら、多分、これくらいするだろうおぞましさであり、実際既に、実験段階くらいのレベルにはなっているんじゃないかという怖さもあった。実際、臓器売買の段階には、踏み込んでいるのだし。だが、それも、リンカーンがジョーダンを連れて逃げるまでだった。そこから先は、「生命とは?」「存在意義とは?」「人は神の領域にどこまで踏み込めるのか?」などとは、考えてはいけない。確かにアクションは派手で過激だから飽きることはないが、今の段階では、ビジュアルで見せるのは、もう限界だろう。「××があれをやったから、あれ以上のものを」となったら、ただひたすら、救い難い過激さに走るしかないだろう。しかもそれが、映画自体の持つテーマのフォローになっていないのだから、なおさら救い難く、まして、アクションに食われて、ドラマ性はひたすら希薄になっていく。そもそも、フンスーの傭兵隊長ってば、殺していい指令が出てたって、どっちがどっちか曖昧なのに、リスト・バンドだけで、そんなに簡単に射殺していいのか。普通、脚とか肩とか、行動不能な発砲をしないか? この傭兵隊長が最後に依頼主を裏切るのは、彼が黒人であることだけを理由付けにしているようだが、黒人女性が国務長官を勤める今では、それこそ、却って余計なことだったように思う。その前に、オリジナルのトムを、あっさり射殺してしまったことも含めて、逆に、白人の意識を逆なでしたような気がしないでもない。それに、いろんな映画のごちゃ混ぜって感じがした。「ガタカ」っぽいところもあれば、「マトリックス」のようなところもあり、「トータル・リコールか?」なところもある。あ、「青い珊瑚礁」もあるね。でも、あれだけおぞましく、あれだけ派手なアクションがあるのに印象に残らないのは、前半と後半のバランスが悪いせいでしょうか。
由布さん [映画館(字幕)] 6点(2005-09-09 23:30:23)(良:1票)
29.《ネタバレ》 中盤のアクションシーンはよかったのですが・・・・。長かったためか、または前日眠れなかったためか、終盤はわけがわからなくなってきた。黒人さんなんで裏切ったんだ。
ストライダーさん [映画館(字幕)] 5点(2005-08-30 14:22:41)
28.《ネタバレ》 英国で観ました。渡英して1ヶ月半、やっと今回は聞き取れましたよ。で、本題。あの・・やっぱり聞き取れてませんでした・・。なんで最後黒人さんクローン側に?あとスティーブ・ブシュミの演じる彼が、あんなにも簡単に撃たれたり。なぜ??スカーレット・ヨハンソンはやばかった・・。すっごい綺麗。特に最初のシーン・・見とれたよ。
ネフェルタリさん [映画館(字幕)] 7点(2005-08-22 07:25:27)
27.《ネタバレ》 特撮・カーチェイスがすごくて面白かった。ストーリーもちょびっと無理があったけど、俺の趣味なのでよいと思う。  とにかく、細かいことは考えずにハッピーエンドだったから良かった!   映画館で見て本当に良かった~。
    スカレットヨハンソンかわいい。でも胸は作りすぎ???
おれおれ41さん [映画館(字幕)] 7点(2005-08-18 12:57:47)
26.《ネタバレ》 たしかにアクションは凄いです。しかし脚本があまりに酷い出来でした。 ※【以下、思いっきりネタバレなので未見の方は読まないで下さい】 まず、いくらなんでも自分の本体を殺しておいて、何の葛藤もなく当然のように行動していくってのはいくらなんでも無いんじゃないかと思う。いくらクローンでも全然感情移入できませんよ。それから、突然人間を裏切りクローン達の味方になるマッチョな男も動機がよくわからない。あまりにも安易な設定ではないか。それから主人公が施設の中で見ていた夢(船の上で襲われるヤツ)が、伏線にならないなんてどうゆうこと!?そのままあっさりハッピーエンドかい!(怒)
まあ、唯一良かったのはスティーブ・ブシェミかな。彼はいつものキャラでした。てっきりあとでクローン版が出てきて復活するかと思ったけど、さすがにそれはなかったか・・・(笑)
きのすけさん [映画館(字幕)] 2点(2005-08-17 22:49:24)
25.アクション映画としては、なかなか良かったと思う。
起承転結がハッキリしてて、最後まで飽きずに観ることができた。
ストーリーが、ちょっとシンプルかなと思ったけど全然気にならなかった。
差別や人権問題等いろいろ考えさせられた映画でした。
やっぱクローンは造っちゃダメやね。
解放されたクローン達に本当のアイランドはあるのだろうか・・・。
よしぞーさん [映画館(字幕)] 8点(2005-08-12 21:22:11)
24.《ネタバレ》 







(選ばれた人、君は特別)そのようなセリフ。

そして科学者が手がけてきたのは人間のコピー。

つまり自分は人間の雛形を作る神だと勘違いしているわけで、

主人公の名がリンカーン(アメリカの創世記ともいえて)というのもおもむろに変だけど、

自分の発注者を逆に殺すあたりはケインとアベルに見えたし。

リンカーンが連れだって逃避行した女性と初めてのキス、

これはアダムとイブだなぁと思いながらでは最後はモーゼだろうと読んでいたら、

やはりノアの箱舟を髣髴とさせる小型の船にはラテン語・・

基地から逃亡し帰ってきて仲間を救うモーゼになったリンカーン。


コピー人間たちはまだ与えられた記憶しかありませんが、

彼らの未来は明るくはないと思いました。

なぜなら発注者の潜在意識は消えることはないからです。

罪から生まれた無垢な魂はどれだけの可能性を秘めているのか・・

帰ってきた英雄リンカーンも自分の片割れを殺したのです。

人格も攻撃的に変わりその未来は指導者になるだろうと予測できます。

クローンが本当の人間界と合うはずがなく(同じ人間も多いので)

反体制を強いて滅びることは目に見えている哀しさ。

遅かれ少なかれそういうクローンが現れるのはわかりきっている。

それならばそういうモノを作らなければよかったとまた上のエゴのせいだけにしてよいものか。

このラストの爽やかさには逆に諦めと暗さが残りました。

壮大なSF大作に仕上げられたのに私は疲れただけになってしまったのは、

T3のカーアクションよりひつこい中半からの関係のないシーン。

カーチェイスを映すなら目標を定めてほしいです。

揺れの多いカメラワークと平面的な構図が多くこれは映画館では逆に酔うと思いました。

そこまで描けるのになぜアクションばかりを重視したのか?

もうその時点(あまりに長く力を入れていたので)娯楽SFと思ったほうが楽とガックリ。

その割りにメッセージ性が誰が見てもわかるくらいあるから私には長かった。

どちらかといえばこの映画の内容は万人受けではなくSFの古典のようなメッセージ作品でしょう?

旧約聖書のSF版みたいな重厚なストーリーがアクションSFになってしまい残念。
アルメイダさん [映画館(字幕)] 5点(2005-08-10 12:06:51)
23.おもしろかったです。話はダレることなくテキパキと進んでいき、アクションの迫力は超絶。娯楽作としては十分に満足できる作品でした。あくまで娯楽作としては・・・。しかしこの映画、SFとしては大失格でしょう。「ブレードランナー」や「マトリックス」といった過去の傑作同様、出自を越えるための戦いという大きなテーマを扱っているにも関わらず、その重要な核心部分を素通りしてしまっているのですから。脚本のアイデア自体は非常に素晴らしく、アレックス・プロヤスやジョー・ジョンストンのようなSFを理解する娯楽監督、もしくはデビッド・フィンチャーやダーレン・アロノフスキーのような凝った映像と深遠なドラマの両立が可能な監督が撮っていれば、世紀の大傑作になっていたかもしれません。しかしマイケル・ベイでは・・・。この映画の監督にマイケル・ベイが内定した時点で、イヤな予感はしてたんです。「アルマゲドン」を見ればわかりますが、彼にはSF魂が決定的に欠けている上に、ドラマに悲壮感を持たせるという繊細なことのできる人ではないのです。地球が滅びるという絶対の危機においても、2時間半のどんちゃん騒ぎをやってしまった人ですから。そんな監督にクローン人間という重厚かつSF的なテーマを任せるということは、オースティン・パワーズの新作をロメロに撮らせてしまうようなムリを感じてしまいました。そして、その想像通りの仕上がりとなったのがこの「アイランド」なのです。素晴らしいアイデアに満ちた脚本をここまでズタズタにしてしまったことは残念でなりません。アイランド懸賞という画期的なアイデアや、蛾の存在によって世界観への疑念が決定的になるくだりなどは非常によく考えられており、深遠なミステリーとして撮れば忘れられないほどのおもしろさになったはずです。また、クローン人間にも記憶が宿っていたというくだりは、(映画では話の辻褄合わせ程度にしか扱われていなかったものの)作り物にも魂は宿るのだという感動的な解釈であったはずです。なのになぜ、よりによってこの脚本を頭空っぽアクションに作り変えてしまったのでしょう?間違いなくプロデューサー達の不手際ですね。監督にマイケル・ベイを選んだのもプロデューサーなわけですし、「小品でもいいから素晴らしい映画にしたい」という心を持ったプロデューサーに買われなかったことが、この「アイランド」という企画の不運なんですね。
ザ・チャンバラさん [映画館(字幕)] 7点(2005-08-07 23:06:51)(良:1票)
22.《ネタバレ》  ほどほどの期待感で観たのが良かったのか、ずいぶん楽しませてもらった。
「荷台の車輪落下シーン」から「看板落下」までの迫力は、自分には過去最高。
後続車の壊れっぷりなんて、マトリ・リローデッドより数倍気持ち良い。
初運転上手過ぎな「空飛ぶバイク」も気に入った。カッコえ~、乗りて~。
全体を通して、こりゃ細かい辻褄気にしないで、楽しんだ方が良いのだろう。
そうは言いつつ、欲を言えばラスト。「エコー目前だけど、クローン大脱走で、
兵隊退却シーン」や、「中擦りエコーを、寝返り隊長が引っ張りあげるシーン」あたりは
入れても良い気がする。あの辺、なんか駆け足過ぎない?。最後のボートなんて数秒だよ。
余韻無し?。
じょるるさん [映画館(字幕)] 6点(2005-08-05 21:53:41)(良:1票)
21.もはやとっくに見放したマイケル・ベイ監督の映画を、なぜわざわざカネ払ってまで見たのか? 1・ヒマだったから。2・ふと魔がさして。3・愛人が「どーしても見たい!」と言ったので(大嘘)。…まあ、そんなところです。でも、ちょっと興味がなかったワケでもない。それは、「ジェリー・ブラッカイマーのもとを離れてはじめて撮った本作で、ベイはどんな映画を撮ったのか…という、その一点において。

結果、ハッキリ言ってこれまでのベイ作品中では、最もまとまっている。それは素直に認めよう。ユアン・マクレガーとスカーレット・ヨハンセンのふたりが施設を逃亡するまでの前半は、何の“芸”もないものの、逆に言えば余計な小細工なしに(ベイ作品におなじみの、意味なくカットを割ったり、凝った構図や移動撮影の氾濫もそこそこに)物語を描こうとしていることが好ましい。もっとも後半は、例によっての荒唐無稽な大破壊ショーに終始するんだが…。

かつてブラッカイマーから、「あいつはカットつなぎもお構いなしで撮影している」と揶揄されたベイ。なら、そんな監督を使うなよ! とも思うが、たぶん、そんなベイのセオリー無視(というか、「無知」ね)な映像こそが、ブラッカイマー流「スペクタクル(見せ物)」にふさわしい! ということだったんだろう。実際、見せ場となると様々なアングルから撮られた膨大なカットを嬉々として編集する彼の作品は、もはや「映画」とは別の、ただ観客に刺激や興奮をもたらし続ける「映像=音響アトラクション」以外の何物でもないだろう。そこでは、「物語(ドラマ)」ですら映像=音響のための“口実(エクスキューズ)”なのだ。そういう意味で、彼は『男と女』あたりのクロード・ルルーシュと、実は同類(!)なのである。

しかし、この新作におけるマイケル・ベイは、確かに「物語」への志向をうかがわせる。見る者のアドレナリン流出に精をだすことばかりじゃなく、彼なりに人物や世界の「背景」を描こうとしている。それは、映画ファンのひとりとして素直に祝福したいと思う。

…まぁ、「だから、いつもよりツマンナイのよっ!」とおっしゃる向きもあるでしょうケドね。
やましんの巻さん [映画館(字幕)] 6点(2005-08-05 16:14:00)
20.「ジュラシック・パーク」のクローン恐竜が襲ったのは“彼ら”を創り賜うた人間たちである事で、一種のパラドックス的な面白さを有した作品だったと言える。それに反し、その人間たちから逃げ回るのがクローン自身というのが本作の基本的なコンセプトである。主人公のリンカーンが甘美な夢から目覚めるという冒頭から見ても分かるように、“彼ら”も夢を見るのであり、ロボットやアンドロイド等とは一線を画すという、あくまでも人間の複製であるという事を端的に言い表している。そして人間の持つ根源的な「意思」や「感情」から、やがて「好奇心」や「疑問」が芽生える事によって、彼らは“自分は一体誰なのか?”“何の為に存在するのか?”といった、言わば生きる為の“自分探し”を、逃避行という形で行動に出るのが、大まかなストーリー・ライン。ロボットやクローンが主人公というのも、昨今の近未来を舞台にしたSF映画では珍しくもないが、前述した意味において本作はもう一つの「A.I.」と言えるものであり、スピルバーグ自身が映画化したがっていたのも頷ける。その彼から直接白羽の矢を立てられた以上、M・ベイも今回ばかりは下手な作品には出来ない。結果的には監督として少しは見直した作品となっているが、近い将来に起こり得るというリアリティさを巧みに脚本化した功績が大いにモノを言ったようだ。もっとも、人間の死生観を探究するといった哲学的なテーマよりも、ベイらしいアクション主体の娯楽作品であることに変わりは無く、映画の中盤で炸裂する大スペクタクル・ショーは、いかにも彼らしい躍動感に溢れたものであり、ダイナミックなエンターティンメントとして純粋に楽しめる出来だ。ラストの閉ざされた居留地から地上への脱出の構図は、まさに奴隷解放のイメージそのものであり、それを実現したのが“リンカーン”というのは、シャレだろうか。いや、きっと“ジョーダン”だ。
ドラえもんさん [映画館(字幕)] 8点(2005-08-04 18:29:25)(良:1票)
19.スカーレット・ヨハンソンの美しさだけが印象に残りました。
たまさん [映画館(字幕)] 6点(2005-08-01 23:48:34)
18.《ネタバレ》 予告、観せ過ぎ!なんの前情報も頭に入れずに観たら、もっと楽しめたのになぁ。いや、でも楽しかったですけどね、ド迫力のカーチェイスとか。ツッコミどころは多々ありましたな。管理が厳しいわりに何故か基本的なセキュリティーが甘過ぎだったり、倫理的には多少問題あっても何ひとつ悪事を働いていないリンカーン(本物のほう)があっけなく殺されたり(たくさんの人があっけなく殺されすぎだと思うよ、この映画)…。一番オイオイと思ったのは、ハッピーエンド風だけどよく考えたら大問題なエンディング。いろんな意味で、観終わった後に会話がはずむ映画です。ストーリーはわりと古典的なクローン人間もの。クローンものは、倫理面を全面に押し出すと終止禅問答のようになってしまうので、エンターテイメントにするにはこの作品ぐらいなかんじがちょうどいいかと思います。まさに「見た後、率直に面白かったぁ・・って言える作品」てことで8点献上。近未来の街なみ等、CGがリアルでおもしろかったので(飛ぶバイクかっこいい!)0.5点ぐらい追加したいですが。
エムラ兄妹さん [映画館(字幕)] 8点(2005-08-01 01:08:16)(良:1票)
17.マイケル・ベイ自身が言っているとおり、この映画は純然たる「ポップコーン・ムービー」であり、その意味では楽しめる作品だ。ストーリー設定として「クローン人間」が取り上げられているところが現代的であるが、本質的にはアクション映画であるため、このテーマに対する深い掘り下げは当然ないし、なくてよいと思う。ただこの作品の秀逸なところは、この設定がいかにも近未来にありそうなリアルさをもっており、観客を作品世界にひきつけることに成功していることだ。マイケル・ベイお約束のアクションシーンは今回もド迫力であり、期待を裏切らない。デート等で観て、「面白かったよね~」とか、「自分のクローンが訪ねてきたらどーする?」なんて会話をするのにはもってこいの作品である。
田吾作さん [映画館(字幕)] 7点(2005-08-01 00:32:00)(良:1票)
16.目から機械入れるシーンが不必要にグロいよ〜痛々しいよ〜見てらんないよ〜!! 
予告の通りでしたが映画自体はそれなりに楽しめました。でも不必要に痛々しいですよ。アクションも。悪役さんの手に釘ビシビシってやつ、可哀想すぎ。カーチェイスのシーン、人殺され過ぎ。主人公達、あんがい容赦ないですよね。余裕無いんでしょうけど。わるんですけど。
kiryuさん [映画館(字幕)] 6点(2005-07-29 22:12:50)
15.《ネタバレ》 生命の神秘という、神の領域に人類の叡智が踏み込むことの功罪、とかなんとか?すごく深遠なテーマを扱いつつも、ごくごくセマーイ人間関係で物語りは進行し終焉を迎える・・・上っ面をぺラーっとかすったような印象はこの監督の定番か。近未来の造形、コスチューム・居住空間・バイク・ボートなどなど、とてもデザインは優れており、そこは楽しめた。しかし、突然電話に出てきたサラの愛らしい子どもがもっとストーリーに絡んでくると思ったんですがね~。スカーレット・ヨハンソンは官能的な愛だけでなく、慈しむ深い愛、母性そのものも感じさせる個性を持っていると見たが、その表現はちっちゃい子集めてアイスクリーム振舞うシーンくらいかぁ?歓喜の愛(男女の愛)を描くことはできても、無条件の愛(母性)までは描くことができなかったか、マイケル・ベイ!惜しいなぁ~。
宝月さん [映画館(字幕)] 6点(2005-07-29 13:36:22)
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【点数情報】

Review人数 174人
平均点数 5.74点
000.00%
110.57%
242.30%
3116.32%
4158.62%
53821.84%
65431.03%
72816.09%
82011.49%
931.72%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.05点 Review19人
2 ストーリー評価 5.30点 Review26人
3 鑑賞後の後味 4.84点 Review25人
4 音楽評価 5.08点 Review23人
5 感泣評価 3.05点 Review18人
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