40.ショーン・ペンとデニトロの競演というだけで見てみたかった映画。脚本がよくできた良作ながら、時間をいじるのは最近の流行を追うように感じてしまう。ショーン・ペンは最近一段と良い役者になったと思う。「I Am Sam」「ミスティックリバー」と違う役柄を役に入り込んで演じ、全盛期のデニーロを見るようだ。デニーロの後は、ノートンぐらいしかいないと思っていたが、脇役ではない線の太い主演級の俳優になってきたと思う。 【ぼぎー】さん 8点(2004-09-26 13:47:05) |
39.なぜ、魂の重さが「21グラム」なのかとツッコミを入れたい気分だが、私のHN「STYX21」の「21」は何かと問われると答えに窮するので、やめておきます。 【STYX21】さん 5点(2004-09-22 21:00:07) |
38.出会ってはいけない3人が出会ってしまった悲劇。あれ?そーゆーことらしい話なのに、なんで序盤3人一緒にいて血だらけ?ショーンと直美が一緒にいて入所(?)してる出ルトロを見てる・・・ ??? と、おそらくこのへんで、断片パズル構造だと気づくところでしょう。ここから、これに乗れるか否かが分かれるとろこでしょうね。私はジグソーどころかシュレッダー的手法だと感じました。このシュレッダーを解くのに、終わってから座席に残りまた見るという暴挙に打って出ちゃいましたが(こら)そうまでしても、是非このシュレッダーにお付き合いいただきたいと、絶賛を込めて、9点。 |
37.油っこい役者ぞろいなのに戦術で勝負した映画。サッカーで例えるならミラン。 【モチキチ】さん 7点(2004-07-27 01:07:11) |
36.大好きだけどキャラが強いデルトロと「マルホランド」のイメージが残るナオミ・ワッツ、苦手なショーン・ペン。どんな映画になるんだろうと思っていたけど、予想以上に面白かったです。いままでのショーン・ペンで苦手だった部分が押さえられていて、すんなり見ることが出来ました。不幸な人のスーパーマーケットみたいな映画で、ちょっと暗くなりました。 追記 こんなに印象的な映画なのに見たのを忘れて10年経ってまた見ました。ネットで自分の感想があったのを見て一度見ていたことにびっくり。 印象的だし見てる最中に泣いてしまってるのに、忘れて再度見るということは、見終わった後に記憶に残らなかったってことだったのか。 再度見て最初と同じ感想で同じように暗くなりました。でも、「マルホランド」などと違って、また記憶に沈んでしまうのかもしれない。 【omut】さん [インターネット(字幕)] 7点(2004-07-24 12:28:41) |
35.リヴァーブのかかったギターの響きが胸を締め付ける。神様って本当にいたずら好きなのね。 【つむじ風】さん 9点(2004-07-19 11:43:21) |
34.《ネタバレ》 まるでポールの、霧に漂う幻とも思える記憶の断片たち。独白の「何回死ぬのだろう・・・」とは全編に閃くポールの「死」の暗示、カードのような断片だろうか。彼は心を刻まれて泣いている・・・。クリスティーナの「夫と娘たち」の死はみせていない。またジャックの奪った命もみせてはいない。狂おしい戻らない「過去」もない。「地獄はここにある」、そう、すべては心に。そして「未来」なのか「過去」なのか「現実」なのか、尽きかけた蝋燭の灯りのような混沌とした物語は錯綜する。ポールは「魂の重量」について触れる。それは彼のこれから失われる「記憶」のこと、なのかもしれない。 【ひいらぎ】さん 5点(2004-07-09 19:18:44) |
33.映画製作の手法のひとつに回想形式というのがあるが、過去と現在とが巧妙に入り組んでストーリーが語れて行くという新手の方法は、タランティーノの一連の作品から見られるように、昨今の流行りのようでもある。(但し、「メメント」の場合は意味合いが根本的に違う!)その手法をいかに効果的に用いるかで作品にインパクトが生じ、より魅力的になるかどうかがポイント。本作もご多分に漏れず時間を自由自在に操る奔放な映像表現で綴られてゆくが、些かも混乱することなくストーリーの流れを十分に把握できる。その点でまずは成功の部類に属する作品であろう。まるで神の意志が働いたかのように、ちょっとした運命の悪戯に翻弄される男と女。微かな希望さえも叶わぬ救いようのないドラマが展開されてゆく。それぞれが運命の糸に引き寄せられ、やがて交差したとき露わになる人間の弱さ。その運命を受け入れなければならない彼らの哀しさがビビットに伝わり、ザラついた画面にその心の荒廃と無力感が反映される。個々のキャラを十二分に生かした感情のうねりの演技など、三者三様の持ち味を発揮した濃密な人間ドラマは、見応え十分。 【ドラえもん】さん 7点(2004-07-08 18:21:32) |
32.登場人物みんなタバコ吸いすぎ!見てて喉がイガラっぽくなっちゃって、途中でのど飴が欲しくなった。 【mimi】さん 7点(2004-07-07 22:54:48) |
31.《ネタバレ》 皆さんの言うようにこれはジグソーパズルです。 最後にすべての謎が解明されるのではなく、新しいピースがはまるごとに 少しずつ謎が解け、ストーリーを理解していきます。 時間の前後がとても激しくついていくのが大変でしたが、 俳優たちの演技を注意深く見て、ピースを一つずつはめていけば 時間の前後を読みとることが出来ます。 残念なところは自分の夫の心臓を持つ人間を愛するというのが甘く描かれていて 殺す殺される、生きる死ぬの関係と比べて軽く見えてしまったことです。 しかしそこはショーンペンにナオミワッツの一つ上の演技により、 違和感なく話が進んでいき、二人の関係もとてもまともな物と見ることが出来ました。 良いことなんか一つもなく進んでいくこの映画は新しい命を作るのに 人工授精と、余命1ヶ月の心臓移植待ちの患者と、神に心を捧げ自分の生き方を すべてゆだねてしまった人間という全く異なる人間たちが、 追いつめられ、追いつめられて極限を描くのに、すばらしい演技と、 すばらしい展開で何か希望を残してくれたような気がしました。 |
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30.ジグソーパズルをやっていてなにが描いてあるのかわからなかったピースが、完成に近づくにつれ1つの絵の中にピッタリ合わさった時の充足感は味わえますね。これだけ時系列をばらばらにして最後にはちゃんとまとめ上げている計算高い演出には感服。でもそれがなかったら、ふーんって感じの話だなぁ。主演3人の存在感のある演技と編集の手腕にこの点数。 【ふじも】さん 6点(2004-07-02 12:39:48) |
29.命の重さは感じましたが、笑えるシーンが少ないので疲れました。 ジャンキーなナオミも綺麗でした。 【山椒の実】さん 5点(2004-06-25 21:06:41) |
28.最近、こんな重量級ドラマ観てなかったから、後からジワジワと効いてきますね。なんかひとつひとつのシーンが忘れられない感じ。ただ、不思議と思ったより重くないのはパズル的時間展開のせいなのかな。デル・トロ、あんたスゴイよ! 【★ピカリン★】さん 8点(2004-06-25 14:04:07) |
27.深いんだろうな、重いんだろうな、でもこの役者さん達じゃ期待出来るんだろうなと思って観に行きました。時間通りに進行しない編集は、ある程度ストーリーを把握してから観てなかったら、多分見終わった後もっと複雑な心境で映画館を後にしてしまった気がしました。ストーリーよりテーマと、3人の演技力によって成立していた作品だと思います。何度か観ないとちょっと分かり難い気もしました。でも後引くくらい強い作品です。 【n@omi】さん 6点(2004-06-21 02:40:05) |
26.デル・トロってのは顔で語れる役者だなあ。彼を見に行ったようなものだったけど全く期待を裏切らない素晴らしい演技。加えてナオミ・ワッツの状況によってその時の感情を的確に激しく表現する演技力にも舌を巻く。家族が死んだ事を告げられたときの泣きの演技とその後の泣きの演技が実に全く違う、あらゆるシチュエーションをすべて表現するかのような演技。叫び声もヒステリックなだけでなく悲痛で胸を打つ。バラバラに語られるパーツが一つにまとまっていく、という演出方もテーマが立体的に浮き出て良い。傑作。 【GO】さん 9点(2004-06-20 22:32:38) |
25.シーンが入り混じっててちょっと理解するのに戸惑った。 |
24.あまり期待しないで見に行ったからこれはかなりハマりました!『メメント』や『アモーレス・ペロス』のように時間が入り混じった展開が好きだから、考えながら見ていくのも良し。“どんな人間でも人は死ぬと21グラム体重が減る。50セント金貨5枚、ハチドリの重さ、チョコバー1個”という最後のショーンペンのセリフがすごく印象深かった。3人の演技が上手い!脇役も結構有名な人でビックリした。 【アンナ】さん 9点(2004-06-20 14:55:53) |
23.3人の役者は兎に角すごい演技力。その中でもひいでていたのはナオミワッツだと個人的に思います。サングラスは似合ってなかったですけども。あの時間を交錯させるのはどーなんだろ。分かり難いワケではないから問題はないけど、順をおって話が進めばもっとおもしろかったのかなーと思いました。大きなスパイスにはなってましたけども。少し前の流行の名残かしら。観終わった後、何かと考えさせられました。 【かずのすけ】さん 8点(2004-06-18 16:36:17) |
22.「それでも人生は続く、、」というフレーズからは「ミスティックリバー」が浮かび、次に「25時」が浮かんだ。 死と共に命の誕生の話も描かれるので「生の連鎖が続く」といったほうがいいかもしれない。 こういう映画が立て続けにアメリカで作られたのは9.11の影響なんだろうか、、? 人の生死や命、人生の重さを改めて考える、みたいな所に真摯なものを感じる。 全く関係のない3者を時間軸をずらせて見せるので特に話の見えない前半は判りにくいが、眺めていれば段々話はつながってくる。この作りにも何か意味はあるんだろうけど意図が分からない。 心臓疾患で生死を脅かされる男、死亡事故を起こし罪の意識に苦しむ男、一瞬にして最愛の家族を失った女、みなそれぞれに生きることに苦しんでいる。家族を含めての苦悩は見ていても辛く重苦しい。 喪失感に苦しむナオミ・ワッツには思わず一緒に泣かされるほどの迫力があったが他の出演者もみな見ごたえがある。 ベニチオが熱心なキリスト教信者でその教会シーンがあるが、説教は一方的なアジテーションの洗脳みたいで違和感がある。 アメリカと宗教の関係は深いが、こうなるとキリスト信仰も恐い気がする。 最後のS・ペンの行動や21グラムの意味など見る人にいろんな謎を問いかけてくる。私、魂の存在は信じてますけどね。 (彼は再度の移植が誰かの死によってしかなされないこと、やらなければ死が近く苦しみしかないこと、などに絶望してああいう選択をしたのか) 【キリコ】さん 8点(2004-06-17 17:27:29) |
21.すべての人間が等しく持つ”21g”この21gの生と死を連綿と受け継ぐことにより、人生や幸福を考えさせられる。が今一パンチが弱く、睡魔が・・・映画の中でどれくらいの時間が流れているのかわからないが、ショーンペンはわがままでシャルロットがかわいそうだし、ナオミワッツは喪に服しなさいよ。という腹立たしさもあり冷めた目で見てしまい共感はできなかった。ナオミワッツの美乳に+1点。 【亜流派 十五郎】さん 4点(2004-06-17 10:45:17) |