1.《ネタバレ》 実に不快なんですけど、この映画。終始ムカムカしました。ふざけた展開を度を超えたふざけた演技で塗り固めると『寒い』という事が分かりました。テレビのコントドラマなら丁度いいレベルなんでしょうけど映画でこれとはなぁ・・。『お前はブサイクだけど、俺なんか車椅子なんだぜ』というふざけたセリフに首を傾げたりしましたが、特に呆れ果てたのは主人公と森三中の大島さんで『街の人の小さな幸せ』と称して様々な人々の幸せと思えるような所を携帯カメラでパシャパシャと撮って喜んで幸せ~と言って、とても心温まる素敵なエピソードとして片付け、そのまま雰囲気で行為を正当化してますけど、冷静に考えたらこれって非常識でしょ?雑誌のエロい袋とじを見ている他人をカメラでパシャッて・・撮られた人はたまったものじゃないでしょ?まさに『自己満足・自分勝手・軽率・盗撮行為』。別に物語上だからいいじゃない!という反論が出そうですけど、このような軽率かつ失礼な行為をこの映画では『いい事・素敵な事』と美談的に正当化、肯定されているから腹が立つのです(仮に『あいつ雑誌のエロ袋とじを幸せそうに開けてるよギャハハ間抜けだなぁ(カシャカシャ)』軽率行為としてちゃんと描かれる場合なら文句はありません)。あとはヒロインの北川景子ですね・・外見より中身を見て!と外見で人を判断するのを嫌ってるくせに、主人公に外見で惑わされないように自分がブサイクなるという手段って・・結局『自分が可愛いから、みんな見た目で判断するから、ブサイクになって内面だけ見てもらいたい』って言ってるようなものですね。要はお前も見た目の外見で判断し、それを利用してんじゃん!最後に正体バレて主人公は北川景子と付き合う感じになりますが、人は見た目じゃない結論に至っているとはどうしても思えないんですよね。相手の北川景子はなんと言っても見た目は美人ですから説得力がないんですよ。だったら大島美幸と北川景子キャラは全く違う赤の他人にして最後はブサイク側の大島美幸と付き合うのが正しい流れではないかと・・だって見た目はキレイな人間ばかりのファッション界に身を置いてスターにまでなったのにすべてを捨てて、主人公はブサイクだけど性格のいい大島を選んだ訳ですから。音楽の使い方、エンドクレジットのあるネタは一言『だから何?』。この映画、そのものが一番『ブサイク』と言えるでしょう。