3.《ネタバレ》 おそらく原作ではくちゃくちゃと注釈が入ることで多少分かり易いものになっているのでしょうが、映画だけを見る分には何のことやらわかりません。
主人公には幼少期からのトラウマがあって、変な女とくっつくような変な野郎に育つ。そして、その女が死んでも何故だか忘れられない。
このキャラクターの時点で理解し難い。おそらく説明しきれていないのでしょう。
しかも、過去に囚われ傷付いている女との交流で何となく快方に向かうなんて展開・・・。
主人公の抱える問題自体も漠然としていて、更に快方に向かう成り行きさえも漠然としていては観客は置いてきぼり。
全てが煙に巻かれたような不快感だけが残る。
作中で全て解決なんて見せ方をしていないし、やはり時間が必要だという含みを感じられるものの、それでは物語の意味が見当たらない。