4.《ネタバレ》 「『コンビニに逃げ込んだヤクザから拳銃をいただいてそれで好き勝手をした』という夢をコンビニでうたたね寝しながら見たコンビニでバイトをするビートたけしにそっくりな売れない俳優が、最後に自分を刺し殺す」という夢を刺青を入れながらうたた寝した時に見たビートたけしの生活を、ビートたけし(?)が外国兵に殺される直前に走馬灯のように見た、という内容らしい。全てが殺される直前に想像した話なので、最初から最後まで不条理なこと何でもありで、監督の好き勝手。夢なので、同じ人物が役を買えてその度出てくる。デビットリンチのマルホランドドライブのようだが、こちらは途中で夢オチとすぐわかるし、中身もなくて軽薄。監督のマスターベーションを見せられているだけ。財を成した監督が自分の自己満足で撮った作品のようで、映画をおもちゃにして遊んでいる感じ。そういう映画があっても否定しないが、他の人が鑑賞するほどのものではない。北野監督ファンの仲間ウチが観れば充分な映画。そうでない人には、途中で他人の夢の内容につき合わさせられるには長すぎる時間です。北野監督ファンでないので、北野監督ファンが10点をつけるのと同じ意味合いでこのような点数としました。