2.《ネタバレ》 カルト映画として人気があるみたいですが、それも納得の内容です。
ただ、その魅力が自分には伝わって来ない。
信じてもいない神様についての説法を、延々と聞かされているような気分になってしまいました。
ラストシーンに関しても、映画の世界に入り込んで観ていれば衝撃的なオチだったかも知れませんが、正直「だから何?」としか思えない。
雨が降っている日に「雨が降っているね」と言われて、それっきり会話が途絶えてしまった時のような感覚です。
監督としては、一種のユーモアのつもりで「これは映画だ」という結末にしたのかも知れませんが、それを笑い飛ばす事が出来ない。
映画そのものに対しても、観客に対しても、否定的なニュアンスを色濃く感じてしまいました。
好きになってさえしまえば、それらの諸々も愛嬌に感じられて、とても楽しめそうな作品であるだけに、残念です。