1.豊川と白い女のキャラが、うわっデビルマンかい!と始まると、いきなり鉄骨の怪物が暴れだし、うわっヴァン・ヘルシングかい!と、私の数少ない1点映画がワンツージャブのようにボディにヒット。その後は、安易なCG、薄っぺらいギャグ、やかましいだけの音、白々しい台詞、一ショットすら感心しない構図、愉快度ゼロのカメラワーク、多用されるスローモーション、大人に媚びたようなセクシーショット、子どもには分かりにくい脚本が百鬼夜行し、ついに私はテクニカルノックアウト、担架で運ばれ館外へ連れ去さられていきました。これは大映特撮陣が作り撮り上げたあの愛すべき妖怪たち、ラストで雲海の大空へと消えていったあの妖怪たちを石持て追うかのような冒涜ではないか。 スネコスリもいいが、大映作品のスネを少しだけでもかじってもらいたいものです・・・。