1.《ネタバレ》 <原作未読。映画のみの評価>
陳腐な設定、無意味にランプがチカチカする安っぽいセット、ダラダラとした展開、迫力不足の戦闘シーン、しょぼいCG&ヘボい特撮、俳優陣のベタな演技etc.etc、まるで褒める所が見当たらない。
今時、「未知の宇宙生物=軍事利用」、なんて発想自体も陳腐(「未知の生物に寄生される」という設定では既に「寄生獣」という傑作がある)。前半、密室における死刑囚ふたりのやり取りも中途半端で緊迫感や絶望感、閉塞感に欠ける。
そのまま後半にかけて、政府の研究組織の行う支離滅裂でアタマの悪い実験や、稚拙な演出のアクションを見せられるのにはほとほとウンザリ(何?あの「肉襦袢」は?笑うところ?)。
イメージや世界観、キャラクターが既に出来上がっている原作があるにも関わらず、こんな出来にしかならないというのが分からない。まったくのド素人でも標準的な美的センスと金さえあれば、この程度のものは作れるぞ。
とにかく監督さん、何度も言う事だけど(笑)、もう少し「演出全般」の勉強をしてくれ。