1.《ネタバレ》 寅さんはいい嫁さえ見つければ地道に働けそうじゃないか、ということが分かる一本。
序盤では、首根っこひっつかまえてでも親子を引き合わせて、感動の対面をさせると思いきや、あっさり失敗に終わるところにビックリしました。
それをきっかけにヤクザもんの行く末を考え、真面目に働こうとするという展開が自然で無駄がない。ストーリーのテンポも良く、自分を見つめ直し奮闘する寅さんや、突っ込んだりボケたりと忙しいおいちゃんがイチイチおかしくて、全編楽しく見させてもらいました。しかし、それとは対照的に終始心配しっぱなしで憂い顔なさくら(いつもだけど)もとても印象的。
またしても一人相撲な寅さんには涙させられました。
相手に良い人がいるかどうか先に確認することを学んだ方がいいですねー。
でも、あんなん言われたら誰だって勘違いしますよね、出番少ないからってあんな告白は非道すぎるぞ! 無自覚だから尚更タチが悪い!
それでも源ちゃんを置いて出ていく事に寅さんの責任感を…感じないですね。