1.《ネタバレ》 子供の頃に見た時はよく解らないけどトラウマ、今見返すとウィンリィとロゼの件は「ブチ殺すぞ水島」と腸を煮えくり返らせていたが、この劇場版を見て一応水島の野郎を許す事にした。個人的には原作派だが、この映画も好きだ。
アメストリスの世界と、現実・・・つまり観客が実際に生きてきた歴史に存在したドイツ。そのドイツとアメストリスの世界がリンクするって展開が興味深い。人物もドイツのアルとアメストリスのアルという具合に、CLAMPの「×××HOLiC」のような別次元の“自分”がいるっていうの?そんな感じが面白い。
しかもドイツ側はなんとなんとなんとあのドイツ映画界の巨匠・フリッツ・ラング(マブゼ)!!!!!うおお~水島~、おめえ何て粋なんだっ!でもヒトラーの首ハネ飛ばしてテア・フォン・ハルボウを無理にでもかっさらってアメリカに連れて行きそうなラングだな(顔は大総統だし)。
弟を救うために等価交換で自らを差し出したエドが、人間の体を取り戻したアルと再会するシーン、そのエドの腕をウィンリィが久々に修理するシーンは子供ながらに良いなと思った。眼帯になった大佐が「だらしないぞおまえらっ!」という具合にかつての部下たちのために戻って来るシーンはカッコイイ。リザはマスタングの嫁。おまえら結婚しろよ。
ラースの最期は切ない。
ラストは哀しいけどさ、まあこういうハガレンもアリだなって思うよ。