1.《ネタバレ》 アンドリュー・V・マクラグレンの最高傑作はコレでしょう。
西部劇としても戦争映画としても見れる本作は、奴隷制とは無縁の家族が南北戦争に巻き込まれていく悲劇を描く。
悲壮なドラマがアクションを盛り上げ、また凄惨なアクションがドラマを最高潮に盛り上げてくれる。
前半のコメディタッチのやり取りと亡き妻に語りかけるスチュワートの温度差、戦争が始まり一変する空気、終盤も戦争の虚しさを見せ付けられるシーンばかり。
あんなにも悲壮な表情を見せたジェームズ・ステュアートは見た事がない。
後半の展開はちょっと雑な気もするが、マクラグレンとしてはコレ以上にない作品。