13.《ネタバレ》 久々に自分の中でヒットした映画。やっぱり猫が好き(メンバー違うけど)的な緩い感じが良かったです。チョコチョコ入るシュールな笑も素晴らしく作品の雰囲気に合っていたと思います。最近の若い女優さんのことは余り知らないですが、将来こんな風な雰囲気を出せそうなヒトは居ない様な。キャスティング勝ち。あと豚身・昼斗念。いやはや、完全にヤられました。何か作業をしている時にBGM的に流しておきたい映画デス。 【キノコ頭】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-03-31 20:46:15) |
《改行表示》12.《ネタバレ》 「ハラゴシラエして歩くのだ」というコピーがチラシに書いてあって,きっと365歩のマーチみたいな映画に違いないと勝手に思っていたら随分と雰囲気が異なっておりました。 登場人物の出会いのシーンというのはそれこそ映画の数だけあるのでしょうが,「ガッチャマンの歌」で出会うというのはもっとも印象深いもののひとつではなかろうかと思います。 荷物をなくしたマサコが「大事なものも入っていたんでしょうに」とサチエにいわれ,ふと考えて「大事なもの……,何か入っていたかしら?」とつぶやくシーンが妙に好きです。 【まきげん】さん [映画館(邦画)] 9点(2011-08-17 16:29:23) |
11.ぬるめのお風呂にまったり浸かってる感じ。頭も体も完全にゆるめて観るといいです。 【オニール大佐】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-08-06 09:42:29) |
10.《ネタバレ》 たいしたストーリーもなく淡々と流れていくというのは、小津的なものを感じるが、それを踏襲して成功した例はあまり多くはない。まあ、それでも結構謎は多い映画なのだが、主人公3人の今までの人生をお互い詮索しないで、かえって謎のままで終わらせたところも良かった。それにしても小林聡美は決して美人とは言えないが、独特のオーラを持ち始めたように思える。彼女が画面に映っているだけで、なにか楽しいとい感じがする。好き嫌いはあると思うが、独特の雰囲気を持った愛すべき作品だった。 【rosebud】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2008-05-14 21:45:53) |
《改行表示》9.《ネタバレ》 今までにありそうでなかなかない映画でした。こういう映画を観ると日本映画もすてたものでないと思われる。 ゆっくりと流れる日常になぜか目を奪われる。こんな風に毎日コーヒーやおにぎりを食べてみたい。多分、舞台が北欧ということも目を奪われる一つの大きな要因だろう。 この舞台が日本だと成功しなかったのではと思う。 いちど北欧に行ってみたいな。 【キャメル】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-04-09 13:15:14) |
8.すてきな台詞が多かった。「やりたいことをやれていていいわね。」「やりたくないことをやってないだけです。」そういう、スタンスが個人的に好きです。物事の判断で方法で、やりたいことをやるというよりも、やりたくないことをしないとうほうが、誤りにくいと思うのはぼくだけでしょうかね。/「私が日本に帰ってしまったら寂しいですか。」「うーん」「やぱりさびしくないんですね。」自分が「さびしい」と答えることによって相手の決断を鈍らせてしまってはという思い。わかる気がするっす。自分の存在が相手にとって重荷にならないように思う優しさをもっと多くの人が理解すればいい世界になると思うのですが。それにしても、普通にしてるのにユーモア感たっぷりのこの映画のキャスト、その時点でもう降参です。合気道の膝行やガッチャマンにも◎。 【wunderlich】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-04-29 22:29:41) (良:1票) |
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7.透明なウィンドウから食堂に差し込む光がテーブルを白く輝かせ、ガラスコップやコーヒーカップがその白さに溶け込むように存在する。そこで展開する“お皿を磨く”“テーブルを拭く”“シナモンロールを作る”、そんな彼女たちの行為もその空間に溶け込んでいく。単なる会話の切り返しやクローズアップを廃し、人物を綺麗な位置関係に収めている。ワンショットは、振り向かせたり、立ち上がらせたりといった運動を伴わせ、シークエンスに挟まれるショットも路面電車、船、自転車が動いている。動く→食べる→動く→食べる、この人間=動物の単純な営みに潜む幸福感の主張がささやかだ。「やりたくないことはやらない」小林聡美と「やりたくないことでもやらざるを得なかった」もたいまさこと「やりたいことがわからない」片桐はいりが、その単純な営みを一歩昇華させ、いつでもどごでも人間は関係性の中でさらなる幸福感を得ることを見せる。動物と食材との物理的関係、個体と個体との精神的関係。オープニングの太ったかもめがとても幸福そうに思い返された。 【彦馬】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-01-10 23:34:56) (良:1票) |
6.片桐はいりの、目をつり上げドギマギした表情は、もはや彼女の独壇場だが、面子に反し、癖のない素直な性格の演技は貴重である。また、もたいまさこの、細い目を一層細くして軽く頷く、あの独特の仕草は、喜怒哀楽という人間の感情に於ける究極の表現方法であり、瞬時に人間味を滲ませる自身の年季をも感じさせ、彼女にしか出来ない芸当だと言える。そして、マイペースでありながら人生に於いては常に前向きで、異国であろうと何処に居ようと(いや、何処の国に生まれついても)、逞しく生きていく術を知り尽くしているような雰囲気を漂わせる小林聡美の、その明るさと元気よさ。本作の主人公にはまず彼女を措いて他にないと思わせるほどの存在感を発揮していて、今、キッチンが最も良く似合う女優さんである。この三者三様の個性派が揃い、お馴染みのオハコの演技が存分に堪能できる本作は、日本版「バグダット・カフェ」と言ってもいいような雰囲気の作品だ。人とは、外見だけでは推し量れないものだが、いつしか心を開き、打ち解け合った時の新鮮な驚きと感動を、「かもめ食堂」に出入りする人々をスケッチ風に描く事で、人との出会いの楽しさ素晴らしさを謳いあげる。饒舌に語るタイプの作品でない事は、ご覧になればお分かり頂けると思う。 確かに元気を貰いました。それだけで十分だろう。ここに行けば、みんなきっと幸せを感じられる。誰でもが行きたくなる「かもめ食堂」とは、そんな所だ。 【ドラえもん】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-01-02 17:28:37) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 特にインパクトのある展開があるわけでもなく、特にインパクトのある台詞があるというわけでもなく。淡々と話が進みながらも、その土台に細かい芸が施されている。フィンランドで和風な映画を作ったわけだが、もう一言言葉を加えると、フィンランドで詫び寂びを表現した映画。見た後で友達と主張をしていない部分について、あれこれ想像して会話を楽しめる映画。 【ビアンキ】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-10-30 20:31:00) |
《改行表示》4.《ネタバレ》 小林聡美さん、片桐はいりさん、もたいまさこさんっていうかなり強力な女性達が、フィンランドで食堂を営んじゃうっていう、これまた魅力的なお話。全体的にスローでロハスな雰囲気が漂う中、派手な事件が起こるわけでもなく、物語を見てるというよりも、「時間が過ぎていく」って感覚でした。この映画は正に、私の中では「女性的」ってカテゴリーに分けられるもので(女性監督だからと言う事ではなく、感覚的に。)、「何となく良い感じ」。そんな作品だったと思います。三人の女性達はそれぞれ、恐らく何らかの理由や過去があってフィンランドに来ているのですが、それらは映画の中では語られません。答えに近いものは提示されるのですが、その答えに重きを置いていないというか、そんな事よりも「何だかんだでフィンランドにいる」っていう事の方が重要なんだよっていう、そんな描き方がされているように感じました。「何故」とか「理由」とか「過去」とか、そういう事はどうでもよくて、「ただ、そこにいる事。そこに在る事」の方が重要だし、その事実に愛着を感じたりもする。そんな「偶然の必然性」の肯定、その偶然の受け入れ方がすごく優しくて。物事をありのままに受け入れる、受けとめてみる事の重要性というか、そういう「強さ」ってやっぱり女性の方があるような気がするし、そういった強さの描き方が本当に女性的だなぁと思いました。同時に、男性的な人にはこういう「偶然」がただただ過ぎ去って、積み重なっていく様な、「理屈じゃない」部分で展開していく物語だとか描き方っていうのは、ひょっとしたら理解しにくい領域なのかなぁとも感じました。うん、やっぱり猫が好きです。 【郁】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-05-23 03:35:31) (良:1票) |
3.いいですね~。秀逸な作品。多くを語らずとも人生は語れる。余計な説明などなくとも心は癒される。それから、すっと引いて行くエンディングがいいですね~。「この物語はずっと続いていくんだ。」って感じで、「もう終わっちゃうの~!」みたいな気持ちが起きずに済みます。そして、何より素晴らしいのは小林聡美さんの存在感。素晴らしい! 【タコ太(ぺいぺい)】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-05-05 23:20:23) |
2.口から迎えに行く犬食い豚身昼斗念、ガハハ。退きがウマイ! のでもうちょっと押してもいいかな~って、つまり、もう少しあの世界にいたかったわけです、ハイ。 【ジマイマ】さん [映画館(邦画)] 9点(2006-04-07 16:33:56) |
1.脚本が良いですし、何と言ってもキャスティングが素晴らしい。特に小林聡美さん、とってもとっても素敵でした。丁寧に毎日を送っているサチエさんの姿が、小林聡美さんご本人(もちろん存じ上げませんが)と重なって見えました。。あの役は、人間的に(女優としてではなく)魅力のある方がやらないと嘘になってしまう気がします。それにしても、出てくる食べものがどれもこれも美味しそうでウットリ(!?)してしまいました。 【こまち】さん [映画館(邦画)] 9点(2006-04-05 22:43:45) |