41.《ネタバレ》 オランダが生んだ変態映画監督の巨匠バーホーベンが、そのもてる限りの才能と資金力とCG技術を駆使して作りあげた圧倒的サービス過剰映画。いやー、もう素晴らしいです!!だってこれ一本で、SFアクション・スプラッタホラー・戦争・学園青春ドラマ・ラブストーリー・モンスターパニック・お笑い映画を楽しめるんだから。凡百の映画監督はこんなに馬鹿みたいにいろいろ詰め込んだ映画なんて作れないですよ(作らない、かもだけど笑)。そして、そんな民主主義が崩壊したシニカルな世界に圧倒的な物量作戦で攻め込んでくる昆虫軍団!湯水のように撒き散らされる血しぶきと肉片!沸点マックス寸前の暑苦しい海兵隊の皆様!何処かで勝手にやってくれってくらいドロドロなラブストーリー!もうバーホーベンが確信犯的に創りあげた、中2病映画界にいまだ燦然と輝く、永遠の大傑作だ!! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-04-29 23:27:17) |
40.主人公は不純な動機でいやいやながら軍に入るのだが、仲間に励まされ責任ある地位になっていく成長シーンが見所である。コマーシャルシーンは、結構皮肉が利いていると思う。 【けん124C41】さん [地上波(字幕)] 9点(2010-12-11 22:36:20) |
《改行表示》39.いやぁ、これはすごい映画を観てしまいました。二時間中だるみなし、期待を大きく上回る作品でした。 先日、引越しをしまして、新居で入浴していた時のことです。小さなハエが側面のタイルに張り付いていました(水をかけたくらいでは死なず、そのくせ同じ場所に戻ってくるアヤツです)。見つけるたびにはたいていたのですが、浴室の扉を開けるたびに目に入るタイルの黒い点が気になってきました。妻が排水口を確認するよう言うので、バスタブの側面を取り外し排水口を覗いてみると、ちょっと想像もつかない数の小さなハエが。そのとき私は全裸でした。ハエと私を比べると、体格では数百倍、腕力では比較にならないほどの差がありますが、彼らがかくも短期間で繁殖し、我が新居に住みついていることに戦慄を覚え、すぐに蓋を閉めました。翌日、会社帰りにバスマジックリンを買い求め、めったにつけないコンタクトレンズとゴーグルを装着し、敵の巣目掛けて引き金を引いたのです・・・・・・。 その際、学生の頃洋画劇場で見たこの作品を思い出したのです。当時は、エイリアン退治をしようとして逆に蹂躙される未来の軍隊モノ程度の認識と記憶しかありませんでしたが、『トータル・リコール』や『ロボコップ』を経由してポール・バンホーヘンという監督が何者か知ったうえで本作を鑑賞すると、俄然面白かったです。全編から匂い立つ胡散臭さと予定調和は現実世界に対する皮肉であり、戦闘シーンはそれを打ち消すかの如くのリアリズム路線で突き進みます。このどうしようもない予定調和と、手足内蔵脳みそが乱れ飛ぶ戦闘シーンのリアリズムが絶妙に絡み合い、本作を稀有なものにしています。 【さめがい】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-12-11 13:23:44) (笑:1票) |
38.ギャー!悪趣味すぎ!皮肉ばっかり!グロい!気持ち悪い!最高! 【eureka】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-02-17 10:50:52) (笑:1票) |
37.《ネタバレ》 10年前に見た時は、グロな映像と迫力に圧倒された。二回目の今回は、こんな形の反戦映画もあるのかと、ちょっと感心した。SF戦争映画でもあり、青春映画でもあり、ヒーロー映画でもあり反戦映画でもあると思う。見方でここまで変わる映画も面白い。でも、オランダ人の監督の本音は、戦争好きのアメリカを思いっきり皮肉ってるんだろう。アメリカ人は正義の保安官で、無知な若者が戦争に行き、敵は虫けらだと言うのが、ブラックジョークを交えて何度も描かれてる。近未来の話とは言え、現代のアメリカと大して変わらないというのが凄いね。日本人は虫けらじゃなくてサルだったんでしたね。片思いの女の子が主人公と結ばれるのは、ちょっと嬉しかったっす。 【パオ吉】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-05-18 17:56:28) |
《改行表示》36.最悪です。全く感情移入できませんし、最低の作り物の戦争がこれでもかといわんばかりに続きます。登場人物のひどさは現実のアホな人を見ているようですし、戦争シーンの悲惨さはこれをこの手の映画でやる必要があるの?っていうレベル。 敵の造形もきわめて気持ちが悪く、主人公たちに一切都合が良くなく爽快感も有りません。おまけにこの映画が発する主張たるや反社会どころか反世界的。バーホーベン監督の悪趣味ぶりが頂点に達しちゃいましたと誰もが感じるのではないでしょうか? だが、だがそれが良い!こんな無茶苦茶な世界にグイグイ引っ張り込まれて、気がつくとかじりついて観ている訳で、挙げ句の果てには置いてけぼりです。前世紀にこういう事をやってしまうと言うのが凄い。こんなことをやってのけるのはバーホーベン監督だけですね。 それにしても、全く対話もせずに世界や人間に無差別かつ無感情に殺戮をする相手には、事情を聞く余地が得られない。でも始めてしまった戦争はどうすればいいの?という至って現代的なテーマを前世紀にやっているのが本当に凄い。原作の映画化の体で完全な自己主張をしています。後方支援もなく不十分な装備の陸戦隊がバラバラと死んでいく、第二次大戦下のドイツや日本を想起させる危ない国を紛争で負担の増すアメリカの姿と対比させます。随所に挟まれた風刺が強烈。 映像とテーマのコントラストが強すぎてグニャグニャな世界。まさにバーホーベン印。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-08-15 11:57:19) |
《改行表示》35.本作ほど「悪趣味」という言葉が似合う作品はない。ただしそれはポール・ヴァーホーヴェン監督への最大の賛辞となる。本作の原作は、右翼的とも評されたロバート・A・ハインラインの「宇宙の戦士」。ヴァーホーヴェンはこの作品の(軍歴がないと市民権を得られない)世界観を茶化す一方、主人公リコが戦わなければならない道理を説く。このため本作は、いったい何を主張しているのかがはっきりしない。 戦争の無意味さと、生存するためには殺し合わなければならないという矛盾。さらに、男女の裸、ばらばらの死体、虫の内蔵、悪趣味なビジュアルが無造作に散りばめられている。そんな混沌こそが私たちの住む世の中なのだ。 ヴァーホーヴェンの皮肉は、自虐でもある。私たちは反省などすることなく、ただそれを黙って楽しめば良い。 とは言っても、本作はエンターテーメントでありながら観客を選ぶ。彼の悪趣味について行けるなら、本作は珠玉の一本となり得るだろう。 【DONG】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-07-26 00:27:13) (良:1票) |
34.《ネタバレ》 皮肉たっぷりの反戦SF映画。途中流れる軍隊のCMが面白い。 架空の世界を青春映画風にリアルに描いており、SFとしてのセンスオブワンダーも溢れていて、臨場感を感じました。 【クレイバード】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-03-23 22:23:36) |
33.人が相手だとリアルだから虫にしちゃえ!バーホーベンがムチャクチャに殺ってくれます。戦争はクソ以下だってメッセージなんだろうけど、その表現の仕方がまた、ひねくれてて良いんだよな~ 【Junker】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-01-27 03:14:28) |
32.バーホーベン作品初体験でごんす。噂には聞いていましたが、グ、グロい・・・観終わった後は疲れ果てて、休肝日にもかかわらず飲まずにはおれなかった。とりあえずバーホーベンさんがとてつもなく悪趣味でいぢわるな皮肉屋さんというのは分かりました。色んな意味で凄い作品だけど、二回は観たくないなあ・・・。 【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-12-27 14:25:17) |
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31.これでもか、これでもかと迫り来るバグに圧倒されました。あんな虫と戦いたくないよー。 【doctor T】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2006-12-24 23:17:45) |
《改行表示》30.戦場での”最前線”という経験は私には到底(というか絶対)、耐えられそうにない。 私は”歩兵”には絶対なれない。それでも、現実に、いまも、このとき、この地球上で、まさにこの巨大で凶暴な虫(怪物)たちと、まるで変わることのない”敵”と戦っている”人間”たちが存在している。そして大勢、死んでいる。この映画とまるっきり同じように。 現実の”戦場”とはまさにこの映画の死に行く大勢の”歩兵”たちの戦いそのものだ。つきつめて考えれば、あたりまえですが、戦争を起こす人間達は、やりたくってやっているだけですので、”勝手にやれ!”といいたい。わたしは一人で逃げる。 一方、人間として、生まれながらの生活に”宗教”という”動物のある生き方のこころのささえ”を持ったヒトたちが存在する。こういうひとたちとは、やっぱり対立しちゃうんだよえ。何が言いたいかと言うと、あたりまえのことだが、人間も動物も虫も全くおなじ生き物であって、”戦争”なんて、単に、生物の一種の”人間種”が殺しあうだけ行為。単に”サガ”ですから。単純で、苦しくも反面、気持ちがいい、なんでもない、ごく普通のあたりまえの一行為。だから、戦いたい奴らだけが、参加すればいいだけのこと。全くくだらない。巻き込むな!しかし、逃げるっても、まったくおバカな人類は、なまじ、器用貧乏で”核兵器”なんて持っちまったから、次期、地球全面戦争の結果、虫やらアメーバやら魚人やらわけのわからん、つぎの種族たちに地球をあけ渡すことにでもなるんかな?超娯楽、一大スペクタクル超娯楽巨編です! 日本で、絶対つくれない種類の映画。そうか!虫相手だったら、何も歩兵だす必要ねーな!大量破壊兵器で木っ端微塵でいいわけだ。 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-06-16 23:57:08) |
《改行表示》29.《ネタバレ》 小学校の時に始めて買ったDVDはこの映画です。マジ最高。大好きです。スケールの大きさといいグロさといい文句なしです。原作本も買いました。 特に敵の大群に囲まるシーンの迫力はすごかった。あとディジーの死はすっごいかなしかった。代わりにカルメンが死ねよ。と小学生ながら思いました。 友達に勧めたら友達もはまってDVD買ってました。CGアニメもあるんですがそっちも面白いですよ。 たぶん生きてるあいだにあと20回くらいは見ると思う。 【BEAT】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-06 01:55:42) |
28.なんと言っても特撮がよく出来ています。確実に1世代前の映画ですが今見てもまったく見劣りしません。如何に技術が進歩しようが最後は職人の腕なのでしょうか?人間が真っ二つにぶった切られるシーンは爽快感満点!それとキャストもドンピシャで、特に馬鹿っぽい主人公がまさに適役。マイケル・アイアンサイドもお約束的なほどにハマリ役。そしてデニース・リチャーズが良い!可愛くておっぱいもデカイ!!! 【追記】でもこれがアメリカへの皮肉だというのは違うと思いますよ。ここまで感情を殺した皮肉が存在したら凄すぎです。 【Robbie】さん [地上波(吹替)] 9点(2005-12-23 19:04:06) |
《改行表示》27.個人的に、SFはあまり好きではないんですが・・・これはかなり楽しめました。映像もよかったけど、ストーリーもいい! 主人公が今は亡き戦友や小隊長の意思を継ぎ人類のために戦う、ある意味感動作ともいえる。 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-01 17:27:08) |
26.SFは大の苦手なんですが、こりゃ面白かった。カルメンだかにマイナス1点 |
25.アクション、恋愛、SF、青春、スポーツ(最初のフットボール)何でもあり。さすがです監督。最後の軍曹のオチが好きです。あんな友情いいな~。 【ストライダー】さん 9点(2004-08-15 12:53:09) |
【センブリーヌ】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-07-27 04:04:07) |
《改行表示》23.まじめな顔して戦争批判してる映画(それをつくっている奴ら)、この映画を見習え! これくらいイヤミがないと、観客に伝わらんし、政治的意図のほうがミエミエで観ているほうが引いてしまう。序盤の入隊するまでがダルかったこと、宇宙船が安っぽかった(意図的としても)ところを除けば、個人的にエイリアン2と並ぶ快作。一見バカバカしくて、よく考えて見ると、っていうのがすきなのよね。。。 【ダブルエイチ】さん 9点(2004-06-16 17:40:46) |
22.「プライベート・ライアン」よりも、容赦のない戦争の恐ろしさが伝わってくる怪作。原作は好戦的で右翼チックらしいが、そのポイントを外さないことで、却って反戦の意味もくみ取れる作品に仕上がっている。 【へろへろ】さん 9点(2004-03-29 15:47:56) |