1.《ネタバレ》 久々に、ずっしり重いテーマの映画を観た気がします。幼な子の嫉妬からきた嘘で性的虐待と疑われた主人公が周囲の悪態と戦うという、もしかしたら自分にも降りかかりそうな内容でした。
日本でも電車の中で痴漢と訴えられた人が、正義感ぶった周囲のサラリーマンに押さえつけられる映像が浮かんできますが、本作を観ると「正義」って何だろうという疑問が湧きます。
キリストが娼婦に石を投げた人たちに対して「この中で本当に罪を犯したことがない人はいるのか」と訴えかけたシーンも思い出します。
一度疑われると、こういった疑いは一生消えません。
ですが、性的に変態な人間がいるのも現実です。
もし、私に、この映画に出演したクララと同じ歳の女の子がいて、猥褻なセリフを言わせ、こういう演技をさせたいとは絶対思わない!
それが一番の感想かもしれません。