1.《ネタバレ》 阿部寛が良い。そして樹木希林さんが途轍もなく良い。だから終始心地が良い。
ずっと見ていたい親子関係でしたが、117分で終わってしまいましたか 残念、もの寂しい。
元嫁:キョウ子との関係などにしても まだ見ていたい気持ちもありましたが、映画とはいつまでもダラダラと続けてしまってはいけない
これはこれでちょうど良いとこでのフェイドアウトになっていたかと思えます。
くたびれた先輩相手に突き放すことなく それが当たり前のように寄り添う心優しい後輩役の池松壮亮クンも良い味出してた。
総じて、懐に余裕が無い家族のお話であり、一万円の大きさやありがたさが分かる真っ当な庶民的観察映画のその代表。
お互いにぼそっと囁く日常会話が多い中、台詞がほぼ完璧に聞き取れ何の不自由も無かった事がまた素晴らしい。
是枝監督作品で阿部寛が樹木希林の息子という設定は2008年の《歩いても 歩いても》に続く第二章。
あれもよかったのですが、これも良い。だが、もう第三章は実現不可能となってしまいましたね 阿部寛と樹木希林さん、複数回に渡って良い親子コンビだった。