6.戦場のピアニストが人間関係によって生き残ったのに対して、こちらは独りきりのサバイバル劇。好対照な作品だと思います。作品全体が孤独と緊張感で溢れていて、最後はどうなるんだろうと思いながら見ていましたが、何かを待つ・何かを信じるという事は未来への期待でもあり、それが大きければ、誘惑にも負けず、苦難にも耐えられるんだなあと思いました。 |
5.《ネタバレ》 スノー(ネズミ)が死んだときは主人公もここで終わるのかな、と思ってしまいましたが、ハッピーエンドでよかった。父親もちゃんと約束を果たしましたね。 【池田屋DIY】さん 9点(2004-07-04 11:23:43) |
4.《ネタバレ》 最後の「これは実話だ」というナレーションで感動が倍増した。始めに「実話」と提示されるのではなくて、全てが終わった後にそれを示されると物語りに深みが出ると想う。アレックスが隠れているのに、それを見逃した兵隊さんにリアリティを感じた。戦争という名の地獄にいる人間たち。その犠牲者たちの戸惑いだとか、葛藤だとか、弱さが嘘なく描かれていたと想う。名作。 【もちもちば】さん 9点(2004-03-13 21:32:29) |
3.一人ゲットーで父の帰りを待つアレックス。11歳の少年が一人で健気に、そしてたくましく生き抜くさまは、涙なくしては見れません。最後は思わず「良かったね」と呟いてしまいました。でもこの邦題はどうにかならんかねえ。タイトルから秘密の花園みたいな作品を想像したのは私だけではないと思うのだが。 【tantan】さん 9点(2003-09-05 22:02:53) |
2.これもこのサイトの高得点を見て、借りた1本です。珠玉と呼ぶにふさわしい、素晴らしい映画でした。見る前は、主人公はもうちょっと小さな男の子を想像していたのですが(タイトルのあまったるさのせいですね)、12歳くらいかな。彼の美しさと精神の強さに、本当に感動しました。途中までは「10点!」と思っていたのですが、ラストが説明不足かなと思い、9点にしました。映画全体の完成度からいえば10点です。 【おばちゃん】さん 9点(2003-07-06 22:17:33) |
1.<ネタバレ> 何でこんなに待ち続けるんだろう、、、 「一緒に来ないか」という誘いを少年が断る度に、その純粋さと哀しさに心を打たれた。 観終えた直後には「ラストは天国から父親が迎えにきたっていう設定でもよかったんじゃないか」と思ったりもしたのだが、この作品が実話で、現実に原作本の作者はこれに近い体験をしたことを考えると、自分が映画に求めている「お涙頂戴」の部分がいかに馬鹿らしいかを考えさせられもした。 ストーリーの素晴らしさのみならず、光と影を効果的に使った映像、主人公の(可愛らしさよりも哀しさを表現できる少年を用いたのも成功の要因だと思う。)素晴らしい演技、上手く雰囲気を醸し出しているセットなど、一つ一つのパーツが作品の質を確実に高めている。名作です。 【wood】さん 9点(2002-11-27 22:45:52) |