《改行表示》 9.《ネタバレ》 声を出して笑った映画は久しぶりかもしれません。。。 しかし終盤はとても真剣に、鳥肌をたてながら見ていました。 時代劇に対する愛、映画制作に対する愛、死んでいった武士への敬意と哀悼。 監督の伝えたいことがヒシヒシと伝わってきました。 愛、覚悟、継承、継続、夢 いろんなテーマを感じたんですが、それが一つになって大きなテーマになってると感じました。 オススメします。 製作陣の方に敬意と感謝。 This movie is very funny and also serious . I think this movie has full of passion . Love for Samurai , Love for create movie , and respect for Samurai who died . I highly recommend it . I want to say Thanks for this wonderful movie . 【へまち】さん [インターネット(邦画)] 9点(2025-04-21 00:50:36) ★《新規》★ |
《改行表示》 8.《ネタバレ》 ひさびさに笑って泣ける邦画で魅せてもらいました。 タイムスリップから始まるライトなコメディ。宿敵の登場あたりから深まって行く落涙のヒューマンドラマ。小ネタ大ネタが全編に散りばめられていてバランスが素晴らしい。 思えばタイムスリップそのものはツカミと言うか作品世界への入り口と言うか、勿論ストーリーそのものにとってなくてはならない位置付けではあるものの、それ自体は実は本作を左右するような存在ではないように思えます。それ故、詳細な物理の法則やら理論やらを持ち出して説明する必要もないし、観ている方だって同時に時空の狭間に転落した3人が別の時代に飛ばされて尚且つ同じ時間軸の上に乗っているなんてことはスルーして良いのですね。これはこういうもの。シチュエーションを楽しめばよいのです。 そして、物語の本筋としては、武士道をひとつの例として時代や社会の変遷とそこに生きる人間の在り方と生き様を描いたドラマ。武士の心を持って生きることの生き辛さ、武士の心を持たない者の目に映る武士の生き様、留まることなく残酷にも流れ続ける時間。観終わってから、余韻に浸りつつも遠い時代と今の時代を考えさせられる作品でした。 そして忘れてならない全編を包み込む溢れんばかりの映画愛。随分と欲張りましたね。でも、全然嫌味じゃないし、それどころかだからこその好印象です。繰り返し観たくなる1本でした。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(邦画)] 9点(2025-04-18 00:17:19) (良:1票)《新規》 |
《改行表示》 7.久しぶりに、泣いて、笑って、感動しました。 邦画っていいもんですね。これが自主製作作品とはすごいです。 いい役者さんといい脚本といい制作人と情熱さえあれば低予算でも これだけの作品ができるんですね。 お見事です! 【SHOGO】さん [インターネット(邦画)] 9点(2025-04-09 16:24:54) |
《改行表示》 6.《ネタバレ》 コミカルな流れの中に侍の熱い信念… 当時を生き抜いた彼等の当事者目線がリアルに伝わってきて思わず過去の歴史と今の自分の立ち位置を振り返ってしまう… 3人目のタイムスリッパー登場のラストもお見事、日アカ最優秀作品賞おめでとうございます、インディーズ万歳! 【ProPace】さん [映画館(邦画)] 9点(2025-03-16 19:58:41) |
5.《ネタバレ》 本来は交わることはない時空が異なるパラレルワールドが交わっちゃってる、時に痛快、時に抱腹絶倒、時に考えさせられる作品でした。そう、日本はどんな歴史的な出来事だってそこから何かを汲み取って今の人々やこれからの日本に存在するようになる日本人の生きる糧にしてしまうのだから誰かがタイムスリップしなくても充分に何千、何万ものパラレルワールドが織りなす時空の中に住んでいるのと同じなのです。同じことを古い文明の担い手の子孫たち、例えばエジプト人やペルシャ(イラン)人やインド人も感じているのかもしれないけれど、残念ながら地球上には価値ある遺産、特に建造物など物質的なものをダム建設やらで平気でブチ壊す民族のみならず、「~だったら良かったな。」をそのまま歴史にしてしまうバカ民族までいます。作品中で高坂が住職の奥さんが差し出した苺のショートケーキを一口食べて涙し、日本は豊かな国になったと言うシーンが印象的でしたがあんなんどこのコンビニにも売ってへんかとも思います。それより京都言うたら和菓子やないか! 千年前に紫式部が食べたお菓子まだ作っとんやないか? この時点で高坂はまだ会津藩城下の悲惨な末路は知らないわけですが⋯。そう、わたしたちは間違いなくご先祖さまが築いた圧倒的な価値ある遺産と因習などほんの少しの悪い遺産、そして未来への希望や期待などが何重にも交差するパラレルワールドに、今気づいたり経験していることだけが唯一の現実だという錯覚と共に生きています。でも本当はその錯覚が間違っていると無意識下でわかっているからこそ神社にお参りしたりお寺を訪ねたり博物館や美術館に行ったりするのです。ストロベリーショートケーキがあってもなくてもわたしたちはとても豊かなのです。閑話休題。東京国立博物館収蔵の古文書のうち読解ができる専門家が内容を明らかにしたのは約三分の一だけだそうです。人材不足のせいで今大人になっている人で死ぬまでに全部の調査結果に接する人は恐らくいないでしょう。でも全部が解読された時に日本は今より豊かでしょうか、それとも貧しいでしょうか? 想像できる方が答えです。 【かわまり】さん [映画館(邦画)] 9点(2025-01-22 18:32:09) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 単純に面白かったですね。 笑いあり涙ありの娯楽作品として高い評価なのもよくわかります。 飛行機や車やテレビなどに驚く侍。という笑いなのかと予想していましたが、そういう部分は少なく もっともっと侍としての生き方にフォーカスしているんですね。 人に薦めたい映画です。 【東京ロッキー】さん [映画館(邦画)] 9点(2024-11-14 09:37:02) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 ごめんなさい完全に舐めてました(汗 「侍が現代にタイムスリップする?ああwあるある(半笑い)。侍が「馬より速い鉄の箱があ!」とか「こんな小さい箱に人が入っとる!」とかパニックになるやつね。 そんで現代人にない純粋な価値観で周りの人の閉塞感を変えたり、侍ならでは戦闘技術を使って現代で知り合った人たちの危機を救ったりするんでしょ?」 全然違いましたね。 この映画が描きたいのは「タイムスリッパ―」ではなく、あくまで「侍」でした。 だからタイムスリップ物にありがちなカルチャーギャップネタは控えめ…どころか、周囲の現代人は(主人公が語らぬがゆえに)彼がタイムスリップしてきた本物の侍である事すら最後まで知りません。 大事なのは「侍」が未来に来て、そしてそれがゆえに、自分が置き去りにしてしまった「過去」や「自分が大切に守ろうとしていたもの」がどういう悲惨な結末を迎えたのか、「歴史」として知ってしまったという事。 そしてそれを今更どうにもできない彼が、現代社会ではほとんど無力な「武士」である彼が、果たして何を為せるのか、何を為すべきなのか…煩悶しつつ彼なりの答えを見つけ、最後に実行する姿を描き切る事なのです。 その決意を聞いた時、劇中でただ一人主人公の正体を知る男が涙します。 この場面、僕も目頭が熱くなりました。そしてそれゆえに、その男と主人公がクライマックスで繰り広げる「虚」と「実」がない交ぜになった闘いは熱く、激しく、見る人間の心を揺さぶる名勝負だったと断言できるのです。 【大鉄人28号】さん [映画館(邦画)] 9点(2024-10-26 09:14:08) (良:6票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 時代劇(特に殺陣)愛にあふれた素晴らしい作品でした。 見た方なら納得していただけると思いますが、監督はタイムスリップ映画ではなく時代劇映画(時代劇がテーマの映画という意味で時代劇そのものではない)を作りたかったんだと思います。それはタイムスリップとタイトルにありながら「どうやって元の時代に戻るか」には全く重点が置かれていない(そればかりかラストのオチのネタにもなっている)ことからも分かると思います。これは私の想像ですが、真剣による殺陣(という設定)を見せたい、それには本物の侍を登場させるという設定にすればいい、それなら侍をタイムスリップさせればいい、という流れで決まったのではないでしょうか。また、撮影所が舞台という設定も現在の時代劇が置かれた状況を説明したい・時代劇を復興させたいというもう一つの目的にもぴったりだったんだと思います。 みなさん感じると思いますが、ラストの真剣での斬り合い(という設定)はすごく迫力がありましたし、タイムスリップした者同士の会話には涙が出ました。 今は「インディーズ映画だけど大反響」みたいな流れでマスコミで評価されているようですが、面白いに大手もインディーズもないと思いますね。 【MASS】さん [映画館(邦画)] 9点(2024-10-06 18:35:12) |
《改行表示》 1.《ネタバレ》 脚本の出来が良いです。面白い!定番の「タイムスリップで生じる時代ずれが引き起こす笑い」も上手いんだけど、コメディにとどまらず幕末に侍として生きた男たちの生きざまをも見据える胸アツかつ骨太な物語です。 上手い役者と、すごく観易いカメラと、流れるような殺陣。 本作の殺陣のシーンは白眉と言っていい。ここ数年に観たアクションもの全般の中でも飛び抜けて迫力があって美しかった。「あの夜の続き」である決戦は手汗がにじむほどの、どえらい緊張感がありました。劇中スタッフが「本物の侍がいる」と言ったけど、山口馬木也も冨永ノリマサもほんとに140年前の日本人に見える。彼らの放つ凛とした武家人の気概に酔っ払いそうになりました。 館内の皆と一緒に笑い、息をつめて見守ってそして(少なくともわたしは)泣いた。 ラストのオチも思いがけなくて洒落てて(?)、もうひと笑い。うまいなあ! 低予算でも映画への情熱が連鎖してこんなに素敵な作品が作れる。他国の豪勢な作品と比べてどうこう言う必要全く無いよな、とここ数年邦画に誇りと喜びを再び見出すことができてとても嬉しい。(でも予算はあるに越したことはない) 【tottoko】さん [映画館(邦画)] 9点(2024-09-28 23:40:28) |