26.《ネタバレ》 異常性・狂気の際立つ演出&展開と、レザーフェイスの稲妻の如き殺戮が炸裂するショックシーンのキレ味だけでもホラーとしては一級品だが、本作の凄さは、狂気と暴力のどちらにも、何とも言えない「ホンモノ感」が出ている点にある(女優の演技も本気度120%な感じ)。怖さと悍ましさは現在の基準に照らし合わせても特大で、歴史的傑作ホラーなのは間違い無い。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 9点(2019-11-20 21:38:04) |
《改行表示》25.《ネタバレ》 この傑作はどのジャンルに当て嵌まるのだろうか。基本はホラー映画だけど、殺人鬼に襲われる犯罪映画でもあるし、ところどころシュールな破壊力を味わえるギャグ映画でもあるし。 いずれにせよありきたりの材料をあそこまで上手く利用して1本の映画に仕上げる・・・その恐ろしい手腕が光る映画だ。 本編の内容も凄いぜ。 行って→襲われ→叫んで→逃げて→叫んで→逃げる。 大量の流血も、余計なスプラッタも一切無い。 あるのは血にまみれたチェーンソーの唸りと、無機質な扉の中に消えていく「いけにえ」たちの叫びだけ。 それが「テキサス・チェーンソー」という映画であり、実際に起きた猟奇殺人事件を下敷きにしているそうだ。 冒頭の不気味な“オブジェ”もまた、実際の猟奇事件の一部を“再現”したものらしい。 それだけに現実味もあるが、話が余りにぶっ飛んでいるのでそれも忘れてしまいそう。 不用意に近づいた者をあっと言う間に捕縛し、処刑台に連れ去りドアを閉じる。金切り声を挙げる悲痛な叫びを聴く者は誰もいない。今まで感じた退屈な空気を一気に吹き払う衝撃。 芸術的とも言えるこのシーンだが、その後のかなり突飛な展開や全力疾走で叫び続けるヒロインを見た後では、腹筋崩壊を禁じえない人も多い筈。もはやギャグ映画の領域。 それだけ俺が恐怖に慄いたからなのか、逆にギャグとして楽しむ方向に心境が変化してしまったのか。 俺がおかしいのか、世の中がおかしいのか。そんな事すら考え出してしまいそうになる。 ラストシーンのアレを見たのなら・・・もはや何も言うまい。 トラックの運転手とのやり取りで笑うなという方が無理だ。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-08-01 22:30:21) |
《改行表示》24.《ネタバレ》 ≪鑑賞環境: 昔、汚い中古ビデオ 今回、画像劣化が激しかった中古DVD≫ いいんです もちろんいいんです 最初見たとき面白くて腹抱えて笑ってた記憶が残っています しっかりと。 でも、改めて観直してみると あまり笑えなくなってしまってたかな 彼も人の子、おそらく人間なんだろうとは思います。 でも、あの姿でチェーンソー持って ぶわばばばあ~って追ってこられりゃそりゃこわいでしょうよ わたしゃアレは オバケなんだと解釈しています。 よってコレ オバケ映画の棚に分類したくおもいます。 【3737】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2013-09-17 23:50:59) (笑:1票) |
23.《ネタバレ》 レザーフェイスという映画史に残るキャラクターを生み出しただけでこの作品は価値があり偉大なわけですが、映画的にも非常におもしろいです。何の変哲もない男女数名が事件に巻き込まれていくというサスペンスタッチの序盤から一家の実態が明らかになり狂ったように泣き叫び逃げ出すラストまで息もつかせぬ展開です。ラストのレザーフェイスがチェーンソーを振り回すシーンは名場面。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-12-23 23:32:57) |
22.展開の持ってきかたが素晴らしい。序盤の謎がかった狂人で引き込まれ、そこから驚くほどのテンポで一人ずつ惨殺されていき…大丈夫か??と思うと、終盤で爽快ともいえる勢いで見る者に恐怖を芸術という形で植えつける。もおぉぉ~たまらんっ!! |
21.《ネタバレ》 チェーンソーの暴力的な爆音。延々と流れ続ける不協和音。朝日を背にしてチェーンソーを振り回し続けるレザーフェイス。そしてあの終わり方。この映画は狂っている。完璧に狂った映画だ。だから素晴らしい。 【幻覚@蛇プニョ】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-08-27 19:28:42) (良:1票) |
20.《ネタバレ》 怪物たちの造形と、ドキュメンタリータッチの映像演出の素晴らしさは言うまでもない。しかしそれ以上に、起承転結を徹底的に無視し、次に何が起こるか分からない展開がこの映画に効果をもたらしていると思う。予定調和ではホラー映画は怖くない。まさに唯一無二の歴史的傑作。 【j-hitch】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2009-01-16 19:50:58) |
《改行表示》19.《ネタバレ》 熱心なホラーファンではないので、こういうホラーの教科書的作品を堪能出来るか否か、不安だった。しかし、冒頭の死体のオブジェやオープニングタイトルのセンス、サイコ一家のキャラ区分の見事さ、被害者パーティや加害者一家のマジか?とすら思う演技力、何より作品が醸し出す饐えた雰囲気と上質な緊張感に驚かされた。よくよく観てみれば、確かに出血量の少なさにも驚かされる。ま、何よりレザーフェイスの登場シーンに一番ビックリしたのだが。笑。ま、何しか素晴らしい。限りなく満点に近い9点でした。 蛇足ながら、筋肉少女帯の「釈迦」という曲のPVの元ネタが、この映画とは知らなかった。 【aksweet】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-12-13 23:48:40) |
18.中学生の時に軽い気持ちでレンタルして強烈な刻印を植え付けられましたねw。その後も何度か鑑賞しましたが、これを超えるホラー映画は今のところ無いです。トビーはこの作品を撮るために映画監督になったようなもの(・・・だって、その後の作品は・・・) 【Junker】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-01-13 03:40:34) |
17.《ネタバレ》 「テキサス・チェーンソー」、「テキサス・チェーンソー・ビギニング」と立て続けにリメイクされたが、やはり到底届かないのだ。あの、朝日をバックにレザーフェイスが襲いかかる、最高にいかれたラストシーン。狂気が漲っていて、奇跡的なアンバランス加減で満ちた本作は、今の時代ではもはや作ることができないだろう。キチガイ万歳。 【小塚】さん [地上波(字幕)] 9点(2006-12-28 23:58:17) |
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《改行表示》16.《ネタバレ》 1人取り逃がした時のレザーフェイスの苦悩する姿→愛くるしいです。 男を引きずりこんで激しくドアを閉めるレザーフェイス→男らしいです。 転んでチェンソーで自分の足を切ってしまうレザーフェイス→前言撤回、ただのアホでした 【プロシュート】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-10-27 08:28:24) (笑:1票) |
《改行表示》15.《ネタバレ》 「殺人鬼ホラー」としての元祖的存在でありながら、既にこの地点で完成されてしまっている。時々、映画でも何でも、「緻密な計算」と「偶然」の相乗効果によって生まれた奇跡的な傑作があるが、この作品もそのひとつと言える。当時の撮影環境のおかげもあるが、この独特な「不気味さ」「薄汚さ」は狙って撮れるものじゃない。 あっと言う間も無く、ハンマーで頭を潰され、薄汚れた鉄扉の向こうへ引きずり込まれるというシーンに始まり、常識や道徳のまったく通じない家族の異常ぶりにただ翻弄される恐怖を味わい、そして夕闇のような不吉な色に染められた朝日のなかでレザーフェイスがチェーンソーを高々と振りかざすという、爽快感すら感じる狂気のラストシーンに至るまで、すべてが問答無用の衝撃に満ちている。 【FSS】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-01-22 00:05:40) (良:1票) |
14.ホラーのなかでも有名なこの映画はやっぱりすさまじく怖い。狂ってる感じがなんといっても不気味で夢にあんなんでてきたら間違いなくもらしそうだね。ラストのほうとか特にエグい感じだし。ただ前半がちょいと退屈なシーンがあるので9点です。 【rainbow】さん 9点(2004-06-02 08:09:47) |
《改行表示》13.《ネタバレ》 大好きです。ハイ。 ある意味、様々な状況がかち合って「偶然出来ちゃった」映画だと感じる。異様な迫力と臨場感。 女優さんの怖がりぶりといい、神経を逆なでするサウンドデザインといい、なんといってもレザーフェイスの一挙手一投足から目が離せない。 特にお気に入りの動きは、最初の被害者を撲殺して鉄製ドアを思いっきり閉める所。 昔はじめて見た時はムチャクチャ怖かったし、この前見直した時はなぜか愛らしく感じた。 一応モデルはエド・ゲインなんだろうけど、ホラー界のスーパースター、レザーフェイスを生み出したこの映画に9点! 【ヒックス111】さん 9点(2004-03-22 12:21:29) |
《改行表示》12.この映画のキモは人の家に行って家族同士の喧嘩を見せられる不快さ、気まずさと ラストの踊りとエンドクレジットの間に流れる微妙な感覚の黒い間。 純粋ホラー映画として、素晴らしいデキ。 【パレポリ】さん 9点(2004-02-28 09:17:11) |
11.ホラーというよりは猟奇。一番怖いのは幽霊でも妖怪でもなく、人間である。怖すぎる作品。 【うさぎ】さん 9点(2003-12-30 14:10:33) |
10.古典的ホラーの名作です。トビー・フーパーのベストでしょう。恐いと言うよりもドキドキ感のあるサスペンス? 大体、冒頭の「これは実話を元にした…云々」っつー法螺からして秀逸。ここまでアレンジしちゃったらエド・ゲインが下敷きだなんてワカンナイってば(笑。この映画は、今や伝説的なコメンタリーも結構出るので、合わせて読むとかなり楽しめます。あの一家のジジイ役の役者は実は17歳の少年で…とか、それでなくてもメチャクチャ暑いのに女優の叫び声が癇に障ってみんな本気で殺気立ってた、とか…。最後にチェーンソー振りまわして踊ってるレザーフェイスの狂気っぷりがイイ! 【TERRA】さん 9点(2003-11-10 05:55:45) (良:1票) |
9.<ネタバレかも?>これはホラーではないですよね?ヒロインの悲鳴を真似する一家はリアリティありすぎ。ラスト、トラックのドアを開けずにチェーンソーでアタック!や、ヒロインの狂気じみた笑いを観て、監督の鬼才&イカれっぷりを感じた。怖い中に笑いもあり、もう一度観たいと思った名作です。トラックの運ちゃんは何処へ? 【コジコジ】さん 9点(2003-10-06 05:37:26) |
8.死霊のはらわた(サムライミ)とはまた違うタイプやね。どっちが上とかどうでもいいこっちゃ。まあジャカジャカ作ってくれたまえ。私は付いていく。 【電灯】さん 9点(2003-05-19 21:38:30) |
7. 最高に怖くエネルギーに溢れた作品。どこかで撮影現場の裏話を拝読し、低予算でよくあそこまで俳優がついてきたなーというのが一番の感想。主人公が箒で叩かれる場面や、老人に血を吸わすために傷を入れられる場面、最後にガラス窓をぶち抜いての切り傷だらけの逃走場面、皆、本当にやらせたそうです。 |