1.掲示板の方でサラダパックさんが紹介してらしたので観てみました。実は今までヤクザ映画は敬遠していてほぼ初体験だったのですが、しょっぱなから画面からほとばしるむせかえるような昭和の匂い、暴力の匂い、汗と血と埃の匂いに圧倒されてしまいました。頭を殴られたような衝撃、というのは正にこの事。前半で価値観や倫理観がぐるんぐるんにされて訳が判らなくなってしまいました。で、中盤、梅宮辰夫が出てきた辺りからはぐいぐいと話に引き込まれ、観終わった時にはマジで心拍数が上がってました。ホント、凄いものを観てしまった。ラストの爽やかにラジオ体操をする梅宮辰夫、それと対照的な菅原文太・・・たまらんです。ちなみに僕がこの映画のビデオを観たのは奇しくも米英軍のイラク攻撃が始まった日。「アメリカは世界の警察」という比喩がものすごく正しかったんだ、ということを再認識しました。