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動くな、死ね、甦れ!

[ウゴクナシネヨミガエレ]
Freeze Die Come To Life
(Замси-Умри-Вокресни!/Zamri, umri, voskresni!)
1989年上映時間:105分
平均点:7.38 / 10(Review 16人) (点数分布表示)
公開開始日(1995-03-18)
ドラマモノクロ映画
新規登録(2003-08-17)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2011-05-08)【にじばぶ】さん
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監督ヴィターリー・カネフスキー
キャストパーベル・ナザーロフ(男優)ワレルカ
ディナーラ・ドルカーロワ(女優)ガリーヤ
脚本ヴィターリー・カネフスキー
撮影ウラジミール・ブリリャコフ
配給ユーロスペース
エスパース・サロウ(リバイバル)
あらすじ
第二次世界大戦直後の、ソ連極東の収容所スーチャンが舞台。少年(ワレルカ)と少女(ガリーヤ)は親友同士だが、よく喧嘩もする。ワレルカはとにかく悪がきで、いたずらし放題。その挙句に、ついに学校を退学処分となる。家出をしたが、良き理解者ガリーヤはワレルカと行動を共にする。しかし、いつものワレルカの悪戯からガリーヤが巻き添えになり・・・
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3.《ネタバレ》 映画の終盤近く、強盗団から逃れた少年と少女が束の間の休息をとっている。 そのままクレーンのカメラが昇っていくと、 晴天なのか曇天なのか白い空に黒々とした木の枝が映し出される。  この後、二人は機関車に乗って晴れて故郷へと向かうのだが、 その長閑で爽快なはずの空と木の図象は、白地に黒い亀裂が入っていくような、 何やら不穏で禍々しいものとしても迫ってくる。  果たしてその予兆通り、乾いた悲劇が二人を待ち受けるのだが、 それが暗示を意図したショットであるのかどうかは定かでない。  ともあれ、こうしたモノクロの優位を活かした画面造形の妙は全編に見られる。  雪や吐息・湯気・子豚の白、機関車や泥土の黒。  手持ちとロケーションを主体としながら、計算されたかのように それら白と黒が絶妙に配置されており、 さらにその中に様々なアクションと音楽性が組み込まれる様は何度みても驚異だ。
ユーカラさん [DVD(字幕)] 9点(2015-06-23 00:54:17)
《改行表示》
2.主人公のワレルカと魅力的なガリーヤの無垢な姿に感動。  戦争が題材と言うこともあり、ショッキングなシーンの連続でした。  ドキュメンタリーかと思わせるあっという間の展開が印象的です。  重たいけれど目が離せない傑作。  
たんぽぽさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-02-10 21:54:54)
1.《ネタバレ》 何と言ったらいいのか…とにかく、とてもひと言ではコメントしようのない映画です。どうやら第2次大戦後間もない、シベリアに近いド田舎の小さな町に生きる悪ガキと、そのガールフレンドが主人公。ふたりの生きる日常が、リアルに、時にはシュールに、脈絡もなく描かれる。特に男の子の、鬱屈した心情や突拍子もない悪戯(便所をあふれさせたり、果ては機関車を脱線させてしまう!)は、実に生々しく、見ているぼくたちもいつしか彼と一緒になって「日常という名の冒険」を続けているよう(どこかの評論家が「まるでトリュフォー監督の『大人は判ってくれない』のアントワーヌ・ドワメルのようだ」と、言ってたっけ。ほんと、そんな感じです)。劇中、おそらくシベリア抑留中の日本兵が歌う”民謡”が突然聴こえてきたり、とにかくハッとしたり、おおっと唸らされたりする瞬間の連続なんです。その最たるものが、ラストシーンでしょう。まんまと大人たちを出し抜いてカネをせしめたふたりが、残忍な仕打ちを受ける。そしてその変わり果てた姿に気がふれた母親は、全裸になってほうきに跨がり、往来を駆け巡り続ける…。このあまりに残酷で、痛ましい結末は、正直トラウマになります。もう、記憶に焼き付いて消えてくれない。しかし、それ以上に、あらゆるシーンが驚くほどの詩情、「苛酷な詩(=死)の気配」に満ち満ちている。おそろしく口当たりの悪い作品であることは確かだけど、覚悟(?)してでも見る価値があると断言しておきましょう。
やましんの巻さん 9点(2003-11-14 13:28:40)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 7.38点
000.00%
100.00%
200.00%
316.25%
400.00%
516.25%
6425.00%
716.25%
8425.00%
9318.75%
10212.50%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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