《改行表示》76.《ネタバレ》 パッケージのヤバそうな雰囲気とタイトルのせいか、長年勝手な思い込みでイカれた白人(エドワード・ノートン)が とにかく無差別に黒人を殺しまくる映画だとずっと思って敬遠してきました。しかしながらエドワード・ノートンの 超有名タイトルということで一度見ておくべきと思い思い切って見てみたら、キレまくってるエドワード・ノートンから 早々に綺麗なエドワード・ノートンに生まれ変わって拍子抜け。まさかショーシャンクの空にへを思い起こさせる ような映画だと思ってもみず、意外な感動がありました。最後は絶対ノートンの方が死ぬんやろうなと思っていたのに ファーロングの方が殺されてしまいかなりショッキングでインパクトのある終わり方でしたね。 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-06-22 22:28:38) |
75.真実の行方、アメリカンヒストリーX、ファイトクラブと立て続けに見て、とんでもない俳優を見つけたと興奮したのがいい思いで。 |
《改行表示》74.やっと決心がつき、観ました。 心構えしていて良かったです。とてもとても悲しいです。 【こね】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-02-26 23:15:18) |
73.《ネタバレ》 心揺さぶられた映画。観終わった後しばらくは、架空のはずの主人公なのに、今頃どうしているのだろう、何を思い、どう生きているのだろうとしばしば考えてしまったくらい。シャワーを浴びながら無垢な幼年期を回想する映像をはさみ、鏡に映る自分の胸に彫られたハーケンクロイツを自ら手で覆う場面はただただ切ない。これから家族の再生がはじまる朝は、当然悲劇の予兆に彩られています。そしてラスト。言葉もありません。 【えぴおう】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-05-21 11:42:01) |
72.《ネタバレ》 父を殺されたデレクが犯人のみならず黒人全体(有色人種全体か)を憎んでしまった理由は白人至上主義者だった父に影響された為だと後半で明らかになる。3年で考え方がほぼ180度変わったのは未来への希望だが、個人ではここまで。弟は説得できても、他人、特にこれが集団となっていた場合、手のつけようがない。昔に比べれば随分マシになったとはいえ、根深い問題だからこういう映画やドラマがちょくちょく作られるのは意味があるのかなと思ったり。本作はメッセージ性だけでなく、面白さも一級品だからおすすめ。あれだけの体を作り上げ、役に臨んだエドワード・ノートンの力も大きいだろう。 【リーム555】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-02-05 13:31:00) |
71.《ネタバレ》 これはスゴイ映画!重いテーマなので、面白いという言葉は合わないかもしれませんが、とにかく時間を忘れて見入ってしまいました。安易なハッピーエンドはやめてくれよと思っていたら、とんでもなくバッドエンドでした。でもこれこそがこの映画の言いたかったことではないかと思います。過去を戒め、未来に向かおうというときに再び悲劇に襲われ、それでも、怒りに耐えられるのか、憎しみの連鎖から逃れられるのか。それはそのままこれからのアメリカンヒストリーに突きつけられているのではないでしょうか。 【来た別府】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-01-19 21:44:04) |
《改行表示》70.《ネタバレ》 差別という難しいテーマを、白人至上主義とそこからの悔悛、そして過去の仲間との複雑な関係という難しいバランスの中で上手く描き切っているように思う。 ■白人至上主義の兄、兄に感化されてその道に進む弟。そして兄は出所しても再び元の仲間が待っており、簡単に「悔悛した」ですますことはできない。刑務所という隔てられた環境においては悔悛できても、それを外でも貫くのは容易ではない。外=過去のつながりにおいては過去と同じような人間関係しか存在しないのだから。 ■そう、レビューを見ていると「兄の悔悛はいいとして、弟があんなにさっさと悔悛するのはおかしい」という意見が多いよう。だが、自分は少し違う見方をした。そもそも弟は「いつ」悔悛したのだろうか。兄の刑務所での話を聞いた時だろうか。だが、ナレーション的な説明が死ぬところまで続いているという事実を踏まえると、弟はまさに「撃たれる」ことによってすべてを悟り、死ぬ一瞬であのように世界を捉えなおした、そういう風に見ることも可能ではないだろうか。まさに「自らの手の下から何かが失われない限り、自らの罪は悔い改められない」 【θ】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-04-17 01:22:20) |
69.《ネタバレ》 何回観たことか。大好きな映画です。E・ノートンのあまりの格好よさに、ヒゲや髪型を真似た時期もありました。スキンヘッドじゃないよw 唯一気になるのは、弟の改心の早さくらいであって他は申し分ないと思う。 私にとっては映画として完璧に近い作品の1つと思います。 【まいるどへぶん】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-06-13 06:19:50) |
《改行表示》68.《ネタバレ》 あれれ?こんないい映画を見逃していたとは。。。 『怒ることで幸せになれたのか?』 自分自身の人生を振り返ってみれば怒った事での利益は皆無で、残ったのは苛立たしいばかりの自己嫌悪のみ。 なぜに神様は人へ”怒り”という感情を与えたのか理解に苦しむ。 結局は人は過ぎてこそ学ぶ生き物であり、先人の知恵がそこいらに転がってても自らの体験を持ってしなければそこに気付けないのであろう。 そろそろお年頃になる息子に見せてあげたいが、オープニングのファックシーンと刑務所シャワー室での例の事件のおかげで少し躊躇してしまう。 久々にもう一度見たい映画と思えて9点!! にしてもエドワードノートンはカッコイイなー。 【Pea Shan】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-05-15 01:36:24) |
67.「怒りは君を幸せにしたか?」私自身に言われているような気がしました。忘れられない言葉になりました。お勧めの映画です。 【東京ロッキー】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-12-18 17:18:24) |
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66.《ネタバレ》 因果応報というにはあまりにも可哀想であるが、序盤の黒人の家族も同じような辛さを味わったことを考えれば、考えが変わったからと言って、それでめでたしめでたしとはいかないだろう。エドワード・ノートンの演技は素晴らしかった。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-07-24 22:42:11) |
65.《ネタバレ》 エドワード・ノートンの演技には圧倒されました。黒人への強い反感を持って育ったデレク、その極悪非道な姿には正直恐怖を覚えた。白人に対する並々ならぬ恨みは父親の死と関係していて、また黒人差別者?との交流から植え付けられ生まれたものだった。デレクの転落した人生を見てなんとも言えない気持ちさせられたし、ラストの悲しみの連鎖には心が押し潰されそうだった(この後のデレクはどっちに転んでもおかしくないですね)。しかし、宗教が統一されないのと同様に人種差別もなくならい問題であって、ハッピーエンドは有り得ないことなのかもしれない。そう言う意味では人種差別と言うテーマを掲げたこの映画に、この結末は正解なのかもしれないですね。ただ、この映画を見た人達が人種差別に対して何か感じることはできると思うし、少しでも黒人差別を知るきっかけとなるといいと思う。人々へメッセージを与えることも映画の一つの役目だと思うので。 【taka-104】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-10-13 23:24:49) |
64.《ネタバレ》 重い、重い、重い、そんな映画でした。こういう映画ってなかなか人には薦められないのですが、好き嫌いは別として、やはり同じ人間として、一度は見るべき映画だと思います。ラストは衝撃でしたが、このラストがあってのこそのアメリカン・ヒストリーX かなと。 【コスッタルイ】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-07-30 18:21:54) |
63.《ネタバレ》 人種差別という重過ぎるテーマで、問題視されて久しい現在でも尚起こっている現実に警告するかのような内容でしたが、静かにも熱く心動かされてしまいましたね。兄弟の物語が軸となっているのが観易かった要因だと思います。割と単純な展開で聡明なはずのデレクの改心理由がいささか甘い感じがしますが、ラストにダニーが撃たれてしまった事に抜けることのできない負の連鎖と根深さを感じさせますし、主題が明確になっています。また、人種差別の契機として若者の怒りが扱われているのも興味深いです。大概において自分自身でもその源が不明瞭な衝動的な若者の怒り。これはどんどん蓄積され何か不快な事に対して発散させても、それは所詮真の理由ではないので怒りのゲージはすぐに元通りの満タンになってしまう。そんな虚しい様が良く描かれています。実際にデレクが怒りのままに暴れ殺人を犯してしまうシーンがバイオレンスに痛々しく描かれているのは、逆説的に暴力を否定しているように思えます。・・・それにしてもエドワード・ノートン!恐ろしく巧いです。前に観た彼の出演作が「世界中がアイ・ラブ・ユー」の優男だったので尚更ビックリしてしまいましたよ。それからファーロングも何かこんな役ばっかりな気がしますが、似合っているので良いでしょう。 【ミスター・グレイ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-05-01 18:07:43) |
62.《ネタバレ》 重い。かなり衝撃をうけた。ダニーはころされてしまうほど、わるいことしたかな?そこがすこし疑問ですが・・デレクが刑務所にはいってから改心する。そのいきさつがすごくいいです。ともだちになった黒人のことば、何てことないことばなのかもしれませんけど・・「俺はアホな黒人だが、スーツにやつあたりはしねえ。俺にだってあたまにくるシーツはある。」そしてその青年はテレビを窃盗して懲役6年。デレクは二人殺害して3年。これがほんとうにアメリカの現実なのでしょうか?そうだとしたらつらすぎる。差別のある世界でどう生きるべきなのか、ほんとうに真剣にかんがえさせられました。 【ギニュー隊長★】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-09-23 13:53:49) |
61.差別って、「イジメ」じゃなく、「怒り」なんですね。自分の中の怒りを解決できない人が、ナショナリズムで処理をすると、差別になるんですね。この映画のストーリが単純に見えるのは、差別が「怒り」という単純な感情によるものだから。だからこそ、差別問題の解決は難しいのかなと思いました。怒りんぼはいけません。周りに幸せをふりまく人生がいいです。最後の引用は、誰の言葉なんでしょう? 【よしふみ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-21 23:09:40) |
《改行表示》60.《ネタバレ》 驚愕のラスト。痛々しい。あまりにも痛々しい。自業自得といえば それまでなのかしかしここまで痛々しいラストをもってくるのかと でもそれのおかげで最良の映画になりました。 【とま】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-06-17 20:03:25) |
59.《ネタバレ》 あれだけの恨みの種を撒き散らしてしまったデレクが最後は家族円満に暮らしていきました・・なんてハッピーエンドで終わる訳無いんだよな、って事は途中から感じてただけに、中盤からラストに至るまでのストーリーがとてもキツかったです。恨みとは人を悲しませるものであり、憎ませるものであって結局は新たな恨みで返ってくるものでしかないんだ。人種に対する怨恨、デレク本人でなく弟が殺されるラストからは痛々しいほどそれが伝わってきました。しかし、デレクの恨みの対象は人種によるものとなっているのだけど、本当にそれだけであれ程までに膨れあがるものなのか。それを考えただけでも恨みって・・・ねぇ 【ホーラン℃】さん 9点(2004-10-09 19:03:05) |
《改行表示》58.エドワード・ノートンのあの体・・めちゃ鍛えたんやろうな・・・。ホレ直した!かっこよすぎ!! 人種差別とかって永遠のテーマなんやろうな・・日本人(私)にはピンとこないけど・・・。 【テンダータッチ】さん 9点(2004-09-20 22:13:24) |
《改行表示》57.歴史とは個々人の心の在り様の集大成としてある。世界の至るところで人々が憎しみを連鎖させ、負の歴史はつくられていくのだ。そこに出口はないのだろうか? この映画は改めてその可能性を信じることの困難さを見せつける。無邪気な救いは無慈悲に閉ざされ、どうしようもない救われなさだけが残るラストシーン。 お互いが分かり合える足場を失った状態でも、人が人を理解する希望を失わないこと、その為に僕らは如何したらいいのか? そもそもそういった方法論は有り得るものなのか? 僕らは昨今のイラク情勢により、憎しみの連鎖というものが如何に根の深い問題かを知っている。その救われなさは既に自明なのだ。その先の道筋へ、仄かな希望の光を見出すこと、そんな作品としての方法論に現実性があるのかどうか。今こそ確信的なコミットメントへの志向を期待したいものである。 「もしあなたの人生が、それほど筋のとおった理由もないのに、どこかの誰かの人生とからみあってきたら、その人はおそらくあなたのカラースの一員だろう。人はチェス盤をつくり、神はカラースをつくった。」(カラースとは、民族や制度や階級などに全くとらわれない、神の御心を行うためのチームのことである)~カート・ヴォネガット・ジュニア『猫のゆりかご』 ボコノン教教義より~ Peace! |