2.「シンプル is best. ベタ is better.」のお手本。まったく飽きずに進む前半、人の情をええ塩梅にからめる後半・・観る側のキモチをきっちり酌んでくれてる作り手の腕を感じます。香港発’90代ピュアな恋愛映画では、本作と『星願』『ラヴソング』・・この3本柱は昨今ハヤリの純愛運命路線にヒケを取らないと思っています。電話や写真やペンが出るたびに「これ伏線か?これほんまは誰や?」と疑わなくて良いのです。頭も心も空っぽにして爽やかに泣ける香港映画、大好きよ。カリーナ・ラウがメイク濃い目の栗原小巻してる。