《改行表示》5.《ネタバレ》 50年代のかわいい香川京子さん目的で鑑賞。 最後のウインクに悩殺されました。夏祭りのシーンでは美声も聞かせてくれます。 内容的にも心あたたまるストーリーでした。 加東大介がいい人なのに京子さんに誤解される役でお気の毒でした。 【とれびやん】さん [インターネット(邦画)] 9点(2020-04-30 17:23:43) |
4.《ネタバレ》 いくつも悲しい出来事がやってきて強くならざるを得ないおかあさん。それを家族に感じさせず、普通にやってしまうところがおかあさんのスゴさ。田中絹代は理想ではなくありのままのおかあさんを演じてみせた。「あなたは幸せですか?」のナレーション。「あなたたちが幸せならわたしは幸せですよ。」きっとなんのためらいもなく、そして心から母はこう答えるだろう。おかあさんという生き物は素晴らしい。そして香川京子。毎度同じく自分の目は彼女に釘付けでした。肩をすくめる、ペロっと舌を出す、ウインクその他もろもろ。こんな事を許せるのはぶりっこアイドルとあなただけです。というかアイドルなどあなたの足元にも及びません。たまりません。ヨダレもの。本当にありがとう。ごちそうさま。 【オニール大佐】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-10-22 20:25:33) |
3.《ネタバレ》 ナレーションから目線でのヒキとヨリによるカット割りが見事。簡単に演出してしまえばただの説明になる「クリーニング屋」の看板も、子どものまたを通して逆さに描けば見事なまでに表現へと色を変える。ナレーションが冒頭と終盤で多用されるが、彼女の目線から見た母はいつも清らかで強く見える。だが、そんな子どもたちの視線から抜けたその瞬間の母の弱さ、脆さ。一切台詞で感情を言わず、目線が全てを物語る。強い母の目、今にも崩れてしまいそうな危なっかしい表情、そして愛に満ちた柔らかな母の目。地球上の全ての人間が共有できる母への愛、あるいは母の愛情。あまりの清らかさに忘れかけていた母への感謝の気持ちを思い出させてくださった。僕はこの作品を鑑賞後、大慌てで実家の母に電話した。そして「お金送ってください」と甘えた声を出した。最低だな、と思いながらも「もっと早く言ってきなさい」という母の優しい声に涙が零れそうになった。感謝感謝。 【ボビー】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-03-02 02:04:09) |
2.《ネタバレ》 この映画を見ながら思うのは人はどんな形でも明るく生き、幸せになる権利があるということ。そして親の愛情がどんな形でも次の世代に伝わればそれで「すばらしい人生である」。最強の香川京子、そしてお母さん田中絹代に乾杯。 【Nbu2】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-10-07 00:52:00) |
1.戦後、女性たちが母親として、どのように生きてきたのか、を具体的に、鮮やかに描いていると思いました。・・・・そこには、家族の幸福こそが自分の幸福なのだ、人のためにならなければいけないと、自分を殺して尽くす女性の姿がいます。・・・・・息子が死に、夫が他界し、娘を養子に出し、、、、加東大介は自分の働き場を求めて離れ、妹の預かった子は、やがて母親の元に帰るでしょう。そして香川京子は、あと数年でパン屋に嫁いでいく。そうすると、息子、夫、娘たちのために尽くしてきた田中絹代は、ひとりぼっちになってしまうわけです。・・・・それではおかしい。理不尽である。・・・・という気持ちが強くわいてくるので、泣けるというよりも、むしろ社会の仕組みについての憤りの方が強くなってしまいました。そして、香川京子のさいごのナレーション、「お母さん、あなたは本当に幸せなの」という問いかけが、強く心に響きます。・・・・・つまり、一人の母親の献身的な姿を感動的に描いた映画だったのだろうか、それともそういう不幸な女性を生み出す社会を告発した映画だったのだろうか。たぶん、その両方だったのでしょう。だから、実は、解釈が結構難しい映画かもしれません。・・・・・あと、見ていて「キューポラ~」を思い出しました。吉永小百合もいいけど、こっちの香川京子の方がかわいいかもしれない。 【王の七つの森】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-09-24 00:58:00) (良:1票) |