3.《ネタバレ》 行定監督の傑作でしょう。凄くよかったです。いわゆる誰かを主人公にしてその人に起こる出来事を問題にするような、一般的な映画とは違い、世の中の(といっても広い世界ではないが)日常がうまく表現されている。そのドラマになりそうもないところを映画にしているところが、落ち着くし、見ていて凄く引き込まれた。そして、大学生である自分がどっかで見たことあるような光景、台詞があちこちにちりばめられていた。それはうまく日常を表現できているからではないでしょうか。また、出演者の演技も自然でよかった。自分にとっては凄く心温まるというか、居心地の良い映画でした。ただ、すべての事件が、主人公たちと少なからず絡んでいたところに非日常性を感じたのでマイナス1点にしてみました。