ロリータ(1997)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ロリータ(1997)

[ロリータ]
Lolita
1997年上映時間:138分
平均点:6.00 / 10(Review 51人) (点数分布表示)
ドラマリメイクロマンス小説の映画化エロティック
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タイトル情報更新(2022-12-26)【イニシャルK】さん
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監督エイドリアン・ライン
演出ダニー・アイエロ三世(スタント・コーディネーター)
キャストジェレミー・アイアンズ(男優)ハンバート・ハンバート
ドミニク・スウェイン(女優)ロリータ
メラニー・グリフィス(女優)シャルロット
フランク・ランジェラ(男優)キルティ
スザンヌ・シェパード(女優)ミス・プラット
ベン・シルヴァーストン(男優)若き日のハンバート・ハンバート
ロナルド・ピックアップ(男優)ハンバートの父
ハリー・ハーシュ(女優)バニースーツの少女
佐古正人ハンバート・ハンバート(日本語吹き替え版)
小林さやか〔声優・1970年生〕ロリータ(日本語吹き替え版)
鈴木弘子シャルロット(日本語吹き替え版)
壤晴彦キルティ(日本語吹き替え版)
沢田敏子ミス・プラット(日本語吹き替え版)
喜多川拓郎(日本語吹き替え版)
片岡富枝(日本語吹き替え版)
原作ウラジミール・ナボコフ「ロリータ」(新潮文庫)
脚本スティーヴン・シフ
音楽エンニオ・モリコーネ
編曲エンニオ・モリコーネ
挿入曲エラ・フィッツジェラルド"T'ain't What You Do (It's The Way That Cha Do It)
ドミニク・スウェイン"My Carmen"
撮影ハワード・アサートン
製作マリオ・カサール
ジョエル・B・マイケルズ
配給東宝東和
美術ジョン・ハットマンプロダクションデザイン
レイ・クルーガ美術監督(Central Texas)
編集デヴィッド・ブレナー〔編集〕
字幕翻訳松浦美奈
スタントJ・アーミン・ガルザ二世(カメラ・カー)
その他エンニオ・モリコーネ(指揮)
マイケル・S・グリック(ユニット・プロダクション・マネージャー)
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4.《ネタバレ》 キューブリック版(1962版)と比較すると、本作は15分も短いにもかかわらず情報に過不足がないベストな仕上がりだったと思います。例えるなら本作エイドリアン版は文芸的で、キューブリック版はコメディといったところでしょうか。

本作ではハンバートとロリータそれぞれの心情が理解できるよう、各シーンがとても丁寧に作られています。ハンバートは14歳の初恋の呪縛から永遠に逃れられない不幸な男で、彼は初恋の面影を勝手にロリータに投影し、その身勝手な想いを彼女に対して一途に貫きます。対するロリータはその気持ちを知ってか知らずか、その奔放さでおじさんを手玉に取ります。仕方がないとはいえ、お互い依存しあう関係性が悲しくも必然的で、妄想上のエロさを加速させています。
ロリータの足がハンバートに頻繁に触れたり、ロリータがズボンを踏んで横切るシーン、噛みかけのガムなど、、エロ目線で見ると途端にエロくなってしまう表現も非常に素晴らしかったです。反面、終盤、手紙が届いた以降もまた違った意味で素晴らしいです。ロリータがキルティに抱いていた気持ちを聞いた時に全てを悟って全財産を渡すシーンは悲しすぎます。運転席からロリータを見た時に彼の理想像がオーバーラップするシーンはまさに初恋の呪縛から一生逃れられないことを決定づけています。

本作ではキルティの扱いが特に上手く、虫が燃えるシーンでの重要なセリフが後のハンバートを追い詰める過程でとても効果的に作用しています。ハンバートの心情をも表していたように思いますし、キルティに激しく嫉妬の炎を燃やすラストは悲惨です。愛していた(所有していたかった)彼女を奪われた悔しさは計り知れないものだったのでしょう(人間として全く歪んでいますが)。そういった意味では、、趣味として一線を越えなかったキルティはある意味正常な大人であったとも考えられます(正常とは言い難いが)。

明らかにハンバートは人間として壊れてしまっていますが、初恋の呪縛から逃れられない哀れな想いと自身のせいで自分の人生が破滅してしまった悔しさは理解できます。非常に虚しく悲しいラスト、芸術作品としては申し分のない仕上りでした。(各演者も最高の演技でしたが、ママさんの退場方法だけが少々強引で違和感を感じましたので減点しました)
アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 9点(2019-09-19 14:15:19)
3.なんかジーンとくる映画だったね・・・ドミニク・スウェインいいね。
ピエロさん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-10 20:39:03)
2.《ネタバレ》 遠い昔に失った初恋の人を思い続けて独身を通す人は珍しくないと思います。初老となってからロリータに偶然出会ったハンバート。ロリータは幼く無邪気な子供が好奇心丸出しでハンバートに接しているのに、理性も教養も持ち合わせているはずのハンバートは自制しようとするも効かず虜になってしまいます。ロリータの心が自分から離れて行くのを悟った時点で、ここらが潮時、いい夢見さしてもらったと自ら身を引くべきでしたね。アイアンズにそのような役どころは不似合いですか♪ 子供を宿してオバサン臭くなったロリータと再会した時のハンバートの絶望感は、自分の想像を遥かに超えるものなのでしょうね。何処の誰か分からない若い旦那は許せても、キルティは許せず挙句の果ての凶行は歪んだ嫉妬心からのように感じました。踏みとどまる事ができない者の悲しさを感じた作品でした。
The Grey Heronさん 9点(2004-01-27 01:01:26)
1.自由きままに生きるドロレスにちょっとあこがれる。現実味のない絵(画面?)がステキ☆
天丼さん 9点(2001-09-25 11:34:14)
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【点数情報】

Review人数 51人
平均点数 6.00点
011.96%
100.00%
223.92%
347.84%
447.84%
51121.57%
659.80%
71325.49%
847.84%
947.84%
1035.88%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review2人
2 ストーリー評価 7.80点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.80点 Review5人
4 音楽評価 9.00点 Review3人
5 感泣評価 8.33点 Review3人
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