イブラヒムおじさんとコーランの花たちのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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イブラヒムおじさんとコーランの花たち

[イブラヒムオジサントコーランノハナタチ]
Monsieur Ibrahim et les fleurs du Coran
2003年上映時間:95分
平均点:5.79 / 10(Review 28人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-11-20)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2004-11-21)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2019-08-12)【Olias】さん
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監督フランソワ・デュペイロン
キャストオマー・シャリフ(男優)イブラヒムおじさん
イザベル・アジャーニ(女優)映画スター
脚本フランソワ・デュペイロン
配給ギャガ・コミュニケーションズ
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1.60年代初頭のパリの裏町を舞台に、家庭に恵まれない孤独な少年と、彼に愛情を注ぐイブラヒムおじさんとの心の交流を描く・・・というといかにもありがちな話ではあるのだが、込められたメッセージはあまりにも深く、重い。最後の肉親であった父親に裏切られたユダヤ人の少年は、異教徒であるイブラヒムおじさんの養子になりたいと願い出る。彼にとってユダヤ人としてのアイデンティティは家族の裏切りによって完全に否定され、イブラヒムおじさんこそが彼の欲していた全てを与えてくれる存在であったことになる。だが人生に必要なものは全てコーランの中にあると言い切るイブラヒムおじさんの孤独な半生が明らかになるにつれて、実は少年モモの存在こそが、おじさんの人生にコーランだけでは決して与えられなかった最後の一片であったことがわかってしまう。二人の旅するおじさんの故郷、そこは赤茶けた大地の中にわずか4、50軒の家が肩を寄せあう貧しい村だ。その村からフランスに渡り、何十年もの歳月を黙々と働き続けて来たおじさんにとって、モモはその長い人生が決して無駄ではなかったことを証明する一つの光明でもある。底辺で生きる人々のささやかな幸福を描いた作品はいつも、心の中に一筋のやるせない翳りを残し続ける。パリの裏町でひっそりと数十年間に渡る地味な人生を歩き続けたイブラヒムおじさんの孤独は、オマー・シャリフの名演技と共に永く記憶に残り続けるだろう。
anemoneさん 9点(2004-11-30 01:12:01)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 28人
平均点数 5.79点
013.57%
100.00%
213.57%
313.57%
4310.71%
527.14%
6932.14%
7828.57%
827.14%
913.57%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review2人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 9.00点 Review2人
5 感泣評価 9.00点 Review1人
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【ゴールデングローブ賞 情報】

2003年 61回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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